こんにちは。
idumi.artのいづみです。
周波数を整え、感性を高める動植物画デザインを作っています!
今回は“シャーマン”に関する、不思議なシンクロのお話です。
私はふとしたきっかけから、10数年ぶりに小川洋子さんの作品を読み始めています。📕
名作「博士の愛した数式(2004年 第一回本屋大賞受賞)から始まり、かつて読んだことのある作品も、歳をとったからこそ小川さんの世界観により共鳴できるようになっていることを実感しながら丁寧に読み進めています。
こちらの記事では、小川さんとユング心理学・河合隼雄先生の対談本について触れました。
小川洋子さんの描き出す不思議な世界観の元になっているのが、小川さんの死生観とスピリチュアリティー。
こちらのインタビューでも語られています。
インタビューより抜粋
「今にも暗闇の中に堕ちそうな寸前の人、あるいはすでに死んでしまっていて何も言い残すことのないまま世を去った無数の死者たちの声を書き記しておきたいという、秘書係的な作家という立場じゃないかというふうに思うようになりました」
こちらのラジオでもお話をされています。
コロコロしたお声がとても可愛らしいですね☺️
小川洋子さんを再読し始めた頃、ちょうど9月9日“重陽の節句”を迎えました。
中国では奇数を“陽数”といい、なかでも最大陽数である9が重なるこの日は大変縁起が良いとされています。
別名“菊の節句”とも呼ばれ、「仙境に咲く霊薬」「邪気を払う」といわれる菊の花を飾り、菊酒を飲み不老長寿を願う行事です。
菊の花といえば…
日本書紀にのみ登場する不思議な女神様がいます。
それが「菊理媛(くくりひめ)」です。
菊理姫は、黄泉の国の境界(生死)で、伊弉冉尊(イザナミ)伊弉諾尊(イザナギ)、死者と生者をくくりしもの。
そして、小川洋子さんも
“すでに死んでしまっていて何も言い残すことのないまま世を去った無数の死者たちの声を書き記す、秘書係的な作家”として、同じお役目を果たしておられます。
読書の秋🍂📕
小川洋子さんの、生死の境界線を超えた祈りともいえる言葉たちを読むことで、見えない世界の新しい扉が開くかもしれません。
↓㊙️面白いですよ…
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