及川一乃

育児のこと。思ったことなどを綴る。2児の母。適当な会社を経営中。漫画と夫が好き。20時…

及川一乃

育児のこと。思ったことなどを綴る。2児の母。適当な会社を経営中。漫画と夫が好き。20時以降は飲酒している。ライター・編集・ステップファミリー。Twitterはこちら。https://twitter.com/ichino_oikawa

マガジン

  • おもうこと

    書きためているコラムなど。

  • 4回目の結婚で出会った最愛の夫のはなし。

    夫はかわいい。

  • 発達障害

    ASD,ADHD,LD,ADD

  • どうにかして楽しみたい育児のこと

    ASD.ADHD.LD息子とおたくの娘。

  • これ何の話?シリーズ

    読んだ後に「これ何の話だったの?」となるnoteまとめ。 中身のないnoteしか入っていないので暇で暇で仕方がない人向け。

最近の記事

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息子の誕生日に「産んでくれてありがとう」と言われた話

 息子が14歳の誕生日を迎えるにあたって、今まで一度も書いた事のなかった育児について書いた。泣きながら、頭痛に襲われながら、時間をかけて書いた。読んだら過呼吸になりそうな文章ができあがってしまった。  このnoteを書いた2日後、なんと息子に「産んでくれてありがとう」と言われた。びっくりして大声が出た。「うわぁああ!!!」と言いながら、また泣いた。息子に泣かされっぱなしの人生である。  自分の気持ちを言葉にするのが苦手な息子が、なぜ急にこんなことを言ってくれたのか? という

    • 『有害な男らしさ』と劣等感。

      道端で突然、老人に杖で殴られたことがある。娘と一緒でなければ、とっ捕まえて警察に突き出しているところだが、子供に危害を加えられたら困ると思いグッと我慢した。今でもその道を通るたびにあの老人のことを思い出し、涙が出そうになったり、怒りが抑えられなくなったりする。 信じられないという方もいると思うが、こういう人はどこにでもいる。そしてそれは必ず男性である。このような経験を何度も何度も繰り返し、男性が苦手だと感じるようになった。 老人男性の行動は、以前にも書いた通り『有害な男ら

      • 「生活保護は恥ずかしい」といった友人の話。

        2年ほど前Facebookで急に「ごめん。今夜電話してもいい?」と、私宛に投稿した友人がいた。なぜFBに投稿?という疑問はあったが「いつでもどうぞ」と返事をした。彼女の口癖は昔から「ごめん」と「ごめんなさい」。電話でも開口一番「謝らないでって言われることわかってるんだけど、謝らせて! ごめん」と言った。 何に対しての謝罪なのかというと、「自分が困っているときだけ頼ってしまって、そのことに対して謝っている」のだという。なんでも、浮気している夫が全然帰ってこなくて、2人の子供を

        • 子育てとは○○○との戦いである。

          うんちの話である。今私はうんちの話をしようとしている。食事中にスマホを開いて、うっかりここにたどり着いてしまったという方はそっとほかのページに飛んでいってほしい。ここでしっかりと心の準備ができた方のみ、下記のテキストを読んでくれると嬉しい。 ーーーーー 先日6歳になったばかりの娘は最近、インドカレー屋にある『ラッシー』という飲み物にハマっている。昨日も「ラッシーを飲みにいきたい」というので近所のフードコートに遊びに行った。しかし『子どもカレーセット』についてくるドリンクに

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          浮気される夢ばかり見る

           夫が浮気する夢を見た。相手は隣町に住む私の友人で、2回のボディータッチを見て「これは浮気している……」と気付いてしまった。その瞬間火が付いたように暴れて、泣きながら罵ったのでめちゃくちゃ疲れた。あまりの悲しさに目が覚めてしまい、夫を起こして現実世界でも泣いてしまった。15分くらい涙が止まらなかった。  心臓がバクバクして収まらないので猫のお世話をしたり、息子のお弁当を作ったりしながらずっと泣いていた。何が嫌だったかって、「もう2度と会わない」「子供たちにも謝って」「何もいら

          浮気される夢ばかり見る

          気持ちの悪いプロット屋さん

           佐和田梨花は18歳になるまで、林隆俊と一緒に暮らしていた。梨花が小学5年生だったころ、帰り道にふと道端の花が気になりしゃがみこんだその瞬間、隆俊の車に連れ込まれ誘拐されたのだった。その日から9年間、梨花は一歩も外に出ることは許されなかった。『行方不明女児』としてテレビやマスコミは梨花の名前を大々的に報道した。母親はショックのあまり入院。父親はカメラの前で大げさに泣いた。異様な大声で泣きじゃくる父親に対し、「父親が怪しいのでは」という声もあった。  隆俊と梨花の生活は、郊外の

          気持ちの悪いプロット屋さん

          私がジャニオタを見つめ続ける理由

           夫から「どうして君はそんなにジャニーズに詳しいの?」と言われた。彼は関ジャニ∞の安田章大君のファンだ。対して私はジャニーズ事務所に推しがいるわけではない。そしてそれゆえに、彼らの情報を欠かさずチェックしている、というわけでもない。ではなぜ情報を持っているのかというと、ただひたすら彼らを応援するファンの動きを見ている。つまり私はジャニーズに詳しいのではなく、ジャニオタに詳しいだけなのだ。以前『手越祐也とアイドルにみるファンとミラーリング』というnoteを書いたのはそのせいだ。

          私がジャニオタを見つめ続ける理由

          アルコール依存症とわたし

           アルコール依存症になったことがある。きっかけは肺炎だった。いつまでもよくならない体調に嫌気がさして、昼間から酒を飲んだ。酒を飲んだら体調が麻痺して、仕事ができるようになった。そしてそれは1週間もしないうちに、「酒がなければ仕事ができない」という状況を招いた。 ーーーーーー  当時私はシングルマザーで、ワンオペで2人の子供を育てていた。フリーランスの編集・ライターで、1日でも休んだら生活が崩れるという環境。それなのに、1か月もの間咳や発熱がおさまらず、とうとう肺炎で入院し

