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高木芳徳「トリーズの9画面法」

・本書は、人材開発を職務とし、ソニーグループの「多様性を活かした成長の場 PORT」の企画リーダーである著者が、200万件以上の特許で、定量的に検証・ブラッシュアップした、分野を超えて利用できる、優れた発明と問題解決の理論であるトリーズ(TRIZ)のなかで、とくに課題設定におけるベースとして重視されているフレームワークの「トリーズの9画面法」の概要ならびに活用法について紹介した1冊。

・トリーズ(TRIZ)はロシア生まれの「発明的な問題解決理論」であり、1950年代に特許捜査官とその弟子たちによる特許研究をベースに作られて以来、世界中に広がり、さらに発展を続けている。
・この理論は、「分野を超えた共通性」を意識して作られており、200万件以上もの特許を使って科学的に検証・ブラッシュアップし続けたことにより、他に類を見ない、非常に優れた問題解決の理論となった。
※トリーズの詳細は本書をお読みください。

・トリーズの中で、課題設定におけるベースとして重視されているのが、本書で紹介されている「トリーズの9画面法」である。
・「トリーズの9画面法」は、まず紙に、◯×ゲームのように4本の線で「井」の字を書き、3×3、計9つのマスに分ける。
・次に、それぞれの方向(軸)に名前を付ける。
(横方向には時系列(過去→現在→未来)、縦方向には、包含関係にあるシステム(上位システム/システム/下位システム)を記載する。
という手法自体はシンプルなものである。
・このように、「包含関係×時系列」で情報を整理することで、アイデアや企画が浮かびやすくなったり、ぐっと伝わりやすくなるのだ。

・著者は、「9画面法」を使うようになってから、情報の「整理」→「発送」→「伝達」が一気通貫でできるようになり、誰も成し遂げてくれなかった仕事の達成や、理解されにくい探索的な提案も仲間たちと共創して実現できるようになった。
※著者の中で印象に残っている出来事として、「新規事業で開発したての機能を自ら営業し、製薬会社から受注が取れたこと」とのこと。

・トリーズの9画面法は、「横3画面」と「縦3画面」を組み合わせた9つの画面からできている。
・まずは埋めやすい領域から埋めること。そして、残りの画面についてもラベルを参考にしながら埋めていく、その後、それぞれの画面が、時系列的につながっていることを意識して、書いた内容をブラッシュアップしていく。
※トリーズの9画面法の書き方、考え方の方については、本書をお読みください。

・本書では、「トリーズの9画面法の招待」「トリーズの9画面法を知る」「9画面を活かしたコミュニケーション」の3部構成となっており、「トリーズの9画面法で得られるもの」「トリーズの9画面法の書き方(時間軸・空間軸・システム軸)とそのコツ、事例(アイデア・分析、観察・未来予測・自己紹介など)」といったあらゆるアイデアの「整理-発想-伝達」が1つでできる思考支援ツールである「トリーズの9画面法」について解説した内容となっている。

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