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普通のおじさんが税理士試験合格目指して25年もかかっちゃった件-4回-

2月ももう10日、このまま行くとあっという間に3月。このペースで投稿していくと「わたし」が発信していきたい内容のもう一つの事が期を逸してしまうので寄り道してそちらを先に投稿しようと思います。「就職(活動)」、付随して「転職」についてです。3つの体験から今後の日本、社会全体について考えます。


懐かしの昭和時代

「わたし」はおじさんなので当然昭和の生まれです。小学校まではテレビのチャンネルはリモコンなんて便利なものはなく、本体にダイヤルがついていてそれを回すことで選局していました。チャンネルを変えるのは本体まで行かないと変えられないので家族内弱者の末っ子である「わたし」の仕事です。未だに「チャンネル回して」とついつい言ってしまいます。「わたし」の子供は普通に「チャンネル変えて」と言いますね。

中学になり2つの衝撃的発明がありました。ビデオデッキとCDです。テレビはそれまで兄弟間でチャンネルの奪い合いでした。見逃した場合は再放送を待つしかありません。「わたし」は未だにマジンガーZの最終回を見せてもらえなかったこと、恨んでおります(翌日の学校はこの話一色で話についていけない「わたし」ときたら・・・。)
もう一つはCDです。たしか中学2年生か3年生の時でこんな小さいものに音楽が、しかも傷に強いとなるとそれは衝撃です。友達が松田聖子さんのパイナップルというアルバムを買いまして、聞かせてもらいました。当時は「んッ?何か音がキンキンするなぁ」と思ったものです(技術も進んでいなくて音がちょっと硬かった)。もう行かなくなりましたが未だに「貸しレコード屋」なんて言っちゃいます。「レンタルCDショップ」ですよね。

新婚旅行での出来事

社会人になり結婚した私は超ディズニーフリークの奥さんとディズニーワールドへ新婚旅行に行きました。撮ってきた写真(当然フィルムカメラ)は研修旅行のようにトラッシュカン(ゴミ箱)や地面の写真ばかり・・・。

記憶が定かではありませんが東京ディズニーランドでは夜のパレードがファンティリュージョンだったかな?ディズニーワールドではイルミネーションズという新しい夜のパレードだったと思います。
そこでこんな出来事が。多くの人だかりで中々パレードはうまく見れません。そんな中、一番後ろで車いすに座ったおばあさんに少しでもよく見えるようにとおじいさん(おそらくご夫婦)が場所を少しずつ変えながら見えるスポットを探しています。
具合の悪いおばあさん(奥さん)に少しでもパレードを見せたいというおじいさん(旦那さん)の優しい思い・・・。それを見た「わたし」は思わず泣いてしまいました(あぁ、この文章打っていても思い出して涙が・・・)。
それと同時に、そこまでして見せてあげたい!と思わせるものを提供しているディズニーってやっぱり凄いな。さらに東京ディズニーランド、そして日本も10年もするとこういった光景が普通の時代(当時はあまり見られない光景でしたね)必ずやってくるし、そういったレールを引いていく役割がオリエンタルランドにはあるんだ!!そのために頑張るんだ!!と熱く思ったものです。あ、辞めちゃいましたけど。

ボランティア活動

テレビで「メイク・ア・ウィッシュ」というボランティア団体を知り、説明会に行きました。この団体は難病の子供たちの夢を叶える活動をしています。子供たちの希望で最も多いのが「ディズニーランドに行きたい」。「わたし」は少しでもお手伝いができないかとボランティア員登録のセミナーを受講し何度かお手伝いをしました。会社へ東京ディズニーランドとしてこの団体のサポートをできないかとアクションしてみたのですが返答は「特定の団体へのサポートはできない」。要はその団代だけ特別扱いするわけにはいかない、ということです。こういう官僚チックなところ、本当に嫌でしたね。会社の言い分も十分わかりますが目の前にお手伝いできることがあるのに手を差し伸べない・・・。因みにメイク・ア・ウィッシュは世界的なボランティア団体でアメリカでは正式にサポートしていた気がします(間違っていたらごめんなさい)。

あるお手伝いの際(その男の子は自立歩行ができない子でした)、男の子がジャングルクルーズに乗りたいと言います。ボートに乗船することができないので利用できません。当然キャストからも利用できない旨、話がありました。ちょっと待ってください、ディズニーランドですよ、もっと言うとディズニーですよ!それじゃ普通の遊園地と同じでしょ!「わたし」はキャストにお願いして乗船場まで連れ行ってもらいました。そこからボートや少し見えるジャングルの入り口を指さして「ここから冒険に出発するんだよ」と、冒険の一部をお話ししてあげました。その子は目をキラキラさせていたことが思い出です。
何が言いたいかというと、モノの本質は何か、ということです。ディズニーランドのアトラクションはただスリルを味わうだけの「乗り物」ではなく、その体験を感じてもらうものです。乗り物に乗ることができなくてもその体験の一部でも感じてもらえればこれこそがディズニーではないでしょうか?

さて、就活の話です

長くなりましたが、「わたし」が何を言いたいか、と言うと、この後10年から15年は日本全体、社会全体は大きく変化し、それに伴い人の価値観も変化するはずです。ちょっと前までブラウン管テレビ・レコードの時代がスマホで映像が見れて、音楽はサブスクへ劇的に変わりました。ガソリンエンジンの車は絶滅していくでしょう。
そんな時代で未だに就活といえばどの会社に入社するか、となります。「わたし」の就活も当然そうでした。大学生人気企業ランキングなんかも話題になりますがあなたは本当にその会社で働きたいのですか?あなたはエントリーシートを出した会社の何を知っていてそこで何がしたいのですか?
会社はリストラといば経費削減、その中でも人件費の削減に躍起になってきた20年だと感じています。本当はリストラクチャリング、構造改革であるはずなのに人件費削減に注力しただけだったのでこんな日本になってしまったのだと思います。終身雇用も終わり働き方も多様化しています。サラリーマンにならなくても事業主として頑張った方がよい若者も多いと思います。会社もいつでも切り離せるように正社員雇用ではく、外注扱いとすることが多くなりました。いくら法律がそこをケアしていくように改正されても働く人の不利な状況は続いていくと感じています。そんな時代に自分はこの先何がしたくて、もっと大きく言うとどう生きていくのかそれをじっくり考えるチャンスが就職活動です。
自分は何をして生きていきたいのか?事業主になった時とサラリーマンとなった時、何がどう違うのか?自分にはどちらが合っているのか?そんなことを含めいろいろ考えるきっかけが今後の就職活動の本質であるべきだと、50年以上生きてきたおじさんが感じていること、声を大にして言いたいことです。

今後

ほんと、長くなってしまい申し訳なく、また最後までお付き合いいただいた方には何か考えるきっかけになっていただければ幸いです。
税理士試験の内容や自分の体験談、それから自分の就職活動での体験、また、会計事務所で入社希望の方の面接なんかも担当しましたのでそんな雑感も投稿できればなぁ、と思っております。
それとできれば今日投稿した内容を大学等で無料講習、セミナーみたいな形でお話ししに行きたいな~。と思っています。見事その夢が叶ったらまたここで報告できれば良いな~。

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