近年、キッチンカーを目にする機会が増えました。
しかし市原市でクレープを楽しめるキッチンカーは、意外と少ないのです。
淡い緑色の車体に赤いハイビスカスが咲きほこるデザインの、クレープキッチンカーを紹介します!
海が大好きで、SUP(スタンドアップパドルボード)が趣味の太陽のような明るい笑顔の店主、進藤さんにお話を伺いました。

｢きっかけは家で観てたテレビ番組!!｣

3年前に20年以上経営していたコンビニ業務を退き、ゆったりとした時間を過ごしていた進藤さん。
カフェでバイトをしたり、農園のお手伝いをする日々を送りながら、｢次は何の仕事をしようかな｣と考えていたそう。
そんな時期に偶然、クレープのキッチンカーが特集されている番組を目にしたそうです。
｢これなら自分のペースで働けるし、何より色んな場所に行けて楽しそう！｣と、キッチンカーにピンときた進藤さんは、早速キッチンカーについて調べ、家に眠っていた軽トラックをキッチンカーに改造＆修繕。
そしてなんと、このキッチンカーを作ってくれた方が、元々クレープのキッチンカーを運営していた縁もあり、クレープ作りの技術を教えてもらえることができたのです。
さらに生地やクリームなどの材料の仕入れ先まで繋がることができました。

まさに何かに導かれるように開店準備が整い、
2022年10月にクレープキッチンカー｢LaLaLa Cafe｣をオープンしたのです。

｢オススメは市原産のフルーツが楽しめるクレープ｣

市原市出身の進藤さんは、できる限り地元の食材を使っていきたいと言います。
5月までのオススメは｢いちご生クリーム｣｡
いちごは進藤さんが毎回、山越農園さんに買い付けに行きます。
その日の朝、収穫された大きくて甘いいちごをたっぷり使ったクレープは、できたてを受け取った瞬間に、いちごの香りがふわっとして幸せ。
甘さの中にも程よい酸味があって、シャキッとした歯ごたえが、
もっちりした生地と生クリームとの相性抜群。

ソースは｢チョコレートソース｣｢キャラメルソース｣｢ストロベリーソース｣｢ブルーベリーソース｣の4種類からお好みで選ぶことができ、それぞれ違った美味しさで、何度も通って全部のソースを堪能したくなります。
ちなみに私は｢キャラメルソース｣が好みです。
持ち帰り用に包んでくれるので、お土産にもできるのも嬉しい!

｢これからも季節のフルーツをたっぷり使ったクレープを提供したい｡｣と、目をキラキラさせながら話してくれた進藤さんの新作メニューに期待です!

｢もっと大きなキッチンカーで、もっと多くの人に会いに行きたい!｣

元来、接客業が好きだという進藤さん。
お客さんと色んな話しをして元気をもらうことが多いそう。
｢クレープを買いに来てくれたお客さんにも、笑顔をお返しできたら良いな｣と話す進藤さんの笑顔はとっても魅力的。
私も進藤さんに会うといつも元気になれるので、本当に太陽のような人なのです。
現在のキッチンカーは軽トラックサイズなので、あまり多くの食材が乗せられないため、どうしても営業時間が短くなってしまいます。
将来はもっと大きなキッチンカーに変えて、色んな地域に行き、もっと多くの人に会いに行くことが今後の目標だと話してくれました。

まとめ

｢地元で生まれ育ったから、地元の食材を提供していきたい｡｣
意識して目を向けないと何が地元の食材なのか、知らないままでいることもあります。
嬉しいことに進藤さんのクレープキッチンカーに行けば、地元の旬の果物がすぐに美味しく食べられますね。
夏にはかき氷のメニューも提供しようと考案中だそうで、今からとても楽しみです。
美味しくて楽しくて、元気ももらえるキッチンカーに会いに行ってみてはいかがですか?

＊毎週水曜・木曜は市原市不入斗(いりやまず)の
｢コインランドリーぴゅあ｣の駐車場に出店中。
雨天はお休みになりますので注意しましょう。
イベント会場への出店状況や、出店場所はインスタグラムで確認できます。

https://www.instagram.com/la_la_la_cafe/

取材日：2023年1月31日
※記事の情報は執筆当時の情報のため、最新の情報とは異なる可能性があります。ご了承ください。

ライター：不井 結紀乃
市原市在住の漫画とコーヒーが好きな40代。Webライターとして活動中。https://www.lancers.jp/profile/stem-119?ref=header_menu