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タイのアイドル紹介 - Siam☆Dream

今回はタイの地下アイドルの紹介。
まず最初に紹介するのはこちら。

Siam☆Dream

タイの地下アイドル界を最前線で引っ張っているグループです。
私がタイの地下アイドルオタクになったきっかけでもあり、主現場であるため、詳細な記述が多いです。

少しでも気になったら、まずはYouTubeでライブ動画を観てみてください。

■おすすめポイント(日本人向け)

なんといっても、日本風アイドルではなく日本のアイドルであることがコンセプトになっているため、ほとんどの曲が日本語で作られていること、メンバーの多くが日本語を話せることなど、日本人にとって馴染みやすい。
曲もわりとアイドルソングとしては王道系で、全体的にノリやすく、コールやMIX、振りコピもしやすい。
スタッフも基本的に日本語が通じるので初見の日本人でも特典会にも参加しやすい。

■グループ概要

Siam☆Dreamは公式Facebookに
『タイ文化と日本のポップカルチャー「アイドル」を合わせるというコンセプトのタイ人と日本人アイドルグループです。「アイドル」でタイと日本を繋ぎ、色んな国に広げるのを目指す!』
とあるように、タイと日本の架け橋となるべく結成されたタイ日混合グループ。

日本のアイドルをタイへ誘致するオーガナイザーでもある Siamdol が運営。

デビューは2018年6月9日。バンコクで開催された『ASIA COMIC CON 2018』が初ステージ。
自社主催の日本のアイドルとの対バンライブ、『JAPAN EXPO THAILAND』や『THAILAND GAME SHOW』などの大規模イベントのステージ、デパートでの催事イベントのステージ、台湾やミャンマーへの海外遠征など、様々なイベントでのライブ活動を行っている。

2019年には2回の日本遠征をしており、日本最大のアイドルフェスである『TOKYO IDOL FESTIVAL 2019』への出演も果たしている。

2020年9月日に新宿BLAZEにて開催されたI-GET祭にて、SiamdolとI-GETの提携が発表された。これによりSiam☆DreamがI-GET姉妹グループとなり、I-GETから楽曲と衣装が提供されることができるようになった。
※I-GETは、これまでに何度もタイ遠征をしているREADY TO KISS、SAY-LAなどが所属している事務所

■メンバー変遷

結成時はHarupiii(はるぴー・山下春花)、Nico(にこ・南にこ)、Hikarin(ヒカリン)、Mary(メリー)の日本人2人、タイ人2人の4人組でスタート。

2019年1月15日『JAPAN EXPO THAILAND 2019』で2期メンバーであるMatilda(マーティルダー)、Fern(ファーン)、Ice(アイス)の3人が加入し7人体制に。

同年9月8日『MaruYa #28 』にて、持病の椎間板ヘルニアの悪化によりNicoが卒業。

その直後、Fanny(ファンニー)の加入が発表され、同9月13日に台湾での『噗通水夏祭』にてステージデビュー。

同9月21日『ASIAN IDOL MUSIC FEST』にて、体調不良によりFernが卒業(事前告知無しで発表当日に卒業)。

その後、約半年間6人体制で活動していたが、2020年2月26日にHarupiiiが突然卒業を発表。
Harupiiiのスタッフアカウントから同年3月7、8日に行われる『Siamdol 3rd Anniversary』にて卒業の旨が告知されたが、その30分後にSiamDream公式アカウントから「重大な契約違反が発覚したため同日付で脱退」の旨が通知された。これにより2020年2月26日脱退。
どういうことなのかわからないというファンの声が多数あったが、状況から察するにおそらく「卒業発表のアナウンスをグループ公式主導でなく行ったこと」が契約違反となり、即日契約解除されたものと思われる。
(ちなみにこの日、BNK48の経営陣の辞任の発表もありタイのアイドル界が激震した日となった)

