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ふしぎなサイクルで咲くお花🔥彼岸花(曼珠沙華)


こんにちは。
idumi.artのいづみです。
周波数を整え、感性を高める動植物画デザインを作っています!



秋の訪れを知らせてくれるお花といえば“彼岸花
大好きなお花のひとつです!

夏の終わりに近づくと、燃え立つように咲き始め、その炎に蜜を求めて黒アゲハがヒラヒラ舞う様子はまるで異空間…

Instagram等でも彼岸花とクロアゲハのコンビネーションが増えてくるとドキドキします



そんな彼岸花には、国内での方言や海外の呼び名を含めると物凄い数の異名があることをご存知ですか?
検索すると熊本国府高等学校のサイトが出てきました。

その数なんと1000以上!!

リコリス、毒花、痺れ花、地獄花、幽霊花、死人花、火事花、灯籠花、天蓋花、狐花、狐の松明、雷花、龍爪花、蛇花、剃刀花などなど。
別国ではRed spider lily  Hurricane lily
Red magic lily …などなど。

龍爪花ってかっこいいですね!🐉

…ゾッとする名前も見受けられますが、墓地に植えられていたり「彼岸」というワードから「」を連想させるだけでなく、花全体(球根にも)に有毒アルカロイドを持ち、誤食すると深刻な症状があらわれることから、警告の意味も込めてそのような呼び名がついたのだとか。

数あるなかでも「吉兆の兆し・縁起の良い花」という意味を持つのが、彼岸花の異名として一番馴染みのあるこの名前!

     曼珠沙華
(まんじゅしゃげ)


古代インドのサンスクリット語で
「manjusaka天上に咲く花・おめでたいことを知らせるために天から降ってくる紅い花」
と言われています。

仏教においては、釈迦が経典『法華経』を説いたのを祝って天から降ってきた花のひとつとされています!


9月中旬頃からはあちこちで見かける身近なお花ではありますが、勝手に持ち帰ることはNG。
…でも飾りたいなぁぁと常々思っていたところ、ある時、台風の後に無惨にもちぎれてしまっていた蕾をこっそりと。。
このお花はたった一輪あるだけでその場に独特な波動が生まれ、不思議な感覚がしました。

描くことで波動を写しとってみました。



こちらは、熱帯魚とのデザインです❤️



ふと。このお花、どこか奇妙に感じませんか?
…花と茎だけで葉っぱがない。
調べてみると、彼岸花特有のサイクルがあり、花と葉を同時に見る事ができないとのことでした。

異名に「葉見ず花見ず」がある所以です。  


この事実を知ってからというもの、彼岸花が群生する場所を覚えておき、冬に観察しに訪れてみると「これが彼岸花!?」と驚くほどに葉がもっさりと茂っていましたよ!

11月ごろの彼岸花の葉っぱ🌱
お散歩道で彼岸花を楽しまれている方は
ぜひ冬になる頃に葉の状態を観察されてみると
この花の逆回転を感じられると思います。




彼岸花は真っ赤なイメージが強いですが、なんと白いものもあります♡

綺麗な五角形


数年前の9月、曼珠沙華を探しに近くの森林公園に行ってみました。
時期尚早だったのか花は全く見当たらず、まだ茎が伸びている段階のようでした。
諦めて戻ろうと、もと来た道ではない細道を下っていると、夕暮れ時で森の暗さが深まった空間にたった一輪、真っ白なお花が浮き上がるように目の前に現れて、思わずえっ!?と声を上げて息を飲みました。

他のものはまだ蕾も硬く準備段階にあるというのに、この一輪しかも真っ白な個体が咲き誇っている姿に深く感動しちゃいました。

白い曼珠沙華、ぜひ見つけてみてくださいね🤍


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