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樺沢紫苑「記憶脳」

・本書は、「情報発信によるメンタル疾患の予防」をビジョンおし、YouTubeやメールマガジンなど累計100万フォロワーに情報発信をしている精神科医の著者が、人生が変わる「真の脳の使い方」について解説した1冊。

・本書(記憶脳)を読んで得られること(メリット)は、
①脳の衰えや認知症を防ぐ
②成績が良くなり、試験に合格する
③自己成長が猛烈に加速する
という3つが挙げられている。
・脳をあまり使わないでいると、働きは低下し、記憶力は衰えていく。あるいは脳細胞もドンドン死んで、脳が小さく縮んでいく。
・毎日ボーッとした刺激のない生活をしていれば、脳は衰えるが、脳を鍛えることで、記憶に関して重要な働きをする「海馬」の細胞数を増やし、さらには海馬の体積を増やすこともできるのだ。
・最新の脳科学の知識や情報を上手に活用して、脳を活性化させ、今よりも記憶力を強化する。そして脳の衰えを防ぎ、認知症を予防することが可能である。
※①〜③のメリットを確実に得るための「基本戦略」についての詳細は、本書をお読みください。

・「覚える」「暗記する」「記憶する」。物事を頭の中に入力して記憶させる行為は、脳に対する「インプット」(入力)と考える人が多いが、実はインプットを一生懸命やっても、記憶の効率は上がらない。むしろ、記憶したければアウトプットを頑張るべきなのだ。
・脳は、何度も書くことで、あるいは実際にテストや試験などでその知識が活用されることで、「これは重要な知識である」と重みを持たせる。
・「重要な知識である」と認識された知識は、「長期記憶」として定着するが、「重要でない」ものはドンドン忘れるようになっていく。
・記憶するためには、何度もアウトプットしてその情報を使用し、「この情報は重要です!あということを、脳に教えてあげればいい。結果として、アウトプットしたものは、しっかりと記憶に残る。これが、「記憶の大原則」である。
※アウトプットして記憶に残すための記憶術として「書くだけ記憶術」と「ストーリー化記憶術」の2つを軸として説明しているが、詳細は本書をお読みください。

・本書は、「『記憶脳』を鍛えることで得られる3つのこと」「無理に詰め込まなくていい〜精神科医の『アウトプット記憶術』」「記憶力に頼らずに成果を最大化する〜精神科医の『記憶力外記憶術』」「感情が動くと記憶も強化される〜精神科医の『感情操作記憶術』」など合計6章で構成されており、
◇メモをどこにするのが効率的か(紙orデジタル?)
◇何年も前に見た映画を覚えていられる理由
◇10年以上前のカレーの味、200軒分以上を記憶した方法
◇記憶の効果を2倍、3倍にする方法
◇26分の仮眠で仕事効率が34%もアップする
など、自分の記憶力を増強させるための脳の使い方ならびに記憶術が紹介された内容となっている。

受験勉強や日常生活などで活用できるものがたくさん収録されているので、記憶力を高めたい方はぜひご一読ください。

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