見出し画像

和綴じ製本に挑戦した話。

SS-BOOKBINDINGさんの製本教室で和綴じ製本を勉強してきました。前回の上製本はすっごく綺麗にできて感動したのですが、今回も楽しかった!また忘れないようにメモ。

お手本で回ってきた製本はこんな感じでした。

画像1

かっこいい…和紙の質感と糸の上品さがたまらないですね。

前回の上製本はボンドをベタベタに使いましたが、和綴じはのりをほとんど使わないそうです。この縫い方にきっと秘密があるんですね…

本番に入る前に、和綴じで一番大切な「縫い方」を練習するために、すでに用意されていた小さい和紙を使ってミニメモ帳を作りました。

まず本文(中の紙のこと)より少し大きいぐらいに表紙の紙を切り取る。

画像2

本文の中央にちょんとノリをつけて表紙を固定。

画像3

カッターの刃をしまって、定規を使って本文に合わせて折り目をつけ、内側に折り込んでいきます。

画像31

画像4

四隅はハサミでカット

画像5

ここで本文の束が登場。目打ちを使って黒い線(だいたい端から1cm〜ぐらいのところ)に沿って、穴を開けます。穴はいくつ開けても大丈夫だそうです。

画像6

表紙のセットを忘れずに

画像7

画像8

しっかり貫通させる。穴は小さすぎると糸が通らないし、大きすぎると美しくなくなってしまう。表紙側から目打ちを刺さないのは、表紙の穴が大きくなりすぎないためだそうです。

画像9

反対側の表紙も貫通させる。この時点で明らかに歪みがww

画像10

穴が空いたので、いよいよ糸を通します!最初は、一回通したら大体真ん中ぐらいから引っ張って糸を取り出す。その糸の端っこをノリで固定してぎゅっと閉じる。

画像11

のり、たったこれだけ!(青いスティックのり)

画像12

最初に糸を通した穴にもう一度糸を通して輪っかをつくる。

画像13

もう一回通して、今度は輪っかを上につくる。

画像14

するとこうなる!お手本みたいになってる!

画像15

そのまま下に進んで同じことを繰り返し

画像16

最後に一番最初に通した穴に入れる。

画像17

玉結びをして糸をカット。

画像18

画像20

縫えた…!!!

最後に、見返しを作るために一番最初と最後の本文を表紙にのりを貼る。のり付けすぎると表紙が固くなるので、小口側(こっち側)にスーッと塗るだけにする。

画像21

そして完成!!(家で撮った)

画像22

背中もいい感じ

画像23

ここまでが練習!今日は長い!!後半は前半でやらなかったことだけ記録。

和綴じは「角切れ」という隅っこを隠す(補強する)のがあると、素敵になるそうです。ここですね。

IMG20210220100124のコピー

たしかにめっちゃいいー。

穴を開けた時点で、この斜線の部分を覆う感じで、角切れの紙を貼るそうです。

画像24

和紙がふにゃふにゃだから難しかったな。。

画像25

画像26

とりあえずできた。練習と同じように、表紙がある状態で糸を通していく。

画像27

あ〜表紙出てくるとめっちゃいいね……。ちなみにこの針は刺繍用とは違って、製本用の太い針だそうです。レザークラフトの針でもいいんだって。

あと、糸をあんまりきつくしてもおしゃれじゃなくて、適度にゆるゆるにするのがいいらしい。でも私は全然コントロールできませんでしたww

画像28

よし、できた!!
(ちょっとゆるってるけど!!w)

画像29

みんなで並べればわからないよね!!

画像30

できたー!!終わったー!!!!!!

今回は和紙のふにゃふにゃさに苦戦しました。でも道具がそんなに必要ないし、大量のボンドも不要なので、一人でもできそう!

あと上製本は乾くまでそーっと扱わないといけなかったけど、和綴じはできてすぐ「バンッ!」って開いても全然大丈夫で、すっごい頑丈だった。見た目はそんなに強そうじゃないのにね。

忘れない内に、紙と糸選ぶところからやってみたい。今日もありがとうございましたー!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?