・本書は、クラウドを活用したエンタープライズシステム構築に強みを持つクラウドインテグレーターである「株式会社FIXER」のメンバーが執筆し、Microsoftのメンバーが監修した1冊で、ビジネスパーソンが簡単にデータの収集、変換、可視化、リアルタイム分析を行うことができるツールの「Microsoft Power BI」を現場がすぐに利用できるように解説した1冊。

・「Power BI」とは、データアナリストや情報システム部門の人材にかぎらず、専門知識がない人でも、簡単にデータの収集、変換、可視化、リアルタイム分析を可能にするデータ分析ツールである。
・BIツールを使えば、グラフやチャート図などの多彩なビジュアル要素をドラッグ&ドロップで画面に並べて、データを編集するだけで、視覚的にわかりやすいレポートが作成できる。
・このため、データの前処理や、統計解析に関する難しい知識も不要なのだ。
・Power BIは従来のBIツールと異なり、
①操作が簡単で、
②現場の社員自らが「必要な情報を、必要なタイミングで」レポート作成でき、
③さまざまな分析軸で問題発見と課題解決
を可能とする。
・このような特徴を備えたBIは「セルフサービスBI」と呼ばれ、Power BIはその代表的なツールである。
※本書では、①〜③について詳しく解説しているが、詳細は手に取ってお読みください。

・Power BIを活用すると、現場主導でデータ分析・可視化ができるので、ビジネスの意思決定や戦略立案はもちろん、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進にもつながる。実際に、現場の社員によってPower BIのデータ分析・可視化が、現場の業務改善やビジネス拡大に活用されている。
・本書では、「不動産・教育・建設」の事例が紹介されており、
◇アンケートの集計を自動化して業務効率化
◇学校の志願者・入学者の状況をリアルタイムで集計し、即座に可視化して状況把握
◇システムトラブル対応記録の可視化
◇退学する学生の動向要因分析
◇情報共有に関する課題の解決
などが実現されており、業界や業種、企業規模にかかわらず、現場DXを推進するデジタルソリューションとして、Power BIはさまざまなビジネスシーンで利用されているのだ。
※Power BIで利用できるサービス、分析できるデータはどのようなものかについての詳細は、本書をお読みください。

・本書は、「Power BI」の基礎知識や使い方などの基礎についてわかりやすく解説した「基本編」、「Power BI」の実践的な利用方法を解説した「リファレンス編」、「基本編」「リファレンス編」を踏まえて学んだ知識を活用し、「契約分析レポート」の作成を行い、Power BIの一連の流れを学ぶことができる「ハンズオン編」の3部構成となっており、Power BIを初めて触れる方でも現場ですぐに利用できる内容が収録されている。

データ収集、可視化、分析を専門知識なしで簡単に実現したい方はぜひご一読を！
執筆したメンバーが所属する株式会社FIXERの経営企画チームのスタッフのひとりは、プログラミング経験がなかったそうですが、Power BIを使って週次の売上管理を可視化したとのことです。

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