独裁者はネット世論操作を駆使できなければならない。基本となるネット世論操作の用語や作戦、構造を理解しておこう。

・ネット世論操作で使う道具
　SNSではメッセージを拡散する道具としては、ボット、トロール、サイボーグが一般的。
　メッセージをウェブサイトで流しつつ、陰謀論、ニセニュースサイト、NPOや研究組織っぽいもので発信。
　動画でもメッセージを流すことも有効。
　それ以外ではメッセージングアプリやSMS。
　試しにYouTubeにもう少しくわしい解説をアップしてみました。

・ネット世論操作の作戦
　作戦ではネット世論操作の道具を統合的に利用して展開する。
　マイクロ・ターゲッティング、SNSごとに役割を決めてタイミングや対象を変えて展開。メディア・ミラージュ、文化的浸食の効果を最大限に出す。メディア・ミラージュは、ウェブサイトやSNSプラットフォームを連動させ、ひとつのブランドなどを露出することで、その信憑性を高めるやり方である。「なにかを調べる際は複数の情報源を参照するようにすべき」とはよく言われることだが、それを逆手にとった形だ。
　試験的に解説動画をアップしました。

・ネット世論操作のエコシステム
　エコシステムについてはすでに紹介したが、図解などしてみた。

解説動画はこちら。

よき独裁者たらんことを！