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樺沢紫苑「集中力がすべてを解決する 精神科医が教える「ゾーン」に入る方法」

・本書は、「情報発信によるメンタル疾患予防」をビジョンとし、累計100万フォロワーに情報発信をしている精神科医で作家の著者が、
かつて「仕事に忙殺され、酒びたりの不健康な勤務医」だったが、「大切な家族や仲間に恵まれ、「健康」「つながり」「成功・お金」と三つの幸福のすべてを手に入れる」という変化を手に入れるための集中力、パフォーマンスを高める方法について紹介した1冊。

・コロナ禍を通して、テレワーク、リモートワークが普及し、自宅やシェアスペースなどで仕事ができるようになった。
・一方で自宅で仕事をするということは、1日の仕事、進捗の管理などを、すべて自分一人で行う必要が出てきた。
・自分一人でできる人には、とても良い働き方だが、「言われたことをやる」だけの指示待ち人間にとっては、自己管理ができず苦労している人も多いよう。
・AI時代は、「エンタテイメントの時代」とも言われるが、精神科医の著者から見ると「依存症」の時代とのこと。この時代ほど、「集中力」が必要なのだ。
・集中力低下には、3大原因があり、そのうちのひとつが「脳疲労・ストレス」である。
・「脳疲労」とは、脳が「お疲れモード」になっている状態。精神的なストレスがかかっている場合も多く、ストレスホルモン(コルチゾール)が持続的に上がると、注意力・集中力の低下にさらに拍車がかかる。
・慢性的な疲労やストレスを防ぐためには、自己洞察力を高めて、「自分が疲れている」ということに、できるだけ早く気付いて、ストレスの原因に対処することが重要なのだ。
※その他の原因の詳細(1日のリズム、疲れ・ワーキングメモリの低下)については、本書をお読みください。 

・本書は、「健康よりも上の状態」を目指している。「健康」「つながり」「成功・達成・お金」のすべてが手に入っている「絶好調」ではなく、さらにその上の「ゾーン」を目指すことを提案している。
(心理学では「フロー」とも言う)
・ゾーンとは、「仕事やスポーツなど、今、その瞬間に完全に集中し、普段よりも高いパフォーマンスが発揮できる。それでいて疲れ知らずで、気がつくと何時間もたっていた」という状態である。
・ゾーンは入るためのひとつに、「心と体を整える」がある。睡眠時間6時間以下の人は、脳疲労の入り口にいる。脳疲労を起こしている人は、ベースとなる集中力がそもそも普通以下なので、ゾーンに入ることが難しい。普段から心と体を整える生活習慣を身につけることが重要である。
・また、「スマホを遠ざける」もゾーンに入るための方法のひとつだ。ゾーンに入るには、集中力を妨げる「横やり」を、可能な限り減らすことが必要。そのためには、スマホの電源をオフにして、カバンの奥にしまうこと。
・「できれば、部屋の中にスマホを置くべきではない」と著者は語る。著者の場合、原稿の執筆なもネット環境が必要ない場合は、ネットにつながらない、Wi-Fiをオフにするなど、ネット環境自体を遮断している。
※心と体を整える最も簡単な方法ならびに、その他のゾーンに入る方法7つについての詳細は、本書をお読みください。

・本書は、『絶好調の境地「ゾーン」の入り方』という序章から始まり、『「インプット」を変えると集中力が最大化する』『脳力を吐き出せば、仕事の「スピード」と「質」は上がる』『トップギアの脳は「自己洞察力」で決まる』『脳の棚卸しでパフォーマンスを上げる』という4部で構成されており、
◇「◯◯◯◯◯◯◯◯」を使いこなす
◇仕事の9割は「◯◯(◯◯◯◯◯◯)」
◇初公開!「樺沢式TO DO リスト」
◇ポジティブ思考を養う「X(Twitter)術」
◇折れない自分を作る「失敗と成功の整理術」
など、「時間・健康・成果・幸福」が手に入る集中力とパフォーマンスの高め方の術が大公開された内容となっている。

やるべきことを早く片付けたい方は必読です!

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