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情報リテラシー論 03

今回のブログでは、大手検索サイトであるYahoo!の変遷について調べてみようと思います。


インターネットアーカイブ(https://web.archive.org/web/19981212034239/http://www.yahoo.co.jp/)では文字化けしてしまったので、代わりにこちらのサイトを参考にしました。


私は、デザインの専門大学である長岡造形大学の学生なので主にデザインに着目して比較していきます。

1996年のYahoo!


1998年のYahoo!


1996年と1998年のたった二年間でも大きく変化があったことがわかります。1996年ではカテゴリの選択肢が縦に長く羅列されているのに対して、1998年にはデザインの鉄則である「選択肢は5〜7個くらいに収める」に則して縦7、横2の並びに納めています。

また検索欄の下にある進学情報などのトピックスや、右側にまとめられたトピックスとお知らせは、1998年のものは枠や線、色分けなどにより見やすくまとめられています。見やすさや見つけやすさなどが二年間で大幅にアップしたことがわかります。



2004年のYahoo!


かなり飛びますが、8年後の2004年のYahoo!検索画面です。
八年間で載せられる情報やYahoo!内でできることが増えたため、検索画面には多くの選択肢があることがわかります。枠や色分けなどによってかなり見やすさに工夫が成されていることがわかりますが、空白がなく字のサイズにも変化がないことからごちゃついて見づらくなってしまいました。



2005年のYahoo!


翌年の2005年には写真の搭載が可能になりました。かつては写真を載せると重くなってしまい載せることができませんでした。
写真があることで、文字だらけで見づらかった2004年と比べて隙間ができ見やすくなったように感じます。ショッピングの欄にバッグの写真があることで何の情報がまとめられた枠なのかかなりわかりやすくなっていますね。



2011年のYahoo!


2011年の検索画面です。現在のものとかなり近い形になりました。
左側にまとめられた選択肢一つ一つにアイコンがつけられどこに何の選択肢があるのかかなり見やすくなったと感じます。デザインの「選択肢は5〜7個くらいに収める」の鉄則を無視した並べ方ではありますが、イラストによって見つけづらさを緩和させています。


また1996年からかなり長い間掲載されていた「Yahoo!ファミリー」「世界のYahoo!」の掲載は2011年には掲載が終了したことがわかります。検索には全く必要のない無駄な掲載が減ったことも見やすさにつながっていると思います。




まとめ

年々インターネット内に必要な情報が増えていく中で、どれだけ膨大な情報を見やすく、見つけやすくまとめるかが重要なのだろうと感じました。

私は知りたいことだけの答えを知りたいのでYahoo!のように余計な選択肢は必要ないと思ってしまい、Googleを使用しています。
しかし、さまざまな知識をたくさんの選択肢の中から幅広く知りたいタイプの人はYahoo!を使用しているのだろうと思います。今回調べたYahoo!はそんなタイプの人にとって使いやすい画面に変化していっているように感じました。


GoogleもYahoo!もさまざまなニーズに応えた形に変化していっているのですね

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