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キャプチャーボードは使わない! ¥1,500で出来るプロセカ・音ゲー配信【無遅延/OBS】

プロセカに収録の『alive』を作曲したボカロPの市瀬るぽです!

プロセカやスマホ音ゲー配信をやるにあたって、遅延やキャプチャーボードのややこしい設定はつきものです。そんな敷居の高い音ゲー配信をもっと簡単にできないか考えてみました!

この記事はこんな人にオススメ!
音ゲー配信をしたいけど音声が遅延して困っている
・キャプチャーボードは高くて買えないけどPCを使って配信したい
・iPad・iPhone本体から音を出力してキャプチャーしたい

※環境によっては正常にキャプチャーできない場合があります。
  あくまで自己責任でお願いします。

では早速そのやり方を説明していきましょう


1.どうやってキャプボを使わずに配信するのか?

必要な機器

  • 音ゲーする端末 iPhone・iPad (Androidは非対応)

  • 配信するPC Windows・Mac どちらでも対応

  • Wi-Fi環境

キャプチャー方法

音ゲーをするiPad・iPhoneにキャプチャーアプリ NDI HX CAPTURE(このアプリが¥1,500します)をインストール
Wi-Fiを経由し、OBSで画面と音声をキャプチャー
本体からも音声が出力されるので無遅延でゲームをプレイできる!


2.インストール

NDIという規格を使って映像をキャプチャーします。
iPad側とPC側それぞれに対応するアプリ・プラグインをインストールする必要があります。

iPad・iPhone側

【インストールするもの】
・NDI HX CAPTURE

iPad・iPhone 
App Store ¥1,500
https://apps.apple.com/jp/app/ndi-hx-capture/id1501247823

App Store

いつも通りAppStoreからアプリをダウンロードする手順で
NDI HX CAPTUREをインストールしてください。


PC側

【インストールするもの】
・obs-ndi
・NDI Runtime

あらかじめ、PCにはOBSがインストールしてあるものとして説明します。
OBSのバージョン: 30.0.0 以上が必要になります (2023.12.12現在)

obs-ndi インストール

obs-ndi
https://github.com/obs-ndi/obs-ndi/releases

上記リンクより、
Assets からOSに合わせたファイルをダウンロードしてください。
・Windows →  obs-ndi-x.xx.x-windows-x64-Installer.exe
・Mac → obs-ndi-x.xx.x-macos-universal.pkg

インストーラーを起動し、ウィザードに従ってインストールします。

NDI Runtime インストール

obs-ndi 4.11.1 -  NDI Runtime
https://github.com/obs-ndi/obs-ndi/releases/tag/4.11.1

上記リンクの下の方にある

OSに合わせたファイルをダウンロードしてください。
・MacOS →  libNDI_5.5.3_for_Mac.pkg
・Windows → NDI 5.5.3 Runtime.exe

インストーラーを起動し、ウィザードに従ってインストールします。

3.OBSを使ってキャプチャー

PCとiPad・iPhoneが同じWi-Fiに接続していることを確認します。
(有線接続の場合は同じローカルエリアネットワーク内であるか確認)
iPad・iPhoneからNDI HX CAPTURE起動、[ブロードキャストを開始]を実行する。

OBSを起動し、シーンにNDIのキャプチャーを追加する。

プロパティのSource nameからiPad・iPhone を選択する。

正常にインストールができていればキャプチャーが出来るはずです。
OBSのミキサーに音も入っていて、iPad・iPhone本体からも音が出ていると思います。

4.安定性について

映像や音声が途切れず安定してキャプチャーするには、Wi-Fiルーターからの距離やネットワークの状態を確認する必要があります。
iPadをルーターに近づけたり、PC・iPadを有線接続してみると改善することもあります。

私が実際に2時間ほど配信をしてみましたが、その間途切れることなく配信することができました。



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