なお、2019年末からオーディションを実施しており、328名の応募があったとのこと。2020年2月末時点において新メンバーの加入は未定。

…という状況から半年が経過し、2020年8月19日、満を辞して3名の新メンバーMiho(ミホ)、Misaka(ミサカ)、Music(ミュージック)の加入が発表された。

新メンバー加入発表から3週間後の2020年9月8日、HikarinとMaryの卒業についての告知が発表され、9月12日のイベントをもってSiamDreamを卒業した。これにより初期メンバーであった4人全員が卒業となる。
Hikarinは学業のためLoveLetterの活動のみに移行、Maryは新しく結成されるArcJewel Thailandの新グループへの移籍となる旨が伝えられた。卒業と同時に移籍が発表されるのは珍しいが、Siamdolグループ内ということもありファンへの配慮と思われる。
※ArcJewel Thailandは日本のArcJewelとSiamdolの共同運営

■メンバー紹介

▼Matilda:白色担当。2期メンバー。タイ人。10月6日生まれ。
美人で面白い。神対応。
元BNK48の2期候補生。
クールビューティーなビジュアル面からか、加入当初は決して人気が高いわけではなかったが、いつの頃からかグループ内で一二を争うほど人気が出てきた。持ち前の明るさとひょうきんな面が表立ってきたこと、姉御肌があること、接触時の対応がオタクに受けるようになったのかと思う。お姉さんポジションという意味においてはFernの卒業も少なからず影響していると考えられる。
加入当初、日本語は全くできなかったが、おそらく日本人メンバーとの交流で徐々に身に付けてきたようで簡単な単語は話せるようになってきている。
ちなみに私は簡単な日本語、簡単なタイ語、簡単な英語、ボディランゲージをごちゃまぜで会話する。

▼Ice:赤色担当。2期メンバー。タイ人。11月6日生まれ。
ダンスパフォーマンスはダントツ。合法ロリ。
元AKIRA-KURØメンバー。
行動力の塊で、全てにおいてアツい。
本来、タイ人オタクには子供っぽい見た目の子は人気が出にくい傾向があるのだが、IceはSiamDream内の人気が高く、かなり特殊なケースである。おそらく、ぐいぐい引っ張っていってくれる頼れる存在であることが人気に繋がっている要因だと考えられる。
メンバー内でもダンスなら任せて!私が教える!と牽引するタイプである。
日本人ウケが良く、日本のアイドルが遠征してきた際、アイドルもそのファンもIceのかわいさに魅了されチェキを撮って帰ることが往往にしてある。
ポケモンが大好きで特にイーブイとニンフィアが推しポケモン。ファンからもらったポケモングッズで部屋が埋め尽くされている。
日本語はMatildaと同様少しずつ話せるようになってきている。

▼Fanny:紫色担当。2期メンバー。タイ人。8月12日生まれ。
歌、ダンス、日本語が得意なマルチプレイヤー。
韓国でアイドルを目指して厳しい訓練を受けていた経歴を持つ。タイに戻ってからはBlackForestのメンバーとして活動していたが、2019年8月に事務所都合で突然の解散。同時期にNicoの卒業の話が進んでいたためSiamDreamの2期オーディションに応募していたFannyが即戦力として抜擢された。
Nico卒業から2日後に新メンバー加入が告知され、その翌日にFannyが新メンバーであることが発表された。わずか数日で紫色担当が入るということでファンから困惑の反応もあった。
Nico推しであった(今でも推しです)私も告知直後は戸惑いはあったものの、実はNico卒業の日とその前日にスタッフとしてFannyと会っており、告知のシルエットからFannyであることがわかったため、あの子なら安心できると快く受け入れられた。
実際、加入が決まってから初ステージまで1ヶ月あるかないかくらいだったと思うのだが、台湾での3日連続ライブでも初日こそ緊張している様子が伺えたものの、他のメンバーに遅れをとらないパフォーマンスだった。
日本語も普通に話ができる。タイの東大と言われるチュラロンコン大学卒で、卒業式リハ日に大学内での撮影会が公式主催で開催された。

