mix「一郎の日記」を振り返る㉟2007/4/5~4/9

mixiに書いていた日記をまとめました
Twitterを始めたことでmixiは全く利用していませんでしたが
mixi日記を読み直すまとめ作業のおかげで
新たな一つの目標が出来ました

2007/4/9・・・今日の投稿

181.おどけたる・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/ichirof58/17331098.html

おどけたる手つきをかしと
我のみはいつも笑ひき
博学の師を

 おどけたる素振り話しで笑わせる その友人はヤクザ者なり
 [ 中 ]

>語らいの輪の端っこで聞き役が心外なるもふさわしきかな [ 一郎 ]


228.小心(せうしん)の・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/ichirof58/17427375.html

小心(せうしん)の役場の書記の
気の狂(ふ)れし噂(うはさ)に立てる
ふるさとの秋

 気のふれし人の心の感性の
 愛おしきかな
 泣くな心よ
 [ 一郎 ]


2007/4/8・・・今日の投稿

204.ふるさとの・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/ichirof58/17378221.html

ふるさとの
かの路傍(みちばた)のすて石よ
今年も草に埋(うづ)もれしらむ

 懐かしきわがふるさとは何も無き、雑然の町かつしか奥戸。
 [ goto_roppei ] 2007/3/19

>葛飾はフーテンの寅私には映画を観ては元気もらった・・・投稿、ありがとうございます。いっしょに歌づくりができればうれしく思います。どうかよろしく。 [ 一郎 ]


226.肺を病む・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/ichirof58/17400836.html

肺を病む
極道地主(ごくだうぢぬし)の総領(そうりやう)の
よめとりの日の春の雷(らい)かな

 かずかずに歌われきたり、春の雨,恋の道にぞふりしきりけれ. 。
 [ goto_roppei ]

>恋の道耐えるだけなら耐えもするなら敵いるなら身を引くでしょう [ 一郎 ]


180.蘇峯(そほう)の・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/ichirof58/17330820.html

蘇峯(そほう)の書(しよ)を我に薦(すす)めし友早く
校(かう)を退(しりぞ)きぬ
まづしさのため

 その昔学びと暮らしが難しき,時あるけりを,我もよく知る。
 [ goto_roppei ]

>姉二人ひとり中卒もうひとり大学までを夜学に通う [ 一郎 ]


 学校を突然止めた学友は 自ら死せり桜の頃に
 [ 中 ]

>小学で父を亡くした人がいた高校半ば病死の人も [ 一郎 ]


227.宗次郎(そうじろ)に・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/ichirof58/17427340.html

宗次郎(そうじろ)に
おかねが泣きて口説(くど)き居(を)り
大根(だいこん)の花白きゆふぐれ

 月明かり配達すれば先々に
 桜の花が
 ぼんやり白く  
 [ 一郎 ]


2007/4/7・・・今日の投稿

179.かぎりなき・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/ichirof58/17330747.html

かぎりなき知識の慾(よく)に燃ゆる眼を
姉は傷(いた)みき
人恋ふるかと

 わけもなく人恋しさや春の雨 どこかで猫の呼ぶ声もあり
 [ 中 ]

>こまやかな春の雨なら濡れましょうならばと天はどしゃ降り嵐 [ 一郎 ]


226.肺を病む・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/ichirof58/17400836.html

肺を病む
極道地主(ごくだうぢぬし)の総領(そうりやう)の
よめとりの日の春の雷(らい)かな

 春雨に濡れて愉しむそのあとに
 どしゃ降りの雨
 笑う雷 
 [ 一郎 ]

お読みいただきありがとうございます。
同じことが多くなるのは年のせいだとお許しください。
それではまたあした・・・ごきげんよう。
一郎

'07/4/8 日刊「花を歌うかな」 No.680

「花ねこ日記」 4月7日(土) コブシ
http://ichirof60.dip.jp/hanauta6/680.html

 青空にコブシの花の乱れ咲き
 山に在っては
 桜の如し

 青空に白さはじけるコブシかな


'07/4/7 日刊「花を歌うかな」 No.679
「花ねこ日記」 4月6日(金) 多胡の古碑と観音山の桜
http://ichirof60.dip.jp/hanauta6/679.html

