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情報リテラシー論 07

今回の授業では、Web上にメールアドレスを載せることの危険性について学びました。迷惑メールが来ることを防ぐためにはweb上に載せないようにすることが必須条件です。

しかし"載せないようにする"とひと言でいっても、ただテキストとして書き込むことを辞めるだけでは対策として不十分なのです。

この資料からわかるように、メールアドレスは画像にしたとしても識字され、簡単に迷惑メール側の人工知能に収集されてしまいます。

画像は画像としてだけ存在しているわけではなく、多くの情報を内包したものであることを忘れてはいけません。


そこで今回のブログでは、画像からどれだけの情報が抜き取ることができるのか。
迷惑メール側の人工知能に比べれば性能は遥かに劣りますが、誰でも使用することができるGoogleフォトを使って実験してみようと思います。



実験

例えばこの写真。私のスマホの中に入っていた写真です。

「Johnny's FAMILY CLUB」と書かれています。
これをGoogleフォトで調べてみると

スクショでもなければ斜めに書かれているのにも関わらず簡単にヒットしてしまいました。しかしこれははっきりしたフォント字なので比較的識字しやすかったのかもしれません。


では手書きのものではどうでしょうか。

お友達が入浴剤に直接メッセージを書いてプレゼントしてくれたものです。

「Dear.Mone」と書かれています。
これをGoogleフォトで調べてみると

手書きであるのにも関わらず簡単にヒットしてしまいました。
画像の中からかなりの情報を抜き出すことができることがわかりました。



まとめ

はっきりしたフォント字のものから手書きのものまで、しっかり画像内の字が抜き取られていました。誰でも無料で利用できるGoogleフォトでさえこの識字性能の高さなので、迷惑メール側の人工知能はより精密に画像から情報を抜き取ることができるのではないでしょうか。

ただ書き込むことを辞めるというだけではなく、画像としてweb上に載せることにも気をつけなければなりません。
これはメールアドレスに限ったことではなく、その他の情報であっても当てはまると思います。なんの気なしに載せた画像から個人情報などが抜き取られる可能性もあるため、その可能性を考えた上で載せる画像を選別していかなければなりませんね。


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