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言い張れば尾瀬、本当は釧路湿原【温根内木道】

湿原の中の木道と言えば?

「湿原の中の木道」と聞くと尾瀬高原を思い出す人が多いかもしれませんが、釧路湿原にも素敵な木道があります。2022年5月と8月に温根内(おんねない)木道へ行ってきましたのでレポートします。

アクセス

車で行く場合は、「温根内ビジターセンター」をナビの目的地にしてください。釧路空港からも釧路駅からも車で30分足らずで行けます。無料駐車場があります。だだっ広いので、満車の心配はまずないでしょう。
※途中に釧路市湿原展望台があります。(有料の2F展望台の評判がイマイチ。無料ならば、文句も少なくなると思うのですが…。)

市の中心部や空港から30分

必携品、禁忌品

💀💀:ないと死ぬかも or あったら死ぬかも
💀:なくても死なないが…
💛:あったらハッピー

・熊よけの鈴💀💀
熊も人間に出会いたくはありません。大きい声で会話する等、こちらの存在を熊に知らせましょう。
持っていない方には、ビジターセンターがサンタクロースがトナカイのそりに乗ってやってきたようなジャラジャラと音がする鈴を貸してくれます。散策中、鈴をつけている人とはすれ違いませんでしたが、備えあれば憂いなしです。
おすすめの熊よけの鈴
最初に買った熊よけの鈴は、格安でカウベルのようにコロコロと音がするものでしたが、買い替えたこれはとても澄んだきれいな音がします。また、消音機能が付いているので、荷物の中でチリンチリン鳴ることがありません。ちょっとお高いですが、最初からこちらを買うのをお勧めします。

・黒い服、香水、甘い飲み物はN.G.💀💀
特に9月はスズメバチの活動期です。引き寄せることのないようにしましょう。
・日焼け止め💀
木陰はないと思ってください。
・水💀
外周を一周しても約1時間なので、なくても死にはしません。
荷物を軽くするために車でグビグビッと飲んでから出発することをお勧めします。なお、ビジターセンターに自販機があります。
・双眼鏡💛
遠くの白い点がタンチョウヅルかもしれません。

散策ルート

駐車場~ビジターセンター(300m。階段あり)

駐車場は湿原よりもかなり高いレベルにありますので、まずは、階段を下ります。目的地は湿原の木道ですが、この階段も気持ちいいです。
帰りはこれを上るのですが、そんなに急ではありませんし、階段は正味200mもないと思いますので、坂が苦手な方も恐れることはありません。実際、手を引かれた年配の方が、ご自身の足で歩かれていました。

駐車場からビジターセンターへ向かう階段

ほどなくビジターセンターがあります。熊よけの鈴を持っていない場合は、ここで借りられます。
また、遊歩道にトイレはありません。ビジターセンターで済ませてから出発しましょう。

木道散策(長さは3種類。フラット)

散策コースは、どこで折り返すかによって、
・小回り(500m。10分)
・中回り(2.1km。40分)
・大回り(3.1km。1時間)
の3通りを選ぶことができます。私は、大回りを反時計回りで歩いてきました。
湿原の上の遊歩道ですから高低差は一切ありません。

スタート地点の案内板
出発地点は、あまり開けていません。
すぐこんな感じに
中回りと大回りの分岐点。
しばらく木道ではなくなりますが、味変にどうぞ。
一つ前の写真、向かって右側には軌道跡があります。
線路は見当たらず。

運がよければ、鹿に会えます。

尾瀬とは広大さが違います その1
尾瀬とは広大さが違います その2
ドクゼリ。草全体に猛毒あり
 (あとで知った。ガクブル💀💀)
ハンゴンソウ(反魂草)。
動植物を撮ってあとで調べても楽しい。
ビジターセンター。
予習するもよし、復習するもよし

さいごに

みなさんの温根内木道訪問・散策が、好天に恵まれて、安全に楽しめますように。

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