 多胡の古碑
 和銅四年は奈良時代
 千有余年今在る奇跡
 
 桜越し観音さまと青空と


'07/4/6 日刊「花を歌うかな」 No.678
「花ねこ日記」 4月5日(木) 小串カタクリの里にて
http://ichirof60.dip.jp/hanauta6/678.html

 紫の花の群生その中に
 白花ぽつり
 違っていいよ

 白い花見つけたあなた幸せになれ


'07/4/5 日刊「花を歌うかな」 No.677
「花ねこ日記」 4月4日(水) ニワウメ
http://ichirof60.dip.jp/hanauta6/677.html

 実生から
 花を咲かせたニワウメは
 小鳥がくれた贈り物だね

 鳥も実も自然のままに花もまた


'07/4/4 日刊「花を歌うかな」 No.676
「花ねこ日記」 4月3日(火) 正円寺古墳の桜
http://ichirof60.dip.jp/hanauta6/676.html

 願わくは
 人の通わぬ奥山の
 冷たき岩をわが墓標にと

 花よ咲け死者を弔い咲いて散れ


'07/4/3 日刊「花を歌うかな」 No.675
「花ねこ日記」 4月2日(月) ショウジョウバカマ
http://ichirof60.dip.jp/hanauta6/675.html

 いつからか鉢の片隅住み着いて
 ショウジョウバカマ
 やっと咲いたと

 花ひとつショウジョウバカマ花火になった


'07/4/2 日刊「花を歌うかな」 No.674
「花ねこ日記」 4月1日(日) キバナルピナス
http://ichirof60.dip.jp/hanauta6/674.html

 デザイン画
 浮かんできましたルピナスは
 モデルのオーラ感じませんか

 ルピナスの花はくねりて悩ましい

お読みいただきありがとうございます。
同じことが多くなるのは年のせいだとお許しください。
それではまたあした・・・ごきげんよう。
一郎

2007/4/7(土)

それぞれの「一握の砂」・・・「“それぞれ”へのお誘い 」より。

1.東海の・・・
2006/8/26(土) 午後 5:15


啄木の歌集「一握の砂」の歌を読み、その歌をイメージして自分の歌をつくり始めました。使われている言葉からイメージすることが多かったようです。啄木の歌自体を「お題」にした歌づくりでしたから、何を書こうかと悩まずに済みます。

歌づくりも、短歌形式を借りた日記だと思うようにしました。文学のひとつの表現方法、分野としての「短歌」を意識しないようにしました。文学的な知識が何もないところからの出発です。日記なら自分の思うように自由に書けばいいからです。

メルマガ「啄木の歌とともに」を始めたころ、啄木のことについて私が知っていることはほんのわずかでした。誰もが知っている啄木のいくつかの歌、金田一京助と親交があり借金をよくしたということ、若くして亡くなったということ・・・このくらいのことでした。
歌づくりをする中で少しずつ啄木の生い立ちを知ることになりますが、啄木について深く研究するというつもりはありませんでした。啄木の歌は、私の歌づくりの「お題」・・・参考としての対象でした。

ただ、一日一首の歌づくりを続けることだけを自分に義務付けました。始めたことをとにかく最後までやり遂げる・・・それが私の課題でした。これまで何ひとつやり遂げたものはありませんでした。いつも中途半端、すぐ飽きる・・・そんな私でした。
準備を始めて1年半後、「一握の砂」の全551首を読み、私の歌もつくり終えました。その後、歌集「悲しき玩具」、「一握の砂以前」の歌をメルマガで続けています。

