mix「一郎の日記」を振り返る[101] 2008/9/3(水) ~9/6(土)

mixiに書いていた日記をまとめました
Twitterを始めたことでmixiは全く利用していませんでしたが
mixi日記を読み直すまとめ作業のおかげで
新たな一つの目標・・・1万字日記」が出来ました

2008/9/6(土)

   一日で消える一郎の日記

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2008/9/6(土)

2008/9/6
今日の投稿

歌集「一握の砂」 95.我に似し・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/ichirof58/16808036.html

啄木
我に似し友の二人(ふたり)よ
一人は死に
一人は牢(らう)を出(い)でて今病(や)む
 
 姉二人
 一人中卒名古屋行き
 一人夜間の大学通う

 上の姉は集団就職で
 名古屋の織物工場へ行きました
 数年後に工場をやめて帰ってきました
 それからは食堂で働くようになりました
 料理が好きだったようです

 姉が働いている食堂に行ったことがあります
 調理場の隅っこで天ぷら定食を食べさせてくれました
 揚げたての熱い天ぷらを
 大根下ろしを入れた天つゆにつけて食べたのは初めてでした
 姉はそこで働きながら調理師の免許を取りました

 食堂に鳥の食材を配達していた青年と知り合い結婚しました
 当時高校生だった私も結婚式に初めて出席しました
 神前結婚式でした
 しばらくは以前と同じように食堂で働いていましたが
 義兄が郷里に戻って商売を始めることになり福岡を離れました

 義兄の郷里は灯籠まつりで有名な熊本山鹿
 そこで貸本屋を始めたようです
 しばらくして姉は女の子を産みました
 しかしそれから間もなく
 義兄は肉腫という病気で亡くなってしまいます

 市営住宅に移っていた私たちの家で
 姉とその娘は暮らすことになりました
 私にとっては初めての姪でとても可愛い子でした
 私はこの子の父親代わりになろうと決心しました
 しかしその子が三歳になる前に私が家出をすることになります

 両親にも姉たちにも黙って家をでました
 私のことを誰も知る者のない大阪に働き先を見つけていました
 家族も友人も恩師もこれまでの関係をすべて絶ち切り
 一人でひっそり生きる道を選びました
 その心の支えになったのが姪の存在でした

 姪の親代わりになって支えてやろうと思っていた私が
 姪に支えられていたのです
 毎月給料が入ると姪の喜びそうなものを送りました
 姪からはたどたどしい字で書かれたはがきや手紙がきました
 姪に愛情を注ぐことに生きていく意味を見出していたのでした

 それから四十年近く経ちました
 姪は二人の子の母親
 長女は小学校六年生で長男は四年生
 忙しく働いてるようです
 母に似てタフな母親になったようです

 姪の母・・・私の上の姉は長い間幼稚園の給食室で働いていました
 縁あって再婚してもうどのくらい経つのか
 ご主人と一緒に屋根瓦のふき替え工事の手伝いをしていたとき
 誤って屋根から落ちたのですが一命をとりとめたことで
 むしろ前よりも積極的でたくましい女性になりました

 母も働きづめの人生でしたが愚痴の一つも聞いたことがありません
 中卒で集団就職した時から姉もまた働きづめの人生のようでした
 でも働くことをいといませんでした
 ただ姉弟三人でただ一人
 私だけが怠け者で無精者になってしまいました 
 [ 一郎 ]

お読みいただきありがとうございます。
同じことが多くなるのは年のせいだとお許しください。
それではまたあした・・・ごきげんよう。
一郎

2008/9/5(金)

   一日で消える一郎の日記

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2008/9/5(金)

tomoさんへの返信。


メールをありがとうございます。


tomoの詩の題をいただいて、五行書きの詩のようなものを書くのが楽しくなってきました。

tomoさんの詩が私の刺激になっています。


「一握の砂」以前の啄木の歌がもうすぐ終わります。

次は啄木の詩を読んでいこうと思っています。

まだ読んでいませんので、どんな詩が出てくるのか楽しみです。

またどんな刺激を受けるのかも楽しみです。


啄木は、小説、j評論、それから日記・・・とりわけ文学的価値が高いとされる有名なローマ字日記など、まだまだまだたくさんの作品があります。

26歳の若さで亡くなったのですが、すでに残すものを残していたことに感心します。


金子みすゞも啄木と同じ26歳の生涯でしたが、やはり512編の詩を残していました。


遺された作品こそが作者の命なんでしょうね。作者の命は亡くなっても、作品の命は生き続けます。

作品を生み続ける力こそが才能なんだと思います。

作品を残せる人は幸せです。

その幸せに気づかぬ人が多いかもしれません。

有名になることが幸せだと思っている人には、その幸せは気づかないでしょう。


作品の命は、作者の私欲を超えたところにあります。

最初は確かに作者の私欲から始まる創作かもしれません。

その創作を支えるのも私欲かもしれません。

しかし作品が真の命と価値を持つのは、作者の私欲を超えた美の追求から生まれた作品だからだと思います。

有名であろうと無名であろうと、作品の命・・・美・真理は・・・芸術の神の前には平等です。


奇跡


自然の存在全てが奇跡だと思える人は、自然と人の命の尊厳に感謝します。

自然を愛し人を愛し自分を愛します。

生きていることに感謝します。

生きて活動できることに感謝し喜びを感じます。

それが幸せなんだと思います。


人はみな幸せの中にいるのだと気づけばいいのに

それに気づきさえすれば

自分を恨み人を恨んで殺すことはない

何もなくとも幸せになれる

人はみな幸せの中にいるのだと気づきさえすればいい

お読みいただきありがとうございます。
同じことが多くなるのは年のせいだとお許しください。
それではまたあした・・・ごきげんよう。
一郎

2008/9/4(木)

