見出し画像

~第185回~「御朱印にみる明治時代の大宮」

JR東日本の大宮支社様では現在、大宮と川越を舞台にした「川越線御朱印めぐり」を開催中です。

実施期間11月1日~12月10 日で、対象となる神社は
■大宮エリア:武蔵一宮 氷川神社
■川越エリア:川越氷川神社、川越熊野神社、川越八幡宮 の計4社。

開催期間中、武蔵一宮氷川神社では御朱印が限定御朱印用紙でいただけるほか、大宮駅の鉄道グッズ専門店「GENERAL STORE RAILYARD 大宮」ではオリジナルの「鉄道のまち大宮」御朱印帳を数量限定で販売されました。
JR東日本公式Ⅹ(旧Twitter)によると、「鉄道のまち大宮」御朱印帳は既に完売しているそうで、人気の高さがうかがえます。 ※https://twitter.com/RailwayTown_Omy/status/1724696048390770704

そもそも大宮は氷川神社の門前町、中山道の宿場町として町が形成され、明治時代以降は鉄道の町、工業・商業などの町として発展してきた歴史があります。
鉄道の町の起源となる大宮駅は明治18年(1885)に日本鉄道の駅として、また、東北本線と高崎線の分岐点として開設されました。
もともと江戸時代から、北関東は養蚕や絹織物の産業が発展していましたが、明治に入ると生糸は重要な輸出品として国の基幹産業に。
大宮駅は北関東の養蚕地と、生糸を積み出しする横浜港の間に位置することもあり、大宮は製糸工場が多数誕生し、生糸の生産地としても発展しました。

明治30年代には、それまで生糸の生産が盛んだった群馬県よりも開港地・横浜に近く、交通の利便性が高いとして大宮がより注目されるようになり、大宮駅一帯は、鉄道の街としてだけでなく、生糸の町としても発展を遂げます(このほか、製茶も)。
その、近代日本の経済を支えた歴史が、この御朱印企画にも繋がっているのです。

〔 Word : Keiko Yamasaki Photo : Hiroyuki Kudoh 〕



#武蔵一宮氷川神社 #武蔵一宮 #氷川神社 #氷川 #神社 #大宮氷川神社 #神道 #氷川風土記 #武蔵 #鉄道 #大宮駅 #明治 #大宮 #川越 #限定 #朱印 #JR #御朱印 #鉄道のまち大宮
#musashiichinomiyahikawashrine #shrine #jinja #shinto #hikawa #omiya #saitama #japan #railway

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?