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~第130回~「太鼓と橋の話」

神社で太鼓の音を聞いたことはありませんか。

この太鼓の音を「号鼓(ごうこ)」と言います。 朝夕の開門、閉門時や、また祭典や御祈祷前後に「ドーン!ドーン!」と鳴らします。

とても大きな音なので驚かれることもあるかと思いますが、開門や閉門を知らせる節目を知らせ、また「いよいよ祭りが始まる」という合図であり、祭場を清め、皆様方一人一人の心を鎮め正す為の太鼓の音でもあります。 太鼓自体、日本人にとって大切な存在で、古来、太鼓などの鳴り物・打ち物で時間や物事の始まりや終わりを告げました。

村や共同体は、その音と共に一緒に暮らしてきました。 また、太鼓と神社にまつわる話として、「太鼓橋」もあります。

太鼓橋は人と神の世界を分ける境目として、鳥居同様、神社の入口に置かれます。

半円形に湾曲した橋の形が太鼓の胴に似ているところから太鼓橋といいます。 氷川神社の橋は?と言うと、神池に架かっている「神橋」です。

毎年8月2日に催行される神幸祭では、本殿で神霊を神輿に遷した後に渡御し、神池の水で清められた神橋に奉安し「橋上祭」が執り行われます。

〔 Word : Keiko Yamasaki Photo : Hiroyuki Kudoh 〕

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