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高山~沖縄慰霊の日~相良倫子(さがらりんこ)さんに思う

2018/06/26

右翼の馬鹿野郎達に対してつくづく呆れる。

ネット右翼ですね。ネット右翼ってまあ、威勢が良いね。
本当、時々馬鹿じゃないのかと本気で心配になりますよ。
それに、お金で雇われてるのも居ますし、会社組織のも居ますから驚きますね。
沖縄慰霊の日に相良倫子さん、中学三年生が平和の詩「生きる」って朗読しました。
内容は、彼女の曾祖父から聞いた沖縄戦から考えたようです。
これを、珍しくテレビで観てました。
内容も勿論良いですが、彼女の堂々たる朗読に胸を打たれましたね。
中学三年の女の子だから正直に書いてるなあと思うし、想いは真っ直ぐですよ。
沖縄の美しさ、しかし、そこで起こった戦争の悲惨さ。
それでも平和を希求するって物です。
興味のある人は、文章よりもYouTubeで彼女の声と表情見て欲しい。
当たり前の事を上手く文章にしてますが、何より彼女の切実さを感じます。
弁論の上手さと、表情を特に見て欲しいですね。
それが、Twitter等では洗脳されたとか気持ち悪いとか書いてる人が、かなり沢山居ます。
多分、詩を読む力も無いし、心をオープンにする事も出来ないんでしょう。
反日勢力に洗脳された、とか出てますね。
それなら、僕はあちこちトンネル工事で行ってるけど、沖縄が一番長いかもですから言うんですが、沖縄って複雑ですよ。
観光で行くと、本土の人間を受け入れてくれますよ。
そりゃお金を落とすからね。
しかし、仕事で行くとそうではないですね。
二本のトンネルを苦労して掘ったけど、僕は本当に受け入れて貰いましたね。
何故かは、沖縄県民だからとかの差別意識がなかったからです。
出来る人には、それなりのお金を払うべきって考えてしたからね。
僕は、最初は孫請の所長で工事に行ってたけど、その上に居た人が今の会社の常務です。
常務は、沖縄県民は安く使うって固定観念が有りましたね。
僕には、それは全く無くて、出来る人間ならうちで雇うなら、それなりのお金を払うべきって考えで衝突しました。
相当言い合いになって、最終的には常務が折れました。
それを黙ってたんですが、何処からか漏れてこの人は、差別のない人と捉えられました。
何人かの違う会社から来てる人と話したんですが、本土から来ててある程度偉い立場に有るのに、まともに口を聞いてくれるのは珍しいと言われて、え!?と思いました。
土建業の世界でもそういう風に、本土とは差をつけられて来てたんですよ。
平成の世の中ですよ。
ある意味、基地の押し付け等も根元に有るのは、差別意識ではと思いますね。
沖縄なら良いだろうですよ。
それじゃ駄目ですよ。
それじゃ何も変わらないですよ。
沖縄県民も同じ国に住んでるんです。
極端に言えば、同じ地球に住んでるんです。
沖縄慰霊の日は、日本人全部が考える日ですよ。
その日だけでも沖縄戦の壮絶さを考えて、いかに戦争が無意味か考えるべきです。
相良さんの詩は、その根本を突いてると思うし、彼女の真摯さを馬鹿にしたり洗脳されたとか言うのは辞めて欲しいです。
安倍総理を応援してる人には、頭がどうかしてるのではと思うのが多いけど、それは、置きましょう。
間接的に現政権の批判となってると思われる詩ですが、当たり前の事を上手く文章にしてるだけですよ。
安倍さんを直接的に批判などしてないのに、過剰反応し過ぎる安倍一派って右翼ですね。
本来なら、もっと沖縄県民は怒ってますよ。
何にせよ、政権の言いなりにならないといけない現状にはね。
辺野古の工事などは、それぞれの意見で割れてるけど、一つだけ言えるのは、何時も何時も本土の意向に従わないといけないのかって点では、怒ってますよ。
沖縄で仕事をしてる時に、僕は名護市の近くに居たんですが、あちこち飲みに行きました。
もう今は、ほとんど店が無くなったらしいけど、名護より北にも一ヶ所けっこうスナックがある所があって、そこに一人で時々行ってました。
名護は良いけど、知り合いに会うからたまにはこっちで一人でって感じです。
特に綺麗な女の子が居るとかで無くて、異国的な所を楽しみたかったんですよ。
沖縄独特な所をね。
スナックのカウンターで飲んでたら、男の七十代は軽く越えた髪の毛の真っ白な人が話しかけて来ました。
僕は、酔っ払いだな面倒だなと思いましたよ。
それが、意外に酔って無くて、僕が本土から来たトンネル屋だと分かってました。
本土から来たって、喋らなくても大体分かるからね。
それも、本土の人間が滅多に来ないような飲み屋街でしたから、目立ったんでしょうね。
