ダークマターは幻か!?

さて、今日の記事は〜?!(サザエさんのノリで言うな笑)

https://phys.org/news/2020-01-evidence-key-assumption-discovery-dark.html

この論文、結構界隈では有名になったのではないでしょうか!すごく平たく言えば、「めちゃめちゃ観測精度を上げて観測したらダークマターとかダークエネルギーなんて存在しなかった」という論文です。

2011 年にノーベル物理学賞を受賞したテーマである、宇宙加速膨張の仮説が覆るかもしれないというものです。

さて、ダークマターや、ダークエネルギーってなんでしょうか。

現在、ビッグバンから以降宇宙は加速、そして膨張している、という説がとられています。そしてそれは観測されています。ですが、その加速膨張というものを物理学の中で論理的に説明するには、すでに発見されている物質、現象からでは説明できないのです。そこで、とりあえずうまく加速膨張を説明するために、暗黒物質(ダークマター)、暗黒エネルギー(ダークエネルギー)というものが仮定されました。そしてなんと、全宇宙の質量(物質に固有の重さ)のうち、約68%がダークマターやダークエネルギーが占めている、と考えられています。


今回の研究では、なんと、これらが測定誤差によるもので、今の精度では、観測するとそれがなくなってしまう、というものです。

まじか!10年来の通説が崩れた、と衝撃を受けました。

でも、実はこの論文、まだ査読という段階を踏んでいないようです。というのも、論文というのは、正式に認定されるまで、他の科学者が査読し、正しいかどうかを批判的に検証して初めて正式なものとなります。
STAP細胞も、査読の段階で論文のパクリが一部露呈してしまいましたね。あの件は比較的すぐに査読結果が出てしまいましたが、例えば数学の分野のような理論の論文の査読では、その理論が理解できる人が必要で、ものすごい天才が考えついた理論を証明するのに新たな天才が出現するまで待たなくてはいけない、なんてこともあるのが査読というものです。

まだ真偽はわからないーということです。
宇宙のことはロマンチックで、ミステリアスですね、たまには星を見上げて、レポートの期限が迫ってることなんて忘れましょう!泣

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