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まるクルのはじまりと沿革(前半=はじまり)

まるクルは、だれもが安心して過ごせる医療機関を実装する取り組みをしています。

どんな風にして始まったの?とお尋ねいただくことがあり、記録のような投稿をさせていただこうと思います。

さかのぼること、2020年3月
新型コロナウイルス感染症の流行が徐々に日本の中で広まりつつありました。そんな中で、人が集まることが制限され始めていました。医療現場での感染もあり、病院に行くのを不安に思う人たちの声があふれるようになってきた時期でもありました。

そんな中、「STAY HOME」を合言葉に自宅で過ごすことが推奨されるようにもなっていました。

いつも忙しくしている NPO法人の代表をしている友人が、時間ができたことを呟いていました。主にセクシュアリティの多様性に関連した活動を行っていて、九州レインボープライドを通してのご縁。

個人的には医療機関の中で取り組みができればと以前より考えるところがあり、新型コロナウイルス感染症への対策も大切なのだけれど、そこで生じているセクシュアルマイノリティの人たちの抱えやすい困難さが増していることも、耳に入ってくる中で、個人レッスンのようなことでもいいので、なにかできないかと考えました。

そんなこんな話をしているうちに、私一人だけが学ぶよりも、興味があるけれど、きっかけがないだけかもしれないひとたちも誘った学習会にしよう!という展開になっていきました。

2020年4月7日、日本で初めて、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言が7都府県に出されました。
きっと自宅で過ごす人が多いのでは?とも話しながら、初めての勉強会を企画しました。
現在のようにオンラインでの学習会も、まだまだ行われていない中、オンライン会議システムを利用して、開催しました。

プレとして行ったのが、【今さら聞けないLGBT~何でも聞いて~】 です。
定員6名として、こじんまりじっくりと対話できるようにセッティングしました。

その後、【第1回 のぶゑと一緒に学ぶLGBT】として、3週に分けての学習会を行いました。「STAY HOME」が声高に言われていた中とはゆえ、日曜日のお昼に3週連続とせめた企画だったなぁと思います。
3週にわけたことで、その間の気づきを共有したりすることができたのは、学び始めの私自身や参加者にとっては、とても良い時間となりました。

Wherebyを使ってたのも懐かしい


その後は、初回より情報保障のために入ってもらっていた手話通訳をしてくれていた方を講師にして、【手話通訳者と一緒に考えるきこえないひと~びょういんでのあれこれ~

翌月には、医療者でずっと取り組みを続けている方を講師に招き【ゆうさんと一緒に考えるLGBTフレンドリーな医療機関】を企画。この頃から参加者数の定員も増やしましたが、それを超える申し込みをいただくようになっていました。

さらにトランスジェンダーを自認する方を講師に【あきらと一緒に学ぶLGBT+】を開催しました。

最近、著書を出されたので、ぜひご覧ください。
「トランスジェンダーの私が悟るまで」 荒巻 明楽 著


2020年4月から始めた毎月の企画をまとめると、

開催してきた学習会の企画

こんな風に毎月の学習会を企画しながら、学びを深めていきました。

その中で、やはり学ぶだけでなく、医療現場の中でなにか取り組みを始めることで初めて現状を変えられるのではないかと感じるようになっていったのです。

ちなみに、「○○と学ぶ」とか「●●と考える」したのは、講師それぞれが語る内容が違っていることもひっくるめて学んだり、考えたりを一緒にしたいと思ったからです。

講師ごとで、語り口の違いもありながら、根っこの部分はつながっていたりもします。どれが正しいとかではなく、この人は、こんな風に表現しているとか、なぜそのような伝え方をしているのか、なども楽しんでもらいたいと考えたからです。

なので、同じテーマでも、講師の伝えたいこと・大切に思っていることをコアにして実施してもらうように企画しました。

どの企画も いつか第2回をやりたいと思っていますし、
また違う方を講師を招いた企画もしたいなと思っています。

参加したい方、おられましたら、ぜひお声をとどけてください。


はじまりまでしか書いていませんが、続きは次回にします。

ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
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