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金になる曲、ならない曲

金になる曲って、要するに売れる曲でしょ?
それもまあ正解でもありますね。ただ、それだと売れる曲ってどうやって作るの?って事になります。ベースは下降の順次進行でBメロは4度からでm△7使って転調してサビに入って・・・という技術的な事ではなく今回は仕事的に通用する曲ってどんなの?という事をお話したいと思います。

イラストや文章でも必ずディレクター的な立場の人とやりとりすると思います。発注側の人ですね。その人がクリエイターの連絡係みたいな。なので音楽に限らずいわゆるクリエイターほぼほぼ似たような流れで仕事をすると思います。

自分がよく仕事しているゲーム音楽の世界でもやはりディレクターとのやりとりが全てです。ゲーム業界でのディレクターとはそのゲームを統括する人でシナリオライターや原画家などとも同時にやりとりをしながら一本のゲームを制作していきます。余談ですがPCゲームのようにややニッチな作品となるとゲーム内容がディレクターの趣向によるものも少なくありません。自分のゲームを作りたくてその仕事をしたい人にはやりがいありますね。

さて、そのディレクターは言ってみれば神みたいなものです。「日常的な朝」の曲を作ったつもりでも朝っぽくないと言われればそれまでです。ディレクターが朝っぽいと感じる曲を作るんです。これが全てではありませんが職業作曲家というのはこういう仕事です。

さて、仕事はどうやって始まりどんな風に流れて行くかですけどまず、仕事を引き受けると指示書が来ます。これにどういう事が書かれているかと言うと・・・・

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