▼Miho:青色担当。3期メンバー。タイ人。2月8日生まれ。O型。167cm。
2020年8月19日加入。日本語はほとんど話せない。
元全列切り特典会メンバー。
好きな物:オレンジケーキ、食べること、寝ること、歌うこと、踊ること
嫌いな物:もやし、あらゆる種類の爬虫類

▼Misaka:ピンク担当。3期メンバー。タイ人。2月8日生まれ。O型。161cm。
2020年8月19日加入。日常会話に支障無いレベルで日本語を話せる。
元全列切り特典会メンバー。
好きな物:アニメ、ミルクティー、歌
嫌いな物:鳥、花、後ろのスーツケースの車輪の音
まだSiamDreamとしての活動が無いので、MihoとMisakaについては下記参照。

▼Music:緑色担当。3期メンバー。タイ人。2月8日生まれ。B型。157cm。
2020年8月19日加入。日本語はほとんど話せない。
元めいどりーみんキャスト。
好きな物:自然の植物、ドライフラワー、音楽を聴くこと
嫌いな物:寒い気候

■元メンバー

▼Harupiii:元メンバー。青色担当。日本人。2月12日生まれ。新しいことに対して積極的。
元々SPRING CHUBITメンバーとしてタイで何度もライブを行なっていたためタイのアイドルオタクからの認知度があった。日本のアイドル文化について経験豊富で歌唱・ダンスともにメンバーを牽引する存在だった。
ちなみにSiamDreamにはリーダーという立場は存在しない。
2018年11月からタイに生活の拠点を移し、タイ語学校に通いながら活動。タイ語がかなり話せるまでになった。
2019年中頃からソロ活動も増えて、個人事務所設立など卒業へ向けての動きも垣間みえていた。理由は闇の中だが、結果的にSiamDreamとして卒業を祝うことができずに脱退となった幕引きは非常に残念でしかたない。脱退後はタイでソロ活動を継続。

▼Nico:元メンバー。紫色担当。日本人。6月11日生まれ。
メガネがトレードマーク。
日本でアイドル活動をしていた時は訪タイ経験は無かったが、元々SEVEN4メンバーとしても知り合いだったHarupiiiがいることもあり、チャンスを掴むため加入を決意した。Harupiii同様にタイに移住して活動。
誰よりもファンを思いやり、人一倍の努力家でファンから見えないところで血の滲む努力をしていることが言動から伺える。
日本で活動していた頃から椎間板ヘルニアを患っており、医者からも腰に負担がかかる過度な運動は止められていたが、SiamDreamの活動と日本との往復により限界を迎えたためSiamDream卒業と同時にアイドルを引退。日本へ帰国後は声優として活動中。
私の一番の推しメン。

Nicoの卒業ライブの様子はこちら。

▼Hikarin:元メンバー。黄色担当。タイ人。11月15日生まれ。
最年少。衣装製作のスペシャリスト。
元々SiamdolのグループLoveLetterの初期メンバーとしてカバーダンスの経験者。現在もLoveLetterと兼任している。
服飾の学校に通っており、SiamDreamの衣装を手がける。(詳しくは衣装の項目を参照)
日本語も堪能で、タイ人メンバーの中で一番できる。年に数回日本へ旅行へ行っており、帰国したNicoともよく会っている。
笑顔がかわいく、なんでも美味しそうに食べる。SiamDream内ではしっかり者のイメージだが、たまに抜けているところがあり年相応の面もある。
ぐでたまが大好き。非常に女の子らしい部屋で、ぐでたまをはじめ様々なぬいぐるみがベッドを占領している様子が毎日のSHOWROOMから見られる。
ちなみにSiamDream創設者であるネット氏の推しメンであり、私の推しメンでもある。
2020年9月8日に学業(服飾)のため卒業が発表され、同年9月12日『Siamdol on tour』を最後に卒業した。以後は兼任していたLoveLetterのみの活動となる。

