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空き家が負動産になる前に  活用編

  前回までは、処分編を書いてみましたが今回は活用編です。この記事を見て興味がでたら、処分編も読んでいただければ幸いです。


空き家の活用を図る意義とは

 総務省が5年に一度行っている住宅・土地統計調査によると、2018年度の段階で全国的な空き家は848万9千戸あり、全国の住宅の13.6%もあるみたいです。7~8件に一軒は空き家という事ですね。5年まえの統計ですので更に増えてると思いますし、地域によっては空き家率は高くなっていると思います。

 いえかつ糸魚川のある新潟県糸魚川市でいうと、
新潟県の空家率は14.7%。糸魚川市では17.0%と高く全国平均を上回っています。高齢化、核家族化、新築信仰、都市圏への転出などで家がどんどん余っていく状況ですかね。

 空き家を探している人がいても、放置されている空き家は活用もできないので、「何とかしましょう!」って事でいえかつ糸魚川は活動しています。


空き家の活用にあたって

 処分編の方には、空き家を持つことのメリットとデメリット、空き家の処分に書きましたが、ここでは活用方法に書いていきます。

 全国の自治体、企業が空き家問題に関して、色々と活用方法を見出しています。ですが、全ての空き家が活用できるかっていうのは別の話です。
 どうしても、土地の立地や条件、観光資源等の前提も必要になってきます。


空き家を貸し出す

 空き家の活用に関して、一番先に思いつくのは家を貸すことだと思います。家を貸し住んでもらうことで家の劣化も遅くなりますし、家の管理を頻繁に行わなくて済みます。そのうえ家賃収入も空き家の維持費に回せます。
 空き家になってはいるけど、思い入れもあるし手放したくない方には良い方法ではないでしょうか。


空き家を自分で活用する

・自分で住んでしまう
 使い勝手の悪い間取りや寒さなどの問題はリフォームで解決する事ができます。気密性や断熱性を高め暮らしやすくした家は長持ちし、資産価値もあがるので将来的に売却する時も有利です。

住宅以外の使い方を考える
 空き家を店舗など住宅以外の用途で活用する方法もあります。建物の規模や使い方によっては、各種法律に触れる事もあるので不動産に詳しい人に相談したほうがいいかもしれません。
・民泊、シェアハウス等の宿泊施設
・サテライトオフィス、コワーキングスペース等の施設
・カフェ、飲食店等の店舗運営など

更地にしてしまい駐車場にしてしまう
 解体費用と整備費用はかかりますが、土地を所有したまま一定の賃料をえられます。自分で管理するのも良いし、コインパーキング等の企業に土地を貸して任せてしまうのも手です。


空き家の活用に関して思う事

 空き家を自分で活用するにあたっては、パワーが必要だと思います。
 賃貸や駐車場は、立地や条件については一考できると思いますが、その後も管理責任が発生し家賃収入がある時点で確定申告もしなくてはいけません。

 他の活用方法も事業をおこすようなものですから、自分が良い立地に空き家を持っているからと言っても、なかなか踏め出せないと思います。

 空き家バンクを利用し、空き家や賃貸物件を探している方は貴方が思っているよりもずっと多いです。空き家バンクを利用して空き家を探している方は、活用するために探しているのですから、使用する予定のない方は売却の方向で進むのが活用方法としては良いと感じます。

 空き家をお持ちの方で「こんな家どうせ売れないだろう」って思う