私にとっては初めてと言っていいと思います。最後までやり遂げることが出来たのが啄木の歌集「一握の砂」だったのです。


1.東海の・・・

東海(とうかい)の小島(こじま)の磯(いそ)の白砂(しらすな)に
われ泣(な)きぬれて
蟹(かに)とたはむる


あてもなく辿り着きたる砂丘にて
我に生きたる
価値有るや問う
(一郎)'04.1.4

時に泣き時に怒るや
君が歌
知らぬ人無き「一握の砂」
(一郎)'06.8.26

お読みいただきありがとうございます。
同じことが多くなるのは年のせいだとお許しください。
それではまたあした・・・ごきげんよう。
一郎

4月6日

忘れるところでしたこの日を
忘れてはいけない日でした
忘れないために
このブログをつくったのですから

2003年4月6日
アメリカの爆撃で
家族全部と
両手をなくしたアバス君
君は12歳でした

それから7年
君はどうしているでしょうね
君の事を知るすべが私にはありません
私にできることは
君の事を忘れないこと・・・ただそれだけです

いまでは
アメリカが始めた戦争に
大義がなかったことがはっきりしました
しかし
イラクの悲劇は続いています

戦争をしてはいけない
日本は
敗戦からその教訓を得ました
そして
戦争放棄を憲法に明記しました

その憲法を
改悪するための準備が進められています
国民投票法案
憲法を改悪して
日米共同の軍事作戦ができるようにするためです

近い将来
平和憲法は改悪されるでしょう
改悪され
その結果がわかるでしょう
また過ちをくり返したと

過ちを犯したと
反省していない人たちがいるのです
その人たちに政治を任せているのです
任せている国民の責任です
ひとりひとりの責任です

お読みいただきありがとうございます。
同じことが多くなるのは年のせいだとお許しください。
それではまたあした・・・ごきげんよう。
一郎

2007/4/5(木)

第526回 [番号] 07/1121(第7巻第1121番)
2007/4/5

[番号] 07/1121
[題詞] 詠草
[原文] 妹<等所> 我通路 細竹為酢寸 我通 靡細竹原
[訓読] 妹らがり我が通ひ道の小竹すすき我れし通はば靡け小竹原
[仮名] いもらがり,わがかよひぢの,しのすすき,われしかよはば,なびけしのはら
[事項] 雑歌,植物,恋情

尾根覆う熊笹分けて我行きし何かがあると信じたかった
たとえ人我を待つとも通うまい若き日ならば厭いはせぬが

第525回 [番号] 07/1120(第7巻第1120番)
2007/4/4

[番号] 07/1120
[題詞] 詠蘿
[原文] 三芳野之 青根我峯之 蘿席 誰将織 經緯無二
[訓読] み吉野の青根が岳の蘿むしろ誰れか織りけむ経緯なしに
[仮名] みよしのの,あをねがたけの,こけむしろ,たれかおりけむ,たてぬきなしに
[事項] 雑歌,吉野,地名,土地讃美

杉木立苔むす庭は円通寺暗き本堂比叡を望む
木々の葉や小さき苔の緑なる心やすまるなぜに緑か

第524回 [番号] 07/1119(第7巻第1119番)
2007/3/27

[番号] 07/1119
[題詞] 詠葉
[原文] 徃川之 過去人之 手不折者 裏觸立 三和之桧原者
[訓読] 行く川の過ぎにし人の手折らねばうらぶれ立てり三輪の桧原は
[仮名] ゆくかはの,すぎにしひとの,たをらねば,うらぶれたてり,みわのひはらは
[左注] 右二首柿本朝臣人麻呂之歌集出"
[事項] 雑歌,作者:柿本人麻呂歌集,三輪山,奈良,非略体,地名,悲嘆

人の手が入って山は荒れていく自然は自然生きるも死ぬも
人間は己の利益のみ求む開発の名の自然破壊で

第523回 [番号] 07/1118(第7巻第1118番)
2007/3/23

[番号] 07/1118
[題詞] 詠葉
[原文] 古尓 有險人母 如吾等架 弥和乃桧原尓 挿頭折兼
[訓読] いにしへにありけむ人も我がごとか三輪の桧原にかざし折りけむ
[仮名] いにしへに,ありけむひとも,わがごとか,みわのひはらに,かざしをりけむ
[左注] (右二首柿本朝臣人麻呂之歌集出)
[事項] 雑歌,作者:柿本人麻呂歌集,三輪山,奈良,非略体,地名,悲嘆

ふるさとのわが学び舎は桧原(ひばる)の地変化やいかにグーグルで見る
いにしえは花畑なるふるさとはその地名より偲ぶほかなし

 万葉集を歌う
 http://blogs.yahoo.co.jp/ichirof57

お読みいただきありがとうございます。
同じことが多くなるのは年のせいだとお許しください。
それではまたあした・・・ごきげんよう。
一郎

mixiプロフィ
藤川一郎
京都市北区紫竹北大門町37 葵荘17号
075-493-4676

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