戦略的に攻める父、数をこなして重箱の隅系も覚える母。小学校の百人一首大会に向けて

「もみじのにしき かみのまにまに」呪文のようなこのフレーズが好きだ。

「しろたへの」チーズケーキが食べたくなるな。

「なにわ」「あふさか」「なら」「うぢ」懐かしい関西の地名たち。

そんなことを思う今日この頃。我が家は百人一首が流行中。

きっかけは小学校の百人一首大会。息子が通う小学校では1年生も百人一首に取り組む。愛だの恋だのようわからん彼らには単なる呪文の暗記にしか過ぎないのかもしれないのだが毎年の恒例行事で、今、彼らはせいかつかの時間に自分で札を作っている。冬休み中に家でも練習ができるように・・

週末。

「パパは小学校4年生のときに学校の百人一首大会で優勝したんだ」、「むすめふさほせ、懐かしいなぁ」とかなんとか言いながらなにやら札を10枚選び始める夫。10枚ずつ束にして裏面にカラーシールを貼っている。

「まずはこの赤のグループを覚えよう」「えー!!!無理!!(息子)」

その日はずっとその10枚で札を取るトレーニングを繰り返す二人を横目に白ワインを飲みながら「ママは小学校6年生のときに学年1位だけどね」と意味不明な主張をする。そんな私は夫のように覚えやすい札の上の句と下の句を記憶して重点的に攻めていくのではなく、愚直に全てを覚えてまんべんなく取りにいくタイプだった。果たして、息子はどちらのタイプなのか楽しみに、読み手に巻き込まれて酒焼けした喉をつぶしていく母。

そして昨日。100枚ずらっと並べ、今や便利なアプリの音声読み上げ機能やYoutubeの百人一首読み上げを使って息子vs母の真剣勝負。

結果、母惨敗。息子、重点記憶の10枚(一部記憶違いで取り違いあり)に加え、他の札でも上の句下の句ペアで覚えているものがあり、早い早い。

一方母は眼球回りの筋肉の衰え?もあり、苦戦。32枚しか取れず。無念。

100枚並べながら気づいたことだが、赤札だけでなく青札も夫は作って準備をしているようだ。年末年始までに母も特訓しておこうと思う。もちろん総記憶戦略で。

ちなみに、届いたときから札が1枚足りないため、そろそろPCで同じサイズの札を同じフォントと色みで作ろうと企んでいる。←クリエイター魂