歯医者に行く度に
「フロスをすると良い」
「今後の歯のためには、フロスを習慣にすると絶対にいい」
「フロスしてる？フロスはとっｔ(略)」
だよね、フロスがいいよね、フロスがいいんだろうね、と苦笑いで後退りしていた。ああいう作業は好みじゃない。なにせフロスや糸ようじの類を歯の間に通す時の、力を加えて狭い間を勢いよく越え、歯茎にぶつかるのが不快だし、一本一本歯の間をちまちまと痛い思いをしていくのが何とも退屈に感じる。一時期なんとか習慣づけようと色々試したものの、続かなかった。

ここ1年、コロナウイルスの猛威で受けた行動制限のなか、すっかり半年に一度通っていた歯科検診をサボってしまった。正直に言うと、その前からサボっていたので、2年か3年くらい歯医者に行っていないのだ。
舌で歯を撫でると、歯医者に通っていた時のように滑らかでないことに今年に入って気づいてしまった。汚い話ですみません。
なかなか歯医者のアポイントを取るのを忘れてしまう中、だんだんと不安が募り、重い腰をあげて、せめてフロスを再開しよう、と思ったのだ。スーパーでフロスを買い、就寝前の歯磨きの時にやる、と決め、夫を巻き込んだ。きれい好きで真面目な夫には、歯と歯の間の歯垢スッキリ！がトリガーとなったのか、すんなりと一緒に始めてくれた。ありがたい。

結果、とっても良いのだ。
いくつか試行錯誤して気に入った方法に行き着いたので、その道のりを記したい。

まずはフロス選び。スーパーで手に取ったのはこちら。

評価：中の下
その他の改善前に使ったので、今となっては使い心地がどうか言いづらいが、ミントの風味のある、幅広でないオーソドックスなタイプ。ちょっとほつれる。

評価：バツ
一つ目がほつれるのが気になって、使い終わったところでこちらに変えてみたが、二人とも好みでなかった。指に巻いた部分がツルツルと逃げ、通常の1.5倍くらい糸を取らないと指に固定してフロッシングを終えることができない。不便で途中で捨ててしまった。

評価：ニジュウマル
3つ目に買ったこれが良かった！幅広で軽い摩擦感があるので、歯の側面をしっかり捉えてくれて、歯の根本までしっかりコントロールできる。結果、歯茎にフロスがガッツリ当たって痛い、を防げるのだ。
リピート二つ目も満足な使い心地。

フロスの仕方はYouTubeが参考になった。
https://www.youtube.com/embed/bEzNrMc8XEQ

とにかくフロスを左右に張り、そのテンションを緩めることなくギコギコと動かしながら、片方の歯の壁に沿わせて進めると歯茎に刺さりにくく、その面をキュキュ、反対の壁をキュキュ、でスムーズに進められるので最高。
歯磨きの後のフロスと思っていたら、先にフロスするのが良いと知り試すと、これがまた歯垢がごっそり取れて楽しいし、何よりフロスのメントールをしっかり感じられて気持ちがいい。

結果、
試行錯誤、やいのやいの言いながら良いやり方を見つけるのが楽しくて、清潔感を得られる嬉しさもあり、習慣化できた。
何より、フロスを習慣化したら歯石化寸前の歯垢に継続的にアプローチできたのが良かったか、歯がツルツルになったのが嬉しい。
iHerbやアマゾンで、デザインが可愛いもの、フレーバー違いなど、色々なフロスがあって試したいが、気に入ったものを使い続けたい夫と方向性が違う。どうやって説き伏せるか、趣味として時々違うものを買ってみるか、迷うのもまた楽し。