#10 【ダイバーシティ】「夫」という役割に課せられたバイアスを解き放て
私のパートナーである夫は、ちょっと変わっていると思われるかもしれない。
…思いつくままに羅列してみたので、全然どうでもいい項目も混じってますが、こんな人です。
ちょっと一般的平均的感覚からして特殊だなと思うのは、定時に帰れてある程度自分のやり方でやらせてくれれば給料が上がらなくても文句言わないよ、というところでしょうか。
なので、うちは私がメインで家計を担っています。
ここだけ書くと、え、それ、結婚のメリットあるの?大丈夫?ってなりますよね。私の両親もきっとなったと思います。。
ですが、その不安ってどこから来るのでしょうか?
もし、私が男で夫が女性だったら、この経歴にそんなに不安になるでしょうか。
定時で帰れて家族を大切にして生活を補助する収入があって…、立派なワーママですよね。なぜそれが男性であると特異な眼で見られるのでしょうか。
なぜ、結婚して出産すると、女性の方が働き方を見直し、キャリアを諦め、仕事をセーブして、家族のサポートへ回るのが当たり前なのでしょうか。
今まではそういう人がたくさんいたかもしれない。そういう時代背景がありました。
今は、大学教育まで男女関係なく学びたいことを学び、経験したいことを経験できるようになっています。一部の医学部等で入試不正問題がありましたが、明るみに出て正されていっています。社会人になるまでは、ジェンダー平等、むしろ性差なんて感じていないでしょう。
それが、社会に出た途端、性別役割に晒されます。年代が上がれば上がるほど、それが一般的だったから。今の時代そうではないことを諸先輩方も分かっています。でも自分達でも気付かぬうちに、染み付いたジェンダーバイアスがじわりと顔を覗かせるのです。
あなたにはそんなジェンダーバイアス、ありませんか?
簡単にバイアスを確認する方法があります。
もし、これってバイアスかかってる…?と思ったら、性別が違っても同じことを言えるか?と考えてみてください。
例えば、男の子に、
「え、ピンクにするの?こっちの青の方がカッコいいよ〜」
…ありがち。。なぜピンクだめなんでしょうか。うちの息子は今、靴と手袋がピンクです。自分でこれがいいと選びました。逆もまた然り、女の子だからお花とかプリンセスとか、決めつけないで。
例えば、職場の男性にこんなことを言った時。
「へぇ、休みの日にお子さん連れて遊びに行ってるんだ!いいパパだねぇ」
女性に同じこと言います?言わないですよね。当たり前と思いますよね。
バイアスは気づかないと対応できません。
その判断、本当にその人自身を見て言っているのか、ジェンダーバイアスに絡め取られていないか、いつも自分に問いかけていきたいですね。
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