▼Mary:元メンバー。ピンク担当。タイ人。9月9日生まれ。
スタイルが良く、ダンスがきれい。
別グループちょこもんと兼任だが、事実上ちょこもんは活動停止している。
Hi-touchのMVにあるような苦戦をしていたこともあったようだが、2期メンバーが加入した頃から顔つきが一変した。私が見ている限りでは当初と比べて一番成長しているメンバーである。
普段は消極的に見えるが、突然髪をピンクに染めたり、ロングヘアーをバッサリ切ったりと時折思い切った行動に出ることがある。美人顔でアンニュイな雰囲気もあるため、はじめは取っつきにくく感じることもあるかもしれないが、実際はコロコロと笑って話しやすい。
日本語も初めて会った頃から良く話せたが、さらに流暢に話せるようになっている。
Nico卒業後しばしばメガネをかけてステージに立つようになった。メガネの有無に関わらずかわいいので、イベント毎に今日はどちらかという楽しみがある。
Nicoがタイにいた頃はプライベートでも一緒にいることが多かった。Nicoのお下がりの服を着ていることもあり時折Nicoを感じる。
Hikarinと同時に卒業発表および卒業した。以後はSiamdolが運営するArcJewel Thailandのグループ(2020年9月時点で未発表)へ移籍し、活動を継続。

Hikarin、Maryの卒業ライブの様子はこちら。

▼Fern:元メンバー。オレンジ担当。タイ人。3月9日生まれ。
包容力のあるお姉さん。狐。
アパレル会社の社長。立派な職に就いていながらアイドルに志願。また、モデルとしても活動していたため、加入前からFacebookのフォロワー数はダントツで多かった。
その人気ぶりは凄まじく、初ステージだったJAPAN EXPOの特典会ではチェキに並ぶオタクが多すぎてFernとIceだけそれぞれ専用の列に分けられるほどだった。
しかし正直に言えば、加入当初Fernのダンスは他のメンバーと比べて見劣りするものだった。セクシー系の楽曲Honeyではセンター的ポジションも経験したが、おそらく肉体的・精神的負担も相当あったのではないかと。
2019年6月以降、体調不良による休みが続き、日本でのTIFを含む計4回イベントに出たものの最後はステージ上で椅子に座ってのパフォーマンス、MCで卒業発表してそのまま卒業となった。
卒業後、モデルの仕事をしている様子は何度か伺えていたが、2019年末にセクシーグラビアアイドルグループGranitaへの電撃加入が発表されSiamDreamのファンおよびメンバー内で一時騒然となった。体調の状況は不明だが、2020年2月時点においてGranitaはステージパフォーマンスをしていないので体への負担は無いものと考えられる。同年3月15日、Granitaからの卒業および結婚を発表した。

■楽曲

2021年12月末時点で日本語バージョン、タイ語バージョン含めて10曲のオリジナル曲と2曲のタイ語カバー曲を持つ。一部を除き音楽配信サービスで配信されている。
また、公式MVの他、オタクが撮影したライブ動画をYouTubeで観ることができる。

▼サイアムドリームの歌(日本語)
SiamDreamの表題曲でありメンバーの自己紹介ソング。タオル曲でもある。2期メンバーの追加に伴いVer2.0として歌詞が追加された。
Nicoの卒業後、紫担当を引き継いだFannyの紹介に置き換えられVer.2.1となった。
Fern卒業後もFernの歌割りを全員で歌っていたが、2019年末にFernのGranita加入が発表されてから同曲は封印されていた。
2021年11月7日FITAのライブ配信にて2年間の封印が解かれ、3期メンバーの紹介に変更されたVer3.0が披露された。2期メンバーの歌詞は変更なし。余談だがNicoの担当歌詞の系譜を引き継いだMihoはNicoをリスペクトしており、タオルの上下マーキングのチャームにNicoの缶バッジを付けている。
楽曲配信されていない。

