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空想旅行 ⑤

どこか知らない場所

大きな建物は見えない
田舎のようだ
この人たち誰?

突然、暗くなった


星がキレイに光ってる

こんなキレイな星空、初めて見た


また別の場所のようだ

あれ?これって、、、わっ


今度は真っ白な世界


何もない

音さえも


不思議な世界に迷い込んだみたい


ただ白い世界


自分の姿は確認できないが
手足と身体の一部は見える
一応存在はしているらしい



とりあえず進んでみる
その場から動いているのかさえわからないまま


ここはどこなんだろ
何もない


あれなんだろう?

ぼんやりと人が集まっているのが見える
変な胸騒ぎがする


きっとあそこだ
心なしか足早になる


近くまで行くが目の前に人の壁が立ち塞がり見えない


もぅ、、なんなの 


手探りで何かないか探すと
見えないが階段のようなものがあり登ってみた

下を覗く

あ、、、あれ?なんで?

目線の先にはよく知る人が横たわっていた

胸が締め付けられる
涙が溢れる


世界は優しいなんて嘘だ


優しいならこんな、、
こんな酷いこと


どれだけ泣いたかわからない
いつの間にか眠っていたらしい


相変わらず真っ白な空間


その中に何かが立っているのが見えた
初めて自分以外の存在を確認する

それがゆっくり近づいてくる


お待ちしておりました
こちらへ
全身黒の背の高いそれが喋り勝手進む



もぅ、なんなのよ、、、


ぼーっとしててもつまらないから
それについていく


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