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【ichihimeメンバー インタビュー#05】 代表 榊原華帆さん

こんにちは!ichihime広報担当です。
今回、ichihimeの魅力をもっと広めよう!ということでメンバーへのインタビューを実施しました。第5弾となる今回は、ichihime創設者の榊原華帆さんです!



榊原  華帆
東京大学卒業後、2020年にichihimeを創設。ichihimeでは代表として団体のマネジメントを担当。

ichihimeを作った理由ときっかけ

ー華帆さんがichihimeを作った理由を教えてください。

ichihimeを作るにいたったはじめのきっかけは、東大に理科一類で入学した時に、クラスに女子が2人しかいなかったことです。中高は女子校だったのでそれまで男女格差を感じることはなかったのですが、そこで初めて女子が少ない、ということを実感しました。それを機に、大学3年の頃には、東大女子を増やすための中高生向けのイベントをやってる団体に入り、そこで少し活動していました。その後、一旦そのまま社会人になって商社に入社したのですが、その会社はリーダーシップポジションの女子比率がめっちゃ少なかったんです。新卒は3割女子いるんですけど、チームリーダーレベルになると20分の1になる。なんでそれが起こるんだ?と考えた時に、そもそも、優秀な大学を卒業してる人が企業のリーダーシップポジションに多い、という中、自分が大学の時に思っていた東大女子少ない、って実際に社会に繋がってるんだと気づいたんです。東大の女子率も理系の女子率も日本は変わっていかない、それを放置しておくと、実社会において活躍する女性は今のまま。色んなサービスや社会のルール(法律)がジェンダーバランスがおかしい状態で作られていることに違和感を持ったし、リーダーシップポジションに女子が少ないと、10-15歳下の女性も、女性ってリーダーにいないんだ、ってそのまま受け入れてしまいますよね。誰かが頑張ってあげないことには、突発的に変わることも段々変わっていくこともありえない。1度変わればめっちゃ変わる、一気に3.5割になったらそれが普通なんだ、となってすぐ5割になるはず、と信じています。その状況を頑張って私が実現したいなと思いました。なので、社会人になってもまずは大学進学時においてのジェンダーバイアスを解消すること、そしてそれは社会人になったからこそやることに意味がある!と思って、ichihimeを立ち上げました!

ー社会人になってからichihimeを立ち上げたんですね!それだと忙しくはなかったですか?

人生の中で、自分のキャリアをどんなものにしていきたいか、という問いに対して、「私は自分自身がすごい人になりたい」とかではなくて、「自分が生きているうちにやったことが、本当に社会にとって意味あることであってほしい!」という思いがあります。意味のないことをしても嫌なので笑。だから、仕事忙しいからという理由だけで、こういう活動をやらない人って、ジェンダーギャップ系と全く違う仕事をやりたい人、だと思います。私の場合、仕事=人生でやりたいこと、です。そして、そのやりたいことの中で大きなものの一つがジェンダーギャップの解消でした。だから、仮に、ichihimeのような団体を作った時点での本業が、ジェンダーギャップ解消系事業じゃなくても、ichihimeに時間をかけたい、と思えます。(今は財団が本業になったのでジェンダーギャップ解消が本業になりましたけど!)
社会人になってから、東大を卒業して、社会で活躍してる女性と話す機会が多いですが、みんな女子率が少ないことが社会に悪影響与えてるって気づいてます。でも、実際に時間かけて行動を起こしている人はめっちゃ少ない。だから、これ私がやらなきゃ!って感じです。大学生でも、東大の女子率を増やすために活動してる子はいるけど、社会人でそういう活動をしている人が少ないことが疑問でした。社会人の方が色々動かせたり、協力できる人も増えるのにって。現時点でそうなら、私がやらないと変わらないじゃんって思った、それだけです。
東大に入る女子について、例えば、有名な中高一貫女子校から東大に入ったような、東大が選択肢として当たり前のものだった多くの東大女子にとって、いわゆる一般的な女子生徒=ジェンダーバイアスに囚われ、自分の望む進路選択ができない生徒の気持ちって想像でしかないですよね。でも、私のように、東大0か1の高校出身で、たまたま尊敬する人との出会いがあって、たまたま目指して、たまたま受かった経験があるからこそ、ロールモデルに触れたり、たまたま出会った情報がその人の進路を変える力があるんだっていうことがわかります。そういうふうに、たまたま東大来てる人って貴重だからこそ、自分にしかできないことが多いんだろうな〜と思っています。

ichihimeを3つの言葉で表すとしたら?

