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堀口龍介「即決!営業道場 1年目から結果を出す」

・本書は、ひょんなことから、22歳で営業の世界に入り、全国の訪問販売会社を渡り歩いて独自のノウハウを試し、1年以上在籍したすべての会社で、年間売上1位を達成するなどし、19年目で学習教材の訪問販売会社を立ち上げた著者が、自身が生み出した「即決営業メソッド」を5段(5章)に分け、さらに41の心得に分けて解説した1冊。

初段 心得 其の一「なぜ「半年以内に結果を出せるのか?」
・営業とは「技術の集合体」である。
・営業マンは、3ヶ月〜半年以内に結果を出せるようになるが、もし半年経っても結果が出ないなら、学んだ技術が間違っているか、「心÷技・体」の鍛え方のバランスが悪いかのどちらかである。
・営業の原理原則に沿って、商品に当てはめたトークをつくり、正しい順序で堂々と伝えれば、成果は上がるのだ。
・じつは、自己流でやってきたベテラン営業よりも、ゼロから営業を学ぶ新人のほうが、変なこだわりがなく早く成長する。だから著者は、「新人営業マンこそ即戦力になる」と言い切っている。
・「売れるトーク」を覚えてひるまず実践すれば、心・技・体の力で、翌月からしっかり結果を出せる。だから、年齢や経験値は関係ない、と著者は語る。

初段 心得 其のニ 最速で売れる営業マンになれる方法
・最速で売れる営業マンになる方法の一つとして、「自社の「営業の特徴」を知る」ことが挙げられている。
・ビジネスには、「粗利感覚」が大切である。粗利20%の商品を100万円で売るのと、粗利80%の商品を100万円で売るのでは「高い」というお客様へのトークも変わってくる。
・会社としても、粗利が大きいほど営業マンの報酬に還元できる。つまり、「評価は売上ベースでも、報酬は儲けベース」なのだ。
・この点を分けて考えないと、「こんなに売ったのに報酬が少ない」と思い込み、会社に不満を持ち続けることになる。
・逆に、粗利を踏まえて「俺が会社を儲けさせてやる」くらいの気持ちで営業活動をおこなえば、一目置かれて大切にされるのだ。
・このように、自社の営業の特徴をあらかじめ分析しておけば、どのトークに力を入れればいいのか、最適な戦略が見えてくるのだ。
※本書では、著者が経営している会社と、学習教材の訪問販売を比較した解説を通じて、トークの方向性を可視化したものが収録されているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「新人営業マンこそ即戦力になる」「まず「売り」を鍛えよ」「即戦力の極意は「引いてから足せ」」「デキる新人こそ競争大好きになる」「「新人の十年後」も成功を続けられる絶対法則」という章で構成されており、半年以内に結果を出せる「営業の極意」が紹介された内容となっている。また、巻末には、QRコードで読み取る解説動画が10本収録されている。

お客様に即決していただく「営業」について学びたい方はぜひご一読ください。

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