菊池道人note支店・自著紹介1
<<早稲田野球部初代主将>>
20世紀の第1年目でもある明治三十四年、現在の早稲田大学の前身である東京専門学校に野球部が誕生した。その初代主将となった大橋武太郎の青春の日々を恩師である安部磯雄や学校創設者・大隈重信の視点を通しての社会背景を織り込みながら描く。作者のデビュー作でもある。
<今にして思えば:>メンバー個々は腕に覚えがあっても、結成して間もない頃は、格下の中学生にも負けてばかり。団体競技には統制、チームワークが必要であることも痛感させられるが、作者自身の表現力も極めて拙いものである。この書を上梓したのは昭和六十三年(1988)。実質、昭和時代最後の年であると同時に、バブル経済の頃。そうした時代に、わずかな小遣いを出し合ってボールやバットを買い集め、木綿シャツに脚絆、地下足袋という出で立ちで野球を始めた若者たちを描いた。時代の風など敢えて無視した。
イチロー選手や長嶋茂雄氏に関する本はいくらでもある。
しかし、大橋武太郎という人の話を書いたのはこの作者だけである。他の人がやらないことをやった。
本日9月17日は主人公の命日であるとともに、この著書の初版発行日。
今年は主人公没後70年である。
*定価1944円(税込み)
*発行所 前野書店(東京都新宿区西早稲田1-4-16 TEL03-3203-3327)
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