ーichihimeを3つの言葉で表してみてください!

「温かさ」
学生が集まってる場所って、あんまり理由なく集まってるところも多い中で、ichihimeは目的意識が明確な子が多いです。みんな課題感を共有しててこういう社会になったらいいよね、というのを同じく持っている。それ自体にコミュニティの温かさを感じるし、細かい議論とかも本当に中高生のことを想ってやっていると思います。みんな個々人の考えが色んなバックグラウンドがあるから色んな意見があるのだということをわかって発言し、お互いを尊重しています。だからこそ、正直な気持ちでで話しても大丈夫だ、という心理的安全性がメンバー間で浸透しています。

「本気」
本当に学年関係なく目的のために活動している団体です。1年生が7個上のOBOGの社会人に「これは中高生のためにならないです。」とはっきり言ってくれる、一方でOBOGも遠慮していない。それができるのって、上でも言及したように、目的意識を共有しているからこそ!だと思います。

「型にとらわれない」
目的のために、イベント、コミュニティ運営、学校向けの授業等、いろんなことをやっているうちに、スタートアップ的なマインドが芽生えていると思考えています。例えば、一度イベントを開催した後は、毎回中高生からアンケートをとり、結果を分析し、それを振り返って次の改善点に毎回繋げています。去年は年間3回のイベントを開催し、毎回そういったPDCAを回すことで、イベント全体の改善が劇的に進みました。なんとなくで手段を目的化して続けるのではなく、目的のためにその施策が効いていないんだったらどう改善するか、そもそもその手法自体が違うかもしれないという可能性もしっかり頭に留めた上で何をするべきかしっかり考えている、それをみんな一緒に考えている、いい意味でサークルっぽくない一面があるな、と思います。

ichihimeとして社会で実現したいこと

ーichihimeとして社会で実現したいことはなんですか?

抽象的にいうと、2040年くらいまでに全ての大学の入学女子率が40%超えてる社会を実現したい。それにつながるような事を、引き続きたくさんやっていくつもりです。

ー高校生やこれから進路選択する女性が、どういうふうに思える社会になってほしいですか?

抽象的でも具体的でもいいから、自分が、「楽しそうだな〜!ワクワクするな〜」と思うような進路決めをしてほしい!自分はなんだってなれるんだよって想って欲しい!だってマジでなんだってなれるから!自分の力だけでは必ずしもなんでもなれるわけではないからこそ、Icho Labにいる大学生や社会人に相談するとか、塾の人に相談するとか、周りの大人を頼るのを当たり前にやって欲しいです。

最後に一言

ーichihimeへの入会を考えている方に向けて一言お願いします!

日常の中で、ジェンダーギャップとかジェンダーバイアスとか感じることってすごい多いと思います。どんな企業に行っても女性のリーダーは少ないし、そういうのを低い低いってずっとおもって、いつ変わるのかな〜って思っているだけなのはやだな〜って、もし思ってる人がいたら、悩んでいるよりは一緒にアクションして変えていく方が多分すごいやりがいがあるし、社会っていうのは自分一人だとなかなか変えられないものだけど、それを同じことを目指してる仲間が集まればちょっとずつ変わっていくと思う。なので、一緒にやろ〜〜〜〜う!!!!!
あと、ichihimeで活動してるメンバーとの出会いはかけがえのないものだと思う。みんな色んな活動して留学行く率も高くて、自分の将来を真剣に考えてる。すごい刺激を受けあえると思うし、OGに頼めば色んな社会人の人にもOGOB訪問できるよ!♡
2024はもっと人が増えてもっといろんなことをやっていきたいな~。だからみんなおいで~~~!!


新歓情報

ichihimeは現在、通年新歓を行なっています。この記事を読んで入会したい!と思ってくれた方は以下の手続きでお問合せください!みなさんと一緒に活動できることを心から楽しみにしています💝

手続き:
contact@ichihime.or.jpに以下の内容をメールで送信。
【件名】活動参加希望
【内容】氏名・学年・ひとこと(興味を持ったきっかけなど)

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