          アルコール依存症とわたし

          毎日note1ヵ月報告

           昨日で毎日note31日目を達成いたしました。3割くらいしんどくて、7割くらいは楽しかったです。結果と感じたことを記録します。少しでも誰かの参考になれば幸いです。 1ヵ月分のダッシュボード 最終的なダッシュボードは1か月計測の場合、30日分のものとなってしまいますが、こちらです。  圧倒的手越さん……! 初日と2日目に書いたものがトップのビュー数という結果になりました。総PVの半分以上手越さんなので、なんかもうすみませんという気持ちです。実は以前に和牛の川西さんを褒め称

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          『ミサンドリー』男性嫌悪と向き合う。

           男性が苦手です。男性に対する怒りのようなものが常に根幹にあり、日常生活に大きな支障をきたしています。例えば、食事をする席で隣に集団の男性が来たら、店を移動します。距離感の近い男性がいると顔が引きつってしまう、エレベーターで二人きりになると心臓の音がはやくなるなどの反射的なものまで含めると、多種多様な支障が起きていると感じています。  更に「男性が苦手」という意識は仕事にも影響しており、例えばミスをしたのが男性だった場合「男になんて頼んだからこうなってしまった」という感情が

          『ミサンドリー』男性嫌悪と向き合う。

          ぴぃちゃんだって、今週誕生日だもん!

           先日、外食先で「ゲロの匂い」を感じた。何かしらの生き物の体内から出たような、生臭い匂い。それはここ最近で一番お気に入りのお店で、家族でよく出向く居酒屋だった。  言おうか、言うまいか5分ほど迷った。しかしコロナ禍ということもあるし、もし誰かのゲロが近くにあるとしたらそれは感染予防の側面から見ても掃除をしてもらわなくてはいけない。何より、お気に入りのお店を嫌いになりたくない。  HSPだからなのか、私は匂いに非常に敏感である。その場所のことを思い返すと匂いがしてくるとか、歩

          ぴぃちゃんだって、今週誕生日だもん!

          漫画に救われる人生『いくえみ綾と小畑友紀』

           昨年テレビドラマ化した『G線上のあなたと私』の原作漫画を読んでいたら、『僕等がいた』の小畑友紀先生が作品を手伝っているという記載があった。  絶叫した。私は小畑先生の大ファンである。『僕等がいた』最終巻の発売にあわせてサイン会にも行った。大好きないくえみ先生のところに大好きな小畑先生がいて一緒に漫画を作っているなんて……! あまりにも尊い事実にクラクラと眩暈がした。 ーーーー  『僕等がいた』は高校生のときに始まった漫画だ。当時一世を風靡していた『NANA』(矢沢あい

          漫画に救われる人生『いくえみ綾と小畑友紀』

          『窮鼠はチーズの夢を見る』鑑賞日記。

           2020年9月11日に公開された映画『窮鼠はチーズの夢を見る』を見に行った。主演は関ジャニ∞の大倉忠義君ということで、関ジャニ∞ファンの夫についてきてと言ったが、「BLが怖い」と言われてしまった。無理矢理連れて行くのもよくわからないので、仕方なくひとりで見に行った。見終わった感想は、「夫にも見せたかった」である。  以下、ネタバレを含む感想を書くので、これから鑑賞する方は自己判断のほどをお願いしたい。 ※読みやすさを優先するため、役者、役名、スタッフ名を継承略ですすめさせ

          『窮鼠はチーズの夢を見る』鑑賞日記。

          「わかる」と答えたその先に。

          「あーわかる、俺もだわ」  夫は最初に二人で食事をした日にこの言葉を何度も使っていた。中でも特段強く印象に残っているのが、私が「甘いものが苦手」と言ったときだ。続けて「年に1回食べることがあるかないかくらいです」と言うと、夫は繰り返し「あーわかる、俺もだわ」と言った。  酒飲みは甘いものが苦手である。酒を断つと食べられるようになったりするが、そんな時期はまぁ今のところ人生でほとんどない。スイーツ類は食べるタイミングというのがわからないし、料理に砂糖が入っている味なんかも苦

          「わかる」と答えたその先に。

          5歳のジャニオタぴいちゃん。

          *オタク用語解説*・推し=好きな人=担当 ・DD=誰でも大好きな人 ・ジャニスト=ジャニーズWEST ・じゅんた君=中間君=中間淳太君 ・同担拒否=同じ担当を拒否している人 初めての漫画 やっと生まれて初めての漫画が描き終わった。とても楽しかった。1枚2時間で、トータル4時間くらい。なぜか商業用サイズで制作してしまったので(出版する気かよ)、次回はInstagramとかにも載せられる形にしたい。イラストの上手い下手は置いておいて、娘を見たことのある人は全員「めちゃくちゃ

          5歳のジャニオタぴいちゃん。

          「死んだらだめよ」

          「死んだらだめ」  家族や友人から何度も言われた。これは私が10代の頃からとにかく「死」を求めて生きていたせいだ。求めているものが「死」だと、息をしているだけで苦しい。気づいたら夜中に車ごと海に突っ込んだり、大量に向精神薬を飲んだり、ドアノブに紐を吊るしたり。うまく思い出せないけれど、10代の頃私はいつもこんな感じだった。  繰り返される自殺未遂に、母が「死なせてあげた方がいいのかもしれない」と言った。とにもかくにも最悪な日々。車は3台くらい破壊したし、多額の治療費もかかっ

          「死んだらだめよ」