   一日で消える一郎の日記

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2008/9/4(木)

あるmixiコミュへの投稿から。


2008年09月04日

Yuri Buenaventura - Ne me quitte pas
http://jp.youtube.com/watch?v=kccz0onEkmo

Yuri という名前に日本的なものを感じたというだけで動画を見たのですが、これが楽しいミュージック・ビデオだったのです。それもそのはずキューバのサルサのリズム。
ダンスシーンが多いのも私好みのビデオ。Yuri Buenaventura・・・ジューリ・ブエナヴェントゥーラのおそらくいちばん有名な曲かと思われる「Salsa」・・・ダンス映画「SALSA!」の主題歌。この動画がまた楽しい。さいわいにもぽすれんにも在庫があるので次には借りようと思います。

そこでYouYubeの動画から「SALSA!」を
http://jp.youtube.com/watch?v=zeB1bIr8fUg

Yuri Buenaventuraで検索をしていると「ロシュフォールの恋人たち」の主題歌を歌っているという記述がありました。
「ロシュフォールの恋人たち」・・・聞き覚えがあるなとこれまた検索してみると1967年のフランス映画。出演者にはカトリーヌ・ドヌーヴの名前があります。ジーン・ケリー、ジョージ・チャキリスの名前も。そして音楽はミシェル・ルグラン・・・すぐ浮かぶのが大好きな「The Windmills Of Your Mind」

Yuri Buenaventuraが歌っている「ロシュフォールの恋人たち」というのは最近の録音の音源でしょうから映画とは直接関係ないものでしょうが・・・。いずれゆっくり探したいと思います。

お読みいただきありがとうございます。
同じことが多くなるのは年のせいだとお許しください。
それではまたあした・・・ごきげんよう。
一郎

2008/9/3(水)

   一日で消える一郎の日記

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2008/9/3(水)

日刊メルマガ「花を歌うかな」より。


'08/9/3 日刊「花を歌うかな」 No.1195 創刊 / 2005.4.19
「花ねこ日記」 9月2日(火) 秋ねこ 画像提供:花屋 ねこじゃらし
http://ichirof60.dip.jp/hanauta8/1195.html

涼しさに
行く夏愁う束の間の
後の残暑よやはりの夏よ

またおいで歓迎するよ暑い夏

十二月生まれだから
どんなに寒くても
どんなに雪が降っても
冬が好き・・・夏は苦手だ
そう思ってた

不思議とこの夏は
暑さも汗も気にしなくなった
日中は部屋でも下着だけにはならなかった
暑いからこそ身だしなみをきちんとしよう
そう思うようになった

この夏変わったことと言えばそれだけ
それだけで夏の暑さも苦にならなくなった
どうせなら暑い夏も楽しまなければ
この夏少しも苦にならなかった
冬生まれの私が夏も好きになった

お読みいただきありがとうございます。
同じことが多くなるのは年のせいだとお許しください。
それではまたあした・・・ごきげんよう。
一郎

2008/9/3(水)

   一日で消える一郎の日記

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2008/9/2(火)

メルマガ「啄木の歌とともに 第200号 2008.9.3」より

◇◇ひとりごと◇◇

第200号をお送りします。

詩集 カラーブラインド blog
http://colorbd.livedoor.biz/
詩集カラーブラインド blogでは、詩人tomoさんによる最新の詩を掲載しています。

2008年08月23日
夕焼けの赤
http://colorbd.livedoor.biz/archives/51451246.html

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2008年08月19日 一郎

夕焼けの赤

若い日は
無性に夕陽が切なくて
空が夕焼けで染まろうものなら
心震えて涙が溢れた
若かったから

若かったから
朝が来るのは当たり前だった
いっぱい朝の貯金があった
ただ一日が無為に過ぎ去るのが耐えられなかった
不確かな毎日が

不確かな毎日が
無為に過ぎて行く毎日が
どうでもいい日常になってくる
どうもがいてもしかたがない
なるようにしかならない

なるようにしかならない
なるようになる
なるにまかせる
なるにまかせて時は過ぎる
時は確実に過ぎる

時は確実に過ぎる
時は平等
時と仲良くなる
時が愛おしくなる
自分が愛おしくなる

自分が愛おしくなる
いっぱいあった朝の貯金が残り少なくなってくると
朝が愛おしくなる
朝焼けに涙する
もう若くないから

お読みいただきありがとうございます。
同じことが多くなるのは年のせいだとお許しください。
それではまたあした・・・ごきげんよう。
一郎

mixiプロフィ
藤川一郎
京都市北区紫竹北大門町37 葵荘17号
075-493-4676

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