そこからトンネルは儲かるかとか、終わったら引き上げるんだろうとか話し掛けて来ました。
最初は面倒だなと思ってたけど、その人が僕らの工事現場の側にも不発弾が有ると言い出しました。
それは、本当に現場の側でしたが、掘る所とは違ってました。
こんな北まで、不発弾が有るのに驚きました。
一般的に沖縄戦は、名護より南ですからね。
しかし、それは、本土の僕の勘違いと無知でしたね。
激戦区が南ですが、島全体の戦いだったようです。
その白髪の老人は、まだ若い僕を馬鹿にするでも無く、自分自身も南から子供ながら逃げた話しをしました。
戦争体験者だったんですね。
まだ二十年ほど前ですから、居ますよね。
その老人は多くは言わなかったけど、本土もアメリカも同じだと繰り返してましたね。
それと、トンネル工事をするならダイナマイトを使わないのかでした。
それを何故聞くかは、近くに不発弾が有るからです。
トンネルの進路とは違う場所でしたが、ダイナマイトは使わない工事だから大丈夫ですと答えました。
しかし、近くに不発弾が有るのは知ってる人多いんですか?と聞くと、地元の人間なら知ってると答えましたね。
次の日に、地元から来てる坑夫にこの辺りのどこそこに不発弾が有るのは知ってると聞くと、知ってると答えてそんなの言い出したらあっちにもこっちにもと、具体的な場所を言い出しました。
工事の側だけじゃないんらしいんですよ。
その沖縄の坑夫は僕と特に仲良くて、ここだけの話しだけどと教えてくれましたよ。
あちこちに沖縄の北でも有るけど、例えば普通の工事をしてて不発弾が出たら、前にそっと違う場所に移した事が有ると言いました。
驚きましたが、そうしないと小さな現場でいちいち構ってたら、仕事がストップになるから仕方ないんだよと答えました。
沖縄の北では、土木作業員も本土より日当が安いです。
だから、工事が中止になるのはとても困るんですよ。
生きるために仕方ないだろうです。
それは、仕方ないなと思いますよ。
僕が三十代の頃ですから、十五年から二十年前の事です。
わりと最近ですよ。
今でもそういうのが、多分有るんだろうなと思いますよ。
そうした事があって、沖縄は成り立ってる。
米軍との激しい陸上戦を経て、今の沖縄が有るんですよね。
アメリカへの複雑な感情、本土との複雑な感情に何時も揺れ動いて、犠牲になってる。
あの美しい島がです。
住んでみると分かるけど、海だけで無くて山も美しいです。
僕は、あそこで癒されたし、今でも沢山の友人が居ます。
沖縄で仕事が出来て無かったら、自分自身精神的に崩れてたでしょうし、出来たら最後は沖縄で過ごしたいです。
それも、北部のやんばると言われる所ですね。
相良倫子さんは、当たり前の事を当たり前に真摯に訴えた。
それが、たまたま政権批判になったかも知れない。
左翼側もTwitter等で、なるべく安倍総理と結びつけずにツイートしたら良いのかもね。
しかし、どうしても結びつけてしまうのは仕方ないのかなあ。
女の子の中学三年と言えば、最も多感な時期ですよ。
相良倫子さん個人を、偽善的等と言わないで欲しいです。
ネット右翼は、馬鹿かと思うような稚拙な攻撃も見られるし、反日勢力等とお決まりのパターンです。
日本を愛するなら政権を好いても良いですが、排他的になりすぎです。
特に中国、韓国、北朝鮮にはね。
日本人の癖で、白人には弱いんですよね。
僕に言わせたら、トランプも北朝鮮も似たような物です。
しかし、アメリカのある種凄いのが、ロバート・デ・ニーロがトニー賞の演説の前に、クソ!!トランプと一言言ってから演説してます。
それを見てた観衆が、大きく拍手してました。
ああいう自由さは、日本にも無いね。
安倍の馬鹿野郎と言うと、ブラックユーモアにならないからね。
それに、二大政党性が出来てるからトランプが不味かったら、違うパターンの人が出ますからね。
相良倫子さんの詩は、「私は今を生きていく。」で締められてます。
十四才、中学三年生。今を、これからを生きて欲しいです。
色々な中傷や心ない言葉も有るだろうが、僕は貴方が大きくなっても今の気持ちを持ってて、沖縄をひいては日本を変えて行く一人になって欲しいです。
それが、願いです。
会ったことも無い女の子ですが、YouTube見て欲しいです。
僕は、彼女を応援するし、彼女を中傷する人間を軽蔑しますよ。
沖縄の事を少しは考えて見ませんか、とも問いたいです。
今回、かなりTwitter等でこの女の子が中傷されてるの見て怒ってますから、何時も以上の混乱ですが、平和な社会を望んでます。
おわり

相良倫子さんの平和の詩「生きる」

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