▼クローバーになりたい!(日本語)
ステージ時間の都合上、一時期ほとんど歌われない不遇の時期があったが、現在は盛り上がり曲として根強い人気がある。指差し、ステップ、ジャンプなどかわいらしい動きが多く、写真の撮り甲斐もある。
楽曲配信されていない。
2020年2月16日の『Siamdol Valentine's Day Party』以降お蔵入りになっていたが、2021年11月7日にSiamdol Cafeで行われたIceの生誕イベントにてIceがソロで歌った。その後、2022年2月12日の『Siamdol Valentine's Day Party』にてちょうど2年ぶりに復活した(3期体制でのパフォーマンスは初めて)。

▼Hi-touch(日本語)
SiamDreamの代表曲。とにかく振りコピが楽しい。
シングル曲として配信されている。
タイ語バージョンができてからはタイ国内ではあまり歌われない。
MVでは初期メンバー4人の初々しい姿が見られる。

▼Hi-touch(タイ語)
『JAPAN EXPO THAILAND 2019』で2期メンバーの加入と同時に披露された初のタイ語曲。
日本語バージョンに代わって現在の主力曲。ライブで歌わないことはない。タイ語バージョンのEspressoとカップリングで楽曲配信されている。

▼Espresso(日本語)
シングル曲として楽曲配信されている。
恋のにがさをエスプレッソに例えているかわいい恋愛ソング。
ターン多めで振り付けもかわいい。

▼Espresso(タイ語)
タイ語への翻訳はSiamdolの別グループLoveLetterのMerorinが担当。
SiamDream2つめのMVが作られた。MVは喫茶店に来店したKSDDオタクの視点でウェイトレスに扮したメンバーによるハーレムを疑似体験できる面白い構成になっている。
なお、MVの最後で背伸びしているのはIceである。また、SiamDreamのスタッフが喫茶店の客として出演している。

バンコクにある喫茶店『Second wind coffee and chill out』で撮影された。

▼Honey(日本語)
2020年3月9日『Siamdol Festival』で初披露。SiamDreamには珍しいセクシー系の楽曲。公開当時ヒカリンやメリーはセクシーに踊れないと苦戦していた。Fern不在となって以降、セットリストに入ることが少ないレア曲。
楽曲配信されていない。

▼Calling(タイ語)
Fern卒業の翌日、6人体制となった『ASIAN IDOL MUSIC FEST』2日目に初披露。初めてのタイ語オリジナル曲で日本語バージョンは存在しない。
Nicoの卒業ステージで発表されたテザームービーでは、イントロのセリフ部分が公開されたが、その際のセリフはHarupiiiとNicoによるものだった。(リリースされた楽曲のセリフはHarupiiiのみ)

本曲の公開と同時にライブ開始時のSEも新調され、次の曲ができるまでの1年間、全てのライブにおいてSE→Callingの流れが固定されていた。

これまでの楽曲よりもダンスが激しく、NicoとFernには肉体的に負担が大きいことも2人の卒業へと繋がる要因のひとつとなった。
同曲のMVは卒業した2人の意志を引き継ぐ旨を暗に伝える演出がなされファンの涙腺を崩壊させた。
また、卒業後のNicoへMV出演のオファーがあったが体力的にタイへの渡航が困難であったため、Siamdolの別グループAMERYUのMobileがNicoの代理として出演している。(MV公開当時はAMERYUについてまだ公開されていなかった)

▼Long Distance(タイ語)
2020年9月12日に開催された『Siamdol on tour』で初披露。先日提携したI-GETから提供された楽曲。3期メンバー3人が加入し6人体制での初めての楽曲となる。アップテンポでダンスもカッコいい。
曲の内容はタイトルから想像できるとおり距離的、時間的に離れている人を想う歌詞になっている。必ずしも遠距離恋愛というだけにとどまらないものだと解釈される。
また、この曲と同時にSEも新調された。

本MVは同年9月30日に公開された。
MVのクレジットから作詞作曲は石谷光さんであることがわかる。また、クレジットに石谷さんの日本語歌詞の存在が明記されていることから、もともと日本語の歌詞があってタイ語に翻訳されたものと思われる。(しかしMVの日本語字幕はタイ語から再翻訳したものらしい。Nicoが手伝ったことが公言されている)
なお、同年12月14日に提携しているI-GET所属グループREADY TO KISSがニューシングルのカップリング曲として日本語版である「Long Distance〜長距離エアプレイン〜」を披露した。(SiamDreamが先行しているためタイ語版がオリジナルという認識)

