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ゲームの楽しさ

ゲームって何が楽しいの?

こんな風に言われた事が何度もある。
小さい頃の自分はこの言葉を言われて
固まっていた。

その時の自分は何が楽しくてゲームを
プレイしていたのかわからなかったからだ。

小さい頃は今のように時間に追われる事もなく
暇な毎日を過ごしていた。
だから暇を潰せるゲームは目から鱗のような
物だった。

でも、暇を潰せるからといって自分が楽しい
と思ってないもので長時間遊ぶなんて到底
不可能だ。

ゲームをプレイしていてなんだかわからない
けれどやめられない。そういう風に感じていた
気がする。

今になって思えばそれは、ワクワク・ドキドキ・期待、みたいな感情が合わさってできた感覚だったんだろうなと思う。

カセットを入れて、電源をつけて、タイトルが出てくる。そしてそこから、初めてプレイするゲームならさいしょから、続きでプレイするゲームならつづきから。
ゲームはこういう風に始まる。

初めてプレイするゲームのワクワクを身近な所で例えるなら、映画が上映される瞬間だとか、知らない土地に足を踏み入れる感覚と同じだと思う。

自分の知らない世界を覗く感じで

これから何が始まるんだろう。
どんな話でどんな奴が主人公なんだろう。

そんなワクワクがゲームの序盤。

そんなワクワクを通り抜けた後につづきから
ゲームを遊んでいると次はドキドキが待っている。

このドキドキは漫画やドラマを見ている時
登場人物に危機が訪れた時や受験生中の感覚に似ている。

物語の展開を予測して

こうなるのかな?
もしかしたらああなるのかな?

そんなドキドキがゲームの中盤。


そして、物語は終わりへと向かう。

長いような短いような不思議なドキドキとワクワクの道を抜けた先には期待が待っている。

この期待は、来年のゴールデンウィーク大連休にならないかなとか恋の告白の返事くれるかな
みたいな感覚だと思う。

物語はこういう展開で終わってほしい!
次の新作はいつ出るんだろう、出たら
こんな感じになってほしいな!

そんな期待が最後に出迎えてくれる。



ゲームって何が楽しいの?

そんな疑問に、今ならきっと
答えられる気がする。

#ゲーム #エッセイ #精華人文note

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