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【謎の料金】ユニバーサルサービス料とは

こんにちは

ICTLINKの福原です。

今日は最近勉強して「へー」と思ったことを皆さんに共有したいと思います。


電話代の明細に謎の料金

みなさん、いつの頃からか電話代の明細に

”ユニバーサルサービス料”という名目で数円程度請求されていたという覚えはありませんか? (多分最近であれば2円だと思います。)

電話代の明細ってプラン名ではなんの費用かわからないものが多いですが、このユニバーサルサービス料はその数円程度という安さ?も相まって!”謎の料金”感が強いですよね。

今日はそんなユニバーサルサービス料についてなんとなく程度でご説明します。


ユニバーサルサービスとは

ユニバーサルサービスを直訳すると

”普遍的なサービス”や”万人に共通したサービス”という意味合いです。

ちょっと話は逸れますが、電話といえばのNTT東日本とNTT西日本は、1985年に民営化した日本電信電話公社が、さらに1999年に分かれた企業さんです。

話を戻して、そんなNTT東日本とNTT西日本、電話という超重要なサービスを扱っているがために「電話は超重要なインフラだからどこでもだれでも同じように利用できないといけない!いいか、絶対にだ!!」という義務を課されています。

義務としてユニバーサルな電話サービスを提供しなければいけないわけです。


ユニバーサルなサービス提供はむずかしい

人口の多い地域と、私のうまれた田舎の僻地のような地域とではサービスの提供にかかるコストが変わってしまいます。

自宅のキッチンの火力をキャンプ場で再現するのが難しいのと同じように、地域によってはサービス水準の維持に高額なコストがかかってしまい、結果としてそれが赤字になってしまうんです。

実はこの赤字がユニバーサルサービス料の正体です。


ユニバーサルサービス料は赤字の肩代わり?

いろんなことを端折ると、ユニバーサルサービス料はNTTの赤字の肩代わり、と言えると思います。

「NTTの赤字を俺らが払ってんのかよ」となりそうですが、あくまで補填しているのはユニバーサルなサービスを提供するためにかかった費用の部分の赤字のみです。

なおかつ日本全国にあまねく電話という超重要サービスを提供するという目的を遂行した結果でもあります。(ちなみに公衆電話や110などの緊急通報などにかかる費用もこのユニバーサルサービス料に含まれます。)

ですので、赤字の肩代わりであることは否定できませんが、我々が電話サービスをどこでも快適に使うための費用でもあるため、一概に「なんでこんなもの払わないといけねーんだよ!」ともならない、と僕は考えています。


ユニバーサルサービス料、どう思いますか?

問題提起っぽいブログは胡散臭いのであんまり好きじゃないんですが、みなさんはどう思いますか?

否定的な方と肯定的な方、どっちでもいい方など見解はさまざまかと思います。

個人的には、月々2円で田舎のばあちゃんの声が当たり前のようにいつでも電話で聞けると思ったら安いもの、と考えるのがかっこいいんじゃないかと思います。

また、今回はあくまで”なんとなく程度”の内容ですので、端折っている情報が多々ある点はご容赦ください。

ではまた!

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