これはあくまで個人的な評価であるが、MVの出来としては過去3作と比べて良いとは言い難い。一言で言えばLong Distance要素が皆無で何を伝えたいのかわからない。Long Distanceの意味合いの中でテニスをしている理由があれば良いのだが、なぜテニスをしているのかさっぱりわからない(メタ的にはテニスコートがスポンサーだからなのだが)。新メンバーを迎え入れるという構図は良いと思うのだが、いかんせん謎テニスが…曲が良いだけに何とかもう少しうまくテニスコートを曲と組み合わせられなかったのかと残念に感じる。メンバーの可愛さは変わらないのでそこは救いである。

また、MVが性的であるとSNS上で批判が挙がった。セクシーな演出があるのは確かなので当然性的と言えば性的ではあるが、MVとして批判するほどかどうかは観た人の感性に任せます。
制作側には女性軽視の意図はなく、メンバーもそのように見られるとは思っておらず困惑していた。

▼Muteki Mode(タイ語)
2020年10月17日に開催された『Siamdol Festival 2020 3rd Anniversary IDOL Super Live』で初披露。提携しているI-GET所属グループREADY TO KISSのムテキモードのタイ語版。レディキスはタイに何度も遠征しておりタイでの人気も高いため初披露時にはイントロから盛り上がった。

水着でのMV制作が企画されていたが、先述のLong DistanceのMVの一件がありお蔵入りになっている。メンバーが楽しみにしていたという話を聞くと悲しい限りである。

▼WALL FLOWER(タイ語)
2020年11月15日に開催された『Siam Matsuri』で同曲のリリースが発表され、同年12月6日『SiamDream 1st OneMan Live』で初披露された。
カッコイイ系の曲で、おそらくCallingと同じ作曲家によるものだと思われる。
その後、COVID-19の影響でパフォーマンスの機会が無いまま3ヶ月半後の2021年3月22日に衣装とともにMVが公開された。
その後、FITAのオンラインライブなどを経て、完成版の有客ステージでの初披露はコロナが落ち着いてきた同年11月28日に遠征先のCentral Si Rachaで開催された『Japan Carnival』だった。
MVの概要欄に作詞作曲、歌詞が公開されているが、やはりCallingと同様Scarletteメンバーによって作られた曲であることが明らかになった。
曲の内容は、夢に向かって進み続けるため笑顔の裏では苦しく辛いことが多くある、しかし壁に隠れて見えない美しい花に光が当たるまで諦めないという、アイドルの現実を歌ったもの。
初期メンバーが全員卒業し、完全に世代交代してから初のオリジナル曲であり、暗闇から抜け出し希望へと向かう内容だったCallingの流れを汲んでいることからもリニューアルしたSiamDreamの現状を歌った曲とも言える。
MVもCalling同様にかっこいい路線での作風となっている。

▼I LOVE YOU (タイ語)
2021年12月25日に開催された『Siamdol Christmas Party 2021』で初披露。提携しているI-GET所属グループSAY-LAのI LOVE YOUのタイ語版。

■衣装

SiamDreamの衣装は基本的にメンバーであるHikarinのデザインで作られている。
私はHikarinが作る衣装が好きすぎて気持ち悪いほど衣装を見てる気がする。

2021年11月29日にIceがこれまでの衣装(2期衣装〜)の紹介動画をアップしている。裏話を含めかなり詳しく紹介しているので必見。

▼初期衣装
初期メンバー4人の時の衣装。Hikarinデザイン。
白ベースのトップスとスカートに、グレー&メンバーカラーのフード付き上着とスカートのオプションが付属。
随所にリボンが散りばめられており、上着の背中にはメンバーの名前が書いてあってかわいい。
4色しかないため2期メンバーが加入してからは封印されたが、2020年11月23日に開催された『Siam☆Dream Festival』では衣装が自由だったため約1年ぶりに着用された。(Harupiiiは全身、Hikarinはスカートのみ、Maryは白の上下のみ)
後日作られた別グループLoveLetterの衣装からは、この衣装のブラッシュアップとも言える雰囲気を感じられる。

