ほとんど本を読んでこなかった人間がポツポツ読書を始めました。
そんな人間によるレビューです。カナリ個人的で的外れな内容もあるかと思いますので、その点ははじめにお断りしておきたいと思います…。
（読書記録も兼ねている為、ネタバレを含みます。お気をつけ下さい）

『大人かわいい手帳＆ノートの書き方』
 島野真希 著　世界文化社　2020.11.25

●この本について
大きな三つの章で構成
１)手帳・ノートの書き方
２)モダンカリグラフィーの書き方・フォント
３)そのまま使えるフレーズと飾り

それぞれの章でたくさんの例＆説明あり。
大変見やすく、真似しやすい。

●レビュー
★★★★★（星５つ）
手に取った時、『これは借りるタイプの本じゃないかもな』と直感したのだけれど、読んだ後に再度認識。
やはりこれは『手元に置いておくべき本』だ！
事例集ということもあり当然と言えば当然なんだけど笑

それでも、一度借りて手元に置いて過ごしてみないと、本当に趣味に合うのか、どのくらい使いそうなのかはわからない。
そして今回図書館で借りて数日手元に置いてみた結果…こちらの本は自腹きって手元に置いておきたい本の一つになった！

モダンカリグラフィーについての本は一冊、すでに所持しているのだけれど、文字以外の他の部分が私の求めている欲求を満たしてくれた。

モダンカリグラフィーなどの文字を、練習して書けるようになったとしても、それをどう手帳やノートで使うかという点で、具体例がもう少し欲しかった。
それを今回の本のたくさんの事例が満たしてくれた。

今まで見てきた他の本は、
「これは趣味じゃないな…」とか「ん〜アレとコレ以外は使わないかなぁ…」というデザインが必ずと言って良いほど入っていて、自分で本を買って保持しようとまでには至らなかったのだが、今回は自分で買って所持したいと思った。

たまたま私の趣味に合ったというだが、自分の趣味に合うものがここまで多く載っていると、やっぱり嬉しくなる。

シリーズ展開でもう一冊あるようなので、そちらもチェックしたい。

●真似したい点
・デザイン
・まとめ方
・載せ方

●う〜んな点
・特に見当たらない！

●最後に
こういうデザイン系の本は何度も手に取ってきたが、知識は入っても、上手く使いこなせず…。
文字に関しても練習時間がほとんど取れておらず、まだ習得には程遠い状態。
しかし、今回の本の冒頭のページに書かれていた文言に「はっ！」と気付かされた部分があったので、一部抜粋して紹介したい。

そうだった。
ノートを書くのが楽しくて始めたはずなのに、何を焦っていたのだか。

自分らしく、とことん遊ぶ形で色々やってみればいい。本のデザインをそっくりそのまま真似しなくても良いのだ。

ただ、デザインを勉強しているわけではないので、自分の中からは数個しかアイデアが浮かばなかったり、思いを表現できない場面ばかり。
だから、今回の本のように、自分が好きだと思えるデザインにインスピレーションを受けて、自分なりに表現できたらいいなと思い直した。

だいぶ心が軽くなった。

知らない間に『やりたい』が『やらなきゃ』にすり変わってしまうことが、私にはよくある。
定期的に振り返って自分を客観視することができるシステムを何か考えなくては、と新たな課題が見つかった。