一命をとりとめる！？(大袈裟です）

タイトルを書きながら、文字にすると大袈裟だなと自分でも思います。

思いますが、ヨガについては結構そう思っている部分が大きくて、あのタイミングでヨガに出会っていなかったら、多分、病気になって今頃、こんな風に振り返ることなってできなかったんじゃないかな…と思っています。

ぐらい、ヨガを始めたころの私はヤバかったのです。

さて、ヨガをはじめてどんどんヨガにはまりました。体調が良くなったというのは勿論なのですが、何より心が落ち着きを取り戻してきたことが一番大きなことでした。

私がヨガを始めたころはヨガブームが始まるちょっと前。今のように●●ヨガは乱立もしていなかったので、結構本気なヨガに出会えたのがラッキーだったなと思っています。

後に分かるのですが、私の先生はヨーガ療法士でした。このヨーガ療法というのはヴェーダーンタ哲学と言って、ヴェーダやウパニシャッドという、と～っても古いヨーガをベースに、日本人が抱える問題や疾病に対して、対応できるように体系化されたセラピーの一つです。

先生の所に通い続けて約4年、私の中で少しずつ変化が続き、そろそろ愛知に戻ってもいいのかも…。そんな風に思うようになっていました。

そうなると、重なる時は重なるもので、弟の結婚問題から始まり、愛知でヨーガ療法の講座がスタートすることが発表され、機内誌の方もキリが良いところで、賃貸の更新が重なり、実家に戻るという流れになりました。

ポルトガルへ

急に！？(笑)ですが、実家に戻ることが決まったころ、たまたま雑誌を見ていたら「ユーラシア大陸の西の果て」というタイトルでポルトガルのロカ岬が紹介されていました。

「ユーラシア大陸の西の果て」
この言葉が私の心を鷲掴みしたのは言うまでもありません。

そうだポルトガル、行こう

ということで、実家に戻ったのが10月上旬ころ。12月に入ってから3週間ポルトガル行ってきました。

もちろん一人で。
ポルトガル語は全く分かりません。もはや留学していたころの英語力は無きに等しい。
なぜか、銀行の両替の担当の人にめちゃくちゃ心配されながら（いい人だ）、びゅ～んとポルトガルへ。

気ままな一人旅です。最初の1週間くらいのホテルだけ予約して、あとは『地球の歩き方』頼み。さすがに30代。バックパッカーの安宿ではなく、普通のホテルを利用しましたのであしからず。

面白いもので、一人旅でしたが、ポルトガル語も分かりませんが、英語も微妙ですが（ポルトガルの人も英語は微妙）、旅の間、喋らなかった日は一日もないという(笑)

なんとかなるのよ。それがコミュニケーション！

奇跡のロカ岬

生活するように旅をする。私はこのスタイルが好きです。

ポルトガルってとってもゆったりした時間が流れている、そんな印象をもった国でした。忙しすぎる日常を経てのポルトガルの時間は、私にとってはエネルギーを補充するもってこいの国だったように思います。

3週間の間、毎日、観光していたわけでもなく気の向くままに過ごしていました。とはいえ、ロカ岬は外せません。

ところが、道中、まさかの土砂降り。
え～っ！！って感じです。
まぁ雨は雨で思い出か…なんて思いながらバスに揺られてロカ岬を目指しました。

ちなみにロカ岬行きのバスは1時間に1本。土砂降りの中雨をしのげるところ有るのかなぁなんて思いながら車窓から景色をぼんやり眺めていました。

バス亭はあるようでほぼなく、途中でお客さんを降ろしたり、乗せたり。なんかこういうのいいよね。

そろそろロカ岬に着くかなぁという頃、なんと雨あがる！
おぉぉぉ。奇跡！
呼ばれたなロカ岬にとか都合の良いことを思いつつ、ユーラシア大陸の西の果てに到着。

雨がやみ、雲が切れ、青空と太陽が。
そして目の間に広がる大西洋。
どう考えても呼ばれたとしか思えない！（自分都合）

ひとしきり感動したものの、意外と見るところもなく、とりあえず、観光案内所で時間をつぶしながら、帰りのバスを待つ(笑)

ちなみに、ここでは「最西端到達証明書」って言うのが買えます…発行してもらえます。私も発行してもらいましたが…捨てては無いので、どっかにあると思います…。

そして、帰りのバスが到着したので、早々に乗り込み出発時間までバスで待っていると、なんと、どんどん曇りはじめ、出発する頃には雨がまた降り出すという。

やっぱり呼ばれたな…と思いながらリスボンに向かったのでした。

ポルトガルこぼれ話

ここでは書ききれませんがポルトガル旅は珍道中。まぁ一人旅って珍道中率が高いと思いますが。

道に迷ったり、大きすぎる鱈料理にびっくりしたり、歯に染みるほど甘いエッグタルト（何杯エスプレッソを飲んだか…）、ベンチでの昼寝、屋台のイワシの塩焼き、美味しいポートワイン、ワイナリーのはしごで酔っぱらう…、濃霧過ぎて城に辿り着けなかったりと、食べ物のことが多めですが、楽しい3週間でした。

もし、海外に行きたいって思われているなら、ポルトガルおすすめです。ちなみに私はポルト推しです。

またポルトガル行きたいなぁ。

追記：そうそう、銀行の両替の方。帰国してからまた両替しに銀行に行ったら、偶然その人が窓口にいて、私が無事に帰ってきたのを喜んでくれました。ご心配おかけしました(笑)

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