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▼2期衣装
2期メンバー加入時に新調された衣装。Hikarinデザイン。
タイと日本の融合をイメージしたデザインで作られた。初期衣装とは異なりそれぞれのメンバーカラーが全身のベースカラーとなったため遠目に見てもメンバーが識別できる。
使用期間が一番長く、着用率も一番高い。
Nicoの衣装はFannyへ引き継がれた。
2019年6月29日に開催された『BLACKNAZARENE Senrei in Thailand』ではメンバー間で衣装を交換(赤↔︎青、黄↔︎紫、白↔︎ピンク)してライブを行った。

ちなみにスカートの下に履いているショートパンツにメンバーの名前がカタカナで刺繍されていることを披露から約3年経ってIceの紹介動画で初めて知った。

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▼Espresso衣装
EspressoのMV作成に伴い作成された衣装。Fernデザイン。
曲のコンセプトに合わせてウェイトレス風の衣装で、メンバーの名前が書かれたエプロンが付いている。
全員同じデザインのように見えるが、よく見るとスカートとエプロンの裾、肩のレースが異なる。
デザインはかわいいのだが、採寸ミスがあったらしくパツパツ感があるため、個人的にはあまり好きではない。
Nicoの衣装はFannyに引き継がれVanguard、BuddyFightのコラボカードで着用されている。
Honey衣装に次いで着用率が低い。

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▼Honey衣装
Honeyのコンセプトに合わせたセクシー系のモノクロ衣装。Iceセレクトの市販品。
2019年8月25日開催の『THAILAND'S PUBSTOMP 2019』で初披露された。
この時期、NicoとFernは体調不良のため休んでおり、Nicoは卒業した同9月8日の『MaruYa #28 』の1回のみ、Fernは着ることは無かった。
着用率は最も低く、片手で数えられる。
Fannyの衣装も存在し、Iceに相談のうえ別途調達し台湾で着用された。

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▼Calling衣装
2019年9日22日の『ASIAN IDOL MUSIC FEST』で曲と同時に初披露された。Hikarinデザイン。
黒ベースでビニール素材を交えたこれまでに無いかっこいいデザインになっている。胸元が空いているタイプ(青、ピンク、赤、オレンジ)と腹部が空いているタイプ(黄、白、紫)の2種類がある。また、腰からぶら下げている布にSiamDreamを示す"SD"の文字と、Callingのイントロのセリフがメンバーごとにそれぞれ書かれている。
背中のジッパーにメンバーのネームタグが付けられていたが、みんないつの間にか紛失している。
Calling公開以来、着用率が高い。
Fernが着ることは無かったが実はオレンジも作られている。

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▼LONG DISTANCE衣装
2020年9月12日の『Siamdol on tour』で曲と同時に披露された。
3期メンバー3人が加入し6人体制での衣装。これまでSiamDreamには存在しなかった緑色が採用され、白、赤、紫、青、ピンク、緑の6色の衣装となる。
また、これまではメンバーであったHikarinが衣装デザインを担当することが多かったが、本衣装は先日提携したI-GETからデザイン提供を受けたものになる。MVのクレジットからGetCrazy NAOKIさんのデザインであることがわかる。それ故にREADY TO KISSの衣装デザインの系譜を引いている。
ヘアアクセサリーのみHikarin製。

