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「自分でつくりたい」をサポートしてくれるTONTON

有秋台にある有秋プラザ別館の2階にTONTONという洋裁のハンドメイドカフェがあるのをご存じですか?

ハンドメイドのお店というと、作家さんの作品が店内に並べられていて、気に入った商品を購入できる場所を思い浮かべるかも知れませんが、TONTONはひと味違います。
TONTONが販売している品物はごく少量で、メインは作品をつくるという楽しい時間を過ごせる場所。

なぜこのようなお店を始めたのか、店主の金子弘恵さんにお話を聞いてみました。


きっかけは意外と不純!?

TONTONを始めようと思ったきっかけは、「息子が学校帰りに寄れる場所でお店をしたかった」という、何とも不純な動機。(笑)
そのため、お店はお子さんが学生の間だけ運営するという期限付き。
今後はお子さんの進路により運営期間を決定するようなので、金子さん自身も終了時期はまだはっきりと決めてはいないそうです。

金子さんは昔NPO法人【木工友の会】に勤めていたことがあり、そこでは木工の技術を学べ、好きなものを好きなときに作れるという場所でした。
その時の経験から、漠然と「私も誰かの想像を形にするお手伝いをしたい」と考えるように…。
そこで服飾関係の専門学校を卒業していた金子さんは、ミシンを使って誰かの想像を形にするハンドメイドカフェを始めようと思いついたのでした。


「あったらいいな」が実現したときが、とっても嬉しい!!

「喜んでくれる人の顔を見ると自分も嬉しい」と話す金子さん。
理想を現実に出来た瞬間にやりがいを感じているそうです。

お店を始めてから今まで、ずっと人気があるのは入園グッズの制作依頼。
「子どもの好きな柄のバッグを持たせてあげたいけど、裁縫は苦手」
「自分でつくってみたいけど、ミシン持ってないなぁ」
というママさんからの依頼がたくさん。

「洋裁って意外と簡単なんだね!」「楽しかった!」と言われると、金子さんも楽しい気分になるそう。

さらに接骨院からは、「義足のカバーをつくって欲しい」「マッサージベッドのカバーが欲しいのだけど出来る?」などなど、特殊な依頼もあるようです。
その他にも、ワンちゃんの服やソファカバーの制作依頼もあるとのこと。

また、着られなくなった洋服のリメイクや発表会で使うドレスのお直しなど、依頼は様々。
大変な作業もあるそうですが、「こんなの欲しかった!」「助かったよー!ありがとう!」と言われると、やっぱり嬉しいと金子さんは笑います。


これからも新しいことに挑戦!!

今後は不要な布を使って作る『ファブリックリース』のワークショップの開催や、外部から講師を招いての 『金継ぎ』のワークショップの開催も検討しているそうです。

また、服や着物のリメイクのお手伝いを積極的に受けていきたいと考えているそうです。

金継ぎやリメイクは、今あるものを修理したり作り直したりして再び使えるようにする作業。
とても愛着があるものをリメイクして、形を変えて長く使えたら嬉しいですね。

「お婆さんから譲り受けた着物をリメイクしたいけど、どうしたら良いのか分からない」
「自分で作り直ししたいけど、服にハサミを入れる勇気がない」
そんなことを考えている方は、ぜひ一度、TONTONへ依頼してみてはいかがですか?


まとめ

ハンドメイドカフェTONTONは、皆さんの「あったらいいな」のお手伝いをしてくれるお店。

「服を買ったけど、もうちょっと裾が短かったら良いな」「この袖もうちょっと、細かったら良いのに」など、ほんのちょっぴり困った時に頼りに出来るお母さんみたいな場所でした。

TONTONの名前の由来は、"利益トントン"という言葉からだそうで、「全て”とんとん”で生きたいなー」という金子さんの思いが込められています。

「これからも、のんびりとゆったりと、みんなのお手伝いが出来たら良いな」と穏やかに話してくれました。

制作依頼がある方も、見学だけしたい方も気軽にTONTONに訪れてみてください。
ハンドメイドの楽しさに目覚めるかも知れませんよ!


handmadecafe「TONTON」

インスタグラムはこちら
https://www.instagram.com/handmadecafetonton/?img_index=1

営業時間 10:00~16:00(月~土)  
*月曜と土曜は気まぐれ営業
 
個人レッスン 1時間 1,200円   
*予約をしてからの来店をオススメします

TEL 090-8687-3866
Mail handmadecafe.tonton@gmail.com

〒299-0124
千葉県市原市有秋台東2丁目3 有秋プラザ 別館2階


取材日 2024年2月26日
※記事の情報は取材当時の情報のため、最新の情報とは異なる場合があります。
ご了承ください。

ライター:不井結紀乃
市原市在住の漫画とコーヒーが好きな40代。Webライターとして活動中。
https://www.lancers.jp/profile/stem-119


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