見出し画像

ストーリー調でお店を紹介する企画記事「あの娘とナゴヤ。」の舞台裏

こんにちは!インターン生のいしはるです。

IDENTITY名古屋は、名古屋を中心としたグルメやイベント情報を発信するシティガイドです。

記事を執筆する際は取材に行く場合も多く、インターン生がメディア関係者向けのレセプションに参加することもあるんですよ。
メディア関係者限定の“レセプション”って?女子大生ライターが感動したメディアの裏側をレポート!

IDENTIT名古屋の通常の記事では、お店へのアクセス方法やメニュー、おすすめポイントなどを中心に紹介しています。
そんな中、「いつもの記事とは違った視点から名古屋の街を切り取った記事も作りたい」という話から広がり、2019年9月からストーリー調でお店を紹介する企画が始まりました。その名も「あの娘とナゴヤ。」

あの娘とナゴヤ。

今回は、上前津にあるカフェ&ギャラリー「THE SHOP十二ヵ月」さんの記事を例に、「あの娘とナゴヤ。」の舞台裏をご紹介します!


【取材前】

お店の選定・リサーチ

お店選びの方法は基本的に通常の記事と同じですが、「あの娘とナゴヤ。」に合いそうな、優しい落ち着いた雰囲気のお店を探します。明確なお店選びの基準は設けず、ライター自身の好奇心や探求心に沿って選定しており、SNSや雑誌、口コミなどを参考にピックアップする場合が多いです。

画像2

今回は名古屋のカフェを紹介した本の中からお店を選びました。

お店を決めたら取材依頼をし、取材日程を調整します。
事前にお店の営業時間や定休日、アクセス方法、メニューなどを調べ、ストーリーをイメージしておくとスムーズに取材できます!


【取材当日】

まずは外観・内装撮影
お店に着いたら、最初に外観、内装の撮影をします。営業時間中に伺うことも多いので、時間が経つとお客さんが入って撮影が難しくなってしまう可能性があるためです。

「あの娘とナゴヤ。」はストーリー調なので、訪れた人の目線を意識して撮影するようにしています。例えば「THE SHOP十二ヵ月」さんの記事では、最寄り駅から歩いた方向から外観を撮影しているんですよ。

画像3

上前津駅から歩いてお店にたどり着くとまず目に入る看板。


記事内容をお店の方と相談
取材前に記事内容のイメージを作っておきますが、当日改めて紹介の仕方をお店の方と相談します。

画像4

「THE SHOP十二ヵ月」さんの場合、Instagramにコーヒーゼリーの写真がたくさん投稿されていたのですが、お店のアカウントではあまり投稿されていませんでした。

「お客さんにはコーヒーゼリーが人気だけど、もしかしてお店としては他のメニューを紹介したいのでは」

そう思ってお店の方に聞いてみると、「コーヒーゼリーを特別におすすめしている訳ではないけれど、それをきっかけに来てくれるのは嬉しい」とのこと。
そこで、コーヒーゼリーを取り上げつつも、お店のこだわりや背景について詳しく紹介することにしました。

画像5

カフェメニューのみにフォーカスするのではなく、「ギャラリー&カフェ」であることを強調しました。


メニュー(商品)撮影
取材先が飲食店の場合、溶けやすいメニューなど撮影時間が限られているものはスピードも大切です。準備して頂いている間に撮るアングルを決め、素早く撮影!

画像6

撮影風景。必要なカットを事前に考えておくとスムーズに撮影できます。


また、「あの娘とナゴヤ。」では外観・内装撮影と同じように目線を意識したカットを入れ、実際にお店を訪れた時に見える景色を再現しています。

画像7

形が美しいコーヒーゼリー!椅子に座った目線の高さから撮影しました。


記事本文中に使うカットと同時に、アイキャッチ用のカットを複数枚撮影します。
アイキャッチとは、記事の表紙になる画像のこと。サイト内の記事一覧や、SNSでシェアした時に表示されるものです。

「あの娘とナゴヤ。」のアイキャッチには文字が入るので、文字のためのスペースを空ける必要があります。また、ストーリー調の記事なので、可能な限り画像に人物が入るようにしています。「THE SHOP十二ヵ月」さんのアイキャッチ画像はメニューをメインにしつつ、モデルさんに手を沿えてもらいました。

アイキャッチ-十二ヶ月

完成した記事のアイキャッチ画像がこちら。手を添えることでストーリーを想像させます。


【取材後】

執筆の際は、入店から退店までの流れや、実際に訪れて五感で感じたこと、お店の方との会話を交えることを意識します。
執筆後は編集担当の方やお店の方に内容を確認して頂き、記事が公開となります。

このようにして完成した記事がこちら!
上前津のギャラリー&カフェ「THE SHOP 十二ヵ月」で始める”丁寧な暮らし”


日常を切り取るような書き方なので、実際に訪れたかのような感覚になる記事となったのではないでしょうか。読者の方が記事を見てお店に足を運ぶ際、追体験ができるようになっています。


今回はIDENTITY名古屋の企画記事の一つ「あの娘とナゴヤ。」の記事ができるまでの過程を、インターン生の目線からご紹介しました。このnoteでは、これからもインターン生が得た知識やノウハウをご紹介していきます。次回の更新をお楽しみに!


【お知らせ】株式会社IDENTITYは、メディアの運営に携わりたいインターン生を募集しています。少しでも興味のあるかたは、こちらからお問い合わせください。ご応募お待ちしています!