▼WALL FLOWER衣装
2021年3月22日、WALLFLOWERのMVと共に公開された。
コンセプトはカッコよくて強くてセクシーなセーラー服。
黒を基調とした衣装で、白いセーラー襟が目を引く。一見、遠目では全員同じように見えるが、トップスが2種類、袖が3種類(厳密には全く同じでは無い)、ボトムスが3種類で全員が別々の組み合わせになっている。また、靴は共通だがソックスは全員左右バラバラ。
襟とボトムスのワンポイントにメンバーカラーが入っている。
ほとんどレザー生地で構成されているように感じるが、よく見るとレース生地も随所に使用されている。袖とベルトに使用されている穴空きバンドと、袖のチェーンが特徴的。
衣装デザインについてはデザイナーのFacebook↓で言及されています。

■物販(グッズ販売)と特典会

基本的にライブ後に物販(グッズ販売)と特典会が行われるが、イベントによっては無いこともある。

▼物販
チェキ券の販売がメイン。
その時々でラインナップが変わるが、Tシャツ、ランダムチェキ、アクリルキーチェーンなどが売られる。
600THB購入ごとにメンバーの名刺がランダムでもらえる。また、1,000THB購入ごとにVanguardコラボカードまたはBuddyFightコラボカードがランダムでもらえる。

▼特典会
基本的に2Shotチェキ(サインあり)のみ。
ごく稀に特別なイベントでグループ写メなどを行うことがある。
事前にチェキ券(300THB)を購入し参加する。チェキ券は使用期限が設けられていないため買い溜め可能。
チェキを撮りたいメンバーの列で最後尾札を受け取って並ぶ。自分の番になったらメンバーにチェキ券を渡して撮影、その場ですぐにサイン&トーク(約1分)を行う。複数枚撮りたい場合は再度列に並び直す。

特典会中は基本的にカメラやスマホを使ってメンバーを撮影することができるが、トーク中のオタクの写り込み等には注意したい。特にSNSなどへアップする際にはトラブルにならないよう配慮が必要。
イベント自体のレギュレーションで撮影不可の場合もある。

■SNSアカウント

▼Siam☆Dream公式
Facebook : https://www.facebook.com/siamdream
Twitter : https://twitter.com/siamdream_idol
Instagram : https://www.instagram.com/siamdream.official

▼Matilda
Facebook : https://www.facebook.com/mtd.siamdream
Twitter : https://twitter.com/mtd_siamdream
Instagram : https://www.instagram.com/mtd.siamdream

▼Ice
Facebook : https://www.facebook.com/ice.siamdream
Twitter : https://twitter.com/ice_siamdream
Instagram : https://www.instagram.com/icequeeniiz

▼Fanny
Facebook : https://www.facebook.com/fanny.siamdream
Twitter : https://twitter.com/fanny_siamdream
Instagram : https://www.instagram.com/fanny.siamdream

▼Miho
Facebook : https://www.facebook.com/miho.siamdream
Twitter : https://twitter.com/miho_siamdream
Instagram : https://www.instagram.com/miho.siamdream

▼Misaka
Facebook : https://www.facebook.com/misakasiamdream
Twitter : https://twitter.com/misakasiamdream
Instagram : https://www.instagram.com/misaka.siamdream

▼Music
Facebook : https://www.facebook.com/music.siamdream
Twitter : https://twitter.com/music_siamdream
Instagram : https://www.instagram.com/music.siamdream

元メンバー
▼Hrupiii
Facebook : https://www.facebook.com/harupiii212
Twitter : https://twitter.com/harupiii212
Instagram : https://www.instagram.com/harupiii212

▼Nico
Facebook : https://www.facebook.com/nico.minami28
Twitter : https://twitter.com/minami_nico28
Instagram : https://www.instagram.com/minaminico_28

▼Hikarin
Facebook : https://www.facebook.com/LLThikarin
Twitter : https://twitter.com/LLT_Hikarin
Instagram : https://www.instagram.com/llt_hikarin

▼Mary
Facebook : https://www.facebook.com/mm.maryys
Twitter : https://twitter.com/m_maryys
Instagram : https://www.instagram.com/m_maryys

▼Fern
Facebook : https://www.facebook.com/fern.orangefox
Twitter : https://twitter.com/fern_orangefox
Instagram : https://www.instagram.com/fern.orangefox

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