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海の見える場所で、再スタートへ

こんにちは。高木デザイン事務所の高木です。

最近、中之作港からすぐ近く、折戸という場所に作業場兼サムシングなスペースとして、古い2階建ての一軒家を借りました。
この物件をDIYで改修して、小さなイベントやワークショップ、展示などの企画ができるようにする予定で、絶賛DIY改修中です。

仮称 折戸ハウス


このマガジンでは、この折戸ハウス(仮)の改修記録や、お手伝いさん募集のお知らせ、やりたいことなんかをつらつらとアップして行こうと思います。興味がありましたらぜひお気軽にからんでください。

古民家を借りた理由

ぼくは、デザイナーとしてフリーランスになり早くも8年目になりました。はじめは自宅で仕事をしていましたが、2019年の末に、小名浜のまちなかにある元床屋さんの物件を借り、念願の事務所を開きました。

念願の事務所では、仕事だけでなく、デザインやクリエイティブ関係のワークショップやイベントを開催したりと、ひとが集まる場所にしたいな〜と考えていました。ここいわき市では、なかなかデザイン関係のイベントがないので、少しでもデザインに触れられる機会を作りたいと思ってのことでした。しかし、引っ越し作業がようやくひと段落した年明け。予想もできない事態が世の中を支配しました。新型コロナです。人を集めてわいわい楽しいことをするという夢は、ことごとく打ち砕かれました。

正直、一人親方のフリーランスが町中に事務所を借りて維持するのは金銭的に楽ではありません。それでも事務所を借りたのは、仕事以外でデザインやものづくりに触れられる機会を作りたかったという気持ちからです。

予想できない展開を作りたい

今からちょうど10年前。小名浜のオルタナティブスペースUDOK.にて、メンバーのみんなとわちゃわちゃと手作り芸術祭をはじめました。『小名浜本町通り芸術祭』。その芸術祭を始めた頃は、「なんかよくわからない若い奴らがなんかやってる」という見られ方でしたが、毎年開催していく中で、町の皆さんと関係性ができていき、2018年には小名浜の老舗ショッピングセンター『タウンモールリスポ』さんから、閉館イベントのプロデュースを頼まれるまでになりました。

小名浜本町通り芸術祭のロゴ
町の歴史的な出来事をリサーチし、それを元にジオラマにした作品
リスポの中央広場に展示し、多くの人に見てもらいました。
リスポ閉館イベントで行った、リスポへの寄せ書き企画『リスポオクリエ』
リスポの理事会長さんも喜んでくれて嬉しい企画になりました。


まさか自分が大好きでしょっちゅう通っていたリスポで、その閉館イベントをやらせてもらえるなんて、芸術祭を始めた頃は夢にも思わなかったです。
芸術祭で、勝手にリスポの49周年を祝う企画をやったり、リスポをテーマにしたラップを作ったりと、友達と好き勝手にやっていたことが、いつの間にかそこにたどり着く道になっていたのです。
僕は、デザインやアートには既定路線ではない新しい道が作れると思っていて、僕にとってこの小名浜本町通り芸術祭はまさにそんな体験でした。

それをするには地域に開かれた『場』が不可欠。ひととひとが大小様々なコラボレーションすることで、ひとりではできないアクションが生まれ、どこかにつながる道になる。なのに! 念願の事務所はこの3年間、黙々とデザイン仕事をするための超個人的な場所になってしまいました。まあ、それはそれで楽しいのだけど、やっぱりまちにひらかれたアナザープレイスを作りたい。しかし、仕事場として特化してしまったワンフロアしかない今の事務所をむやみやたらにオープンにもできない。またコロナによってイベントごとなどが不安定になった影響で、デザインの仕事も不安定になっている。そんな状況のなかで事務所スペースでお金にならない自主企画を行える余裕は僕にはない。さらにいうと今の事務所は駐車スペースが限られていて、イベントごとには向かないのです。(小名浜にはコインパーキングがない!)

そんなこんなで、ひとりで悶々する日々が続きました。

共同で借りるという選択肢


あるとき、同じくフリーランスでPR・広報の仕事をしている友人・草野さんとそんな話をしていました。お互い場所を探していたので、共同で借りるのはどうかというアイディアが生まれ、今回共同で借りることになりました。
お互い近いところで働くことによって、デザインとPR・広報を一緒に提案できたりします。これはお互いの仕事にとってもメリットになります。

草野さんは、東京でPRの仕事をしていてUターンしてきました。
aawlという屋号で、PRの企画提案、プレスリリースの作成・配信、SNSを使ったPR戦略などを行なっておられます。

さらに草野さんは、オンラインでMagic Productsというセレクトショップを運営しています。その実店舗も、この古民家の中に作る予定です。古民家では僕のオリジナルグッズや、クライアントさんの商品を並べてもらおうかとかあれこれ考え中です。

Magic Productsのインスタグラムはこちら。


間取り

間取りは、1Fに草野さんの事務所とショップと、6畳+8畳のスリースペースがあります。ここのフリースペースでは、展示やイベントなどを考えています。

2Fは高木デザイン事務所の作業スペースと、6畳二間のスペースがあります。ここはコワーキングスペース的な感じで、メンバー同士の化学反応で何か面白いことが生まれる場所にしたいと考えています。

1F
2F
2Fのコワーキングエリア(予定)
2Fの広々廊下
高木デザイン事務所スペース


1Fのフリースペース

ここでやりたいこと

この折戸ハウス(仮)で僕がやりたいこと(妄想)を箇条書きで紹介します。興味ありましたら、ぜひご参加ください。

  • デザインってどんな仕事?トーク

  • 町歩き系ワークショップ

  • 夏休みこどもポスター教室

  • ゆるい英会話の会

  • ゲストを呼んでトーク&交流会

  • あまり知られてないけど世の中にあるすごいデザインを語り合う会

  • Youtube動画を作ってみよう会

  • あやしいラジオを録ってみようの会

  • それぞれが各々ひたすら個人的な勉強に没頭する2時間

などなど。実際に開催するかは置いておいて、色々やりたいという気持ちだけは伝わったかなと思います。


改修作業をイベント的に行なっていきます

ただいま折戸ハウス(仮)は絶賛改修作業中です。9/1現在は、まだ水も電気もwi-fiもありません。これまでに2回、お手伝いさんを呼びかけて作業を行いました。


呼びかけ画像
壁をぶち抜いたり
頑固な汚れと戦ったり
頑固な汚れと戦ったり2

と、こんな感じで、壁を抜いたりトイレを撤去したりと、割とハードコアな作業はあらかたひと段落したので、今後はペンキ塗りやら漆喰塗りなど、色々イベント的にやる予定なので、お手伝いいただけると幸いです。見学のみもOKです。差し入れも歓迎です。

長くなりましたが、今回は以上です。今後ともよろしくお願いします。

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次回もお楽しみに!

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