メモ書き②

また、メモ書き置いといていいですか?(笑)

これも編集するか、改めて記事として書くかも。



ある日の午後。
イダとニシキの会話。

イダ『僕には価値なんてないんだ。この先の人生を生きていくのなんて怖すぎる。』

ニシキ『そうか。価値がないのか。生きていくのが怖いのか。なぜ、そう感じたんだい?』

イダ『だって、僕は無職で、大学中退してて、友だちも恋人もいなくて…。』

ニシキ『うん。』

イダ『自分には何もないから、自分には価値がないんじゃないか、価値がなかったら、生きている意味なんてないんじゃないかって思うんだ。』

ニシキ『そうか。無職で、中退者で、友だちと呼べる人も、恋人と呼べる人もいない君の状態は、何もないって思うんだね。』

イダ『そうだよ…。何にもないんだ。ある人がうらやましいよ…。』

ニシキ『“ある人”っていうのはどんな人なの?』

イダ『人に貢献できる仕事をしてて、何でも話せる友だちがいて、慕ってくれる人たちがいる、スゴイ人のことだよ!』

ニシキ『仕事があること、友だちや慕ってくれる人がいることは、君にとって“スゴイこと”なんだね?』

イダ『うん!そりゃそうでしょ?仕事があるから生きていけるし、周りに人がたくさんいれば寂しくないしね!』

ニシキ『そうか。君は生きていきたいんだね。生きていくためには仕事をしなきゃいけない。だから、今の無職の自分に価値がないって思うんだね。』

イダ『生きていきたい…。そうかも。』

ニシキ『じゃあ、どんな風に生きていきたい?』

イダ『どんな風にって…?』

ニシキ『“生きていく”と一口にいっても、世の中にはいろんな“生き方”をしている人たちがいるんだよ。』

ニシキ『誰と生きていくのか。何をして生きていくのか。どんな環境で生きていくのか。』

ニシキ『たとえば、世界中を飛び回りながら生きている人。自分の家を仕事場にして生きている人。』

ニシキ『自然に囲まれた環境で生きている人。たくさんの人に囲まれながら生きている人。』

ニシキ『毎日を変わりなく生きている人。毎日慌ただしい人。』

イダ『世界にはいろんな人がいるんだね。』

ニシキ『そう。そして、人の数だけ“生き方”があるんだ。生き方に正解や不正解はないよ。君の望んだ生き方ができるんだ!』

イダ『でも、ちょっとまって!本当に僕の望んだ生き方ができるの?』

ニシキ『ん?どういうこと?』

イダ『だって、自分の想像通りにならないことも、たくさんあるじゃん!望んだ生き方ができる人なんて恵まれた成功者だけでしょ?僕にはムリだよ。』

ニシキ『うーん。本当にムリなのかなぁ?』

イダ『ムリだよ!僕には才能なんてないし、恵まれてもいないし!』

ニシキ『君は本当に才能がないの?本当に恵まれていないの?』

イダ『そうだよ!才能なんてないんだ!』

ニシキ『そうか。じゃあ、才能って聞くとどんなイメージをする?』

イダ『才能?天才が持っているスゴイ能力でしょ?』

ニシキ『もう少し具体的に。』

イダ『んー。うまく答えられないよ。』

ニシキ『じゃあ、この人才能あるな!って人はどんな人?』

イダ『他の人より上手くできるとか?』

ニシキ『“上手くできる”ってどういうこと?』

イダ『簡単に成果を出せること…とか?』

ニシキ『なるほど。じゃあ、君は簡単に成果が出せたことはあるかい?』

イダ『ないよ…。』

ニシキ『本当に?』

イダ『うん…。たぶん…。』

ニシキ『そうか。では、“簡単に”を別の言い方にできないかな?』

イダ『“簡単に”を?別の言い方…。うーん。“楽に”とか、“自然に”とか…?』

ニシキ『おぉ!じゃあ、君が“楽に”できることや“自然に”できることは何かないかな?』

イダ『なんだろう…。』


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