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日下部理絵、高橋正典、畑中学「絶対に失敗しない 中古マンションの見極め方」

・本書は、マンショントレンド評論家、不動産コンサルタント、不動産相談室株式会社代表取締役といった不動産に関するエキスパート3名が、中古マンションに関する悩みを解決するために、書かれた1冊。

・中古マンションを購入、あるいは売却するとき、
◇不動産会社のアドバイスが本当にこちらの利益になるのかわからない
◇新築と中古、どちらが自分にとって得なのか、どう判断したら良いかわからない
など、「的確な判断ができない」=「判断が分からない」ため悩んでしまう方が多い。
・本書では、そんな悩みや解決するために、売買に必要な判断基準が具体的かつ簡潔にまとめられているので、「このような時は、これとこれを比べて判断すればプラス効果が大きい」と、迷うことなくベストな選択をすることができるのだ。
・前提となる知識(価値観や動向、新築や中古のがいよう、管理状況、売買方法、資金計画や住宅ローン、リフォーム、売買のコツ)も詳述されており、本書を通読すれば満足のいくマンションの売買が必ずできると著者は語る。

・新型コロナウイルスの流行がきっかけで、生活における価値観や様式は様変わりした。「住まいに対する価値観」もその一つだが、これはテレワークの普及による影響が大きいとされる。
・ある調査の「テレワーク実施率」を見ると、全体で45.2%と半数近くの企業が実施している。また、テレワークの実施回数で3番目に多いのが週5日で、19.0%の方々がほぼ出社しないで仕事をしており、オフィス以外の場所で働くことになった人たちにとって、スペースの確保は喫緊の課題といえる。
・テレワークを実施する際、多くの人が自宅で行っていると推測される。これは、これまで住むための場所であった自宅が、コロナ禍によって「住居かつ働く場所」へと変化したことを意味する。
・つまり、今後の住まい選びは、その点も考慮する必要があるということだ。
・コロナ禍以降、自宅で仕事ができるようにワークスペースを確保するスモールリフォームが増えている。
・テレワーク専用の部屋を設けることができない場合、パーテーションなどの間仕切りで空間をつくることをおすすめしている。
・アクリルパーテーションなどの透明素材を用いることで、圧迫感のない部屋にすることができる。
・また、オンライン会議など、カメラに映る背景が気になる場合は、デスクの配置を変えるだけで部屋の印象をガラリと変えることができる。
・さらに、完全に遮断されたワークスペースとはならないため、仕事に集中しつつ家族を身近に感じられるというメリットもある。
※スモールリフォームの事例は↑のを含めて3つ紹介されているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「コロナ禍で変わったマンション市況と最新トレンド」「新築vs中古マンションの購入・売却時に得するのはどっち?」「失敗しない中古マンションの選び方」「中古マンションの買い方」「中古マンション購入に必要なお金」「リフォーム・リノベーションのメリットとデメリット」「賢いマンション売却のイロハ」という章で構成されており、
◇中古マンションの魅力、周辺環境、エリア、学区など
◇中古マンションの「買う」から「買った」までの流れ
◇内見時に物件で見るべき点とやってはいけないNGごと
◇リフォーム費用はいくらまでかけるべきか
◇高く売るためにチェックすべき購入時のポイント
など、マンションの売買で役にたつ知識やノウハウが収録された内容となっている。

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