最近、私の近くには色々な子が集まってくるようになった。理由は特にないんだと思う。ただなんとなく、居心地がマシだから居てくれるのかなっていう感じが伝わってくる。

相談をしてくれる子もいる。こんなことで悩んでいる、とか、こういうことが辛いよね、とか人によってそれは様々で。その中でも私が少し、気をつけたいなと思ったことがある。それは励ます時の言葉選び。悪気がなくて言ったはずの言葉が、時には上手く伝わらなくて、相手の心の中で誤解が生じてしまうことがあるかもしれない。その一瞬の小さな傷が、後にその子の中で大きな傷に変わってしまった時が1番怖いんだと思う。だから十分に注意して相手を精一杯励まそうとしている。でも、なかなか難しいんだな〜と実感する日々。そして何より苦しいのは、気付くと私ばかり相談を聞いていて、私の悩みには誰も耳を傾けようとはしてくれない現状。もちろん、大した悩みなんてひとつも無い。幸いなことに、薬とか病院の先生とか、いつもnoteを読んでくれる皆さんに支えられているから。でもちょっとした愚痴を聞いて欲しいなって、密かに思っている時もある。言い出せない私がいけないのだけど、なんとなく嫌だなと思う。

それともう1つ。まったく向上心がないクラスメイトのことが苦手だ。私は一般受験で、どうしても頑張りたい理由がある。別に向上心とか夢が無い人がいたっていい。人それぞれだし、入ってから見つける人だっているから。でも、向上心を持って、今この瞬間を必死に頑張ろうとしている人の足を引っ張る人が苦手。最悪落ちてもFランがあるよ、と励まされても何ひとつ心は楽にならない。私は多分、励ましの言葉そのものというよりは、Fランのことをバカにしているあの態度が許せないんだと思う。大学に入ることがゴールなんじゃなくて、入ってから卒業するまで、何を目指して何になろうとしてもがくのか、それが大事なんだと思っている。FランだとかGMARCHだとか、そういうことじゃないんだって。ある程度の知名度が必要なのも分かるけど、たかが高校生の分際で、Fランがあるから、なんてよく言えるなと思ってしまうともう許せなくなってしまう。何となくだけれど、Fランがあるから、と言って逃げ道を作っているだけで、結果はきっとその逃げ道にすら行けないんじゃないかと思う。どこに行くか、より何をしたいか、何を頑張りたいのか、を大切にしたいからこそ、向上心なく他人の足を引っ張る人を受け入れられない。私はどこの志望校に対しても同じ熱量で全力でぶつかりたいし、結果が実を結ばなくても、私はここまで頑張ったんだと胸を張れるような最後にしたい。決して、受験を舐めることがないようにしたい。引っ張られないように、どうにか踏ん張ろうと思う。

高校3年間同じクラスの大切な友達に、『お前さんは、行こうと思えばどこまででも行けるタイプだと思う。だから絶対、第1志望に受かる。大丈夫。』と言われた。前にも書いた通り、この人は普段あまりこういう事を真っ直ぐ伝えてくれない人だ。だからやっぱり、彼女の真っ直ぐな想いが胸に響いた。絶対、いい報告ができるように頑張ろう。そう思えた。彼女なりの優しさは、いつも私の心を強くしてくれる。迷って止まりそうな背中を、グッと力強く押し飛ばしてくれる。時折、力が強すぎるけれど、それも彼女の良さ。そばに居てくれることが本当に嬉しい。

制服に袖を通すのはあと56回。
大丈夫。私ならちゃんと頑張れる。
最後まで向き合える。
逃げないでいられる。
憧れだった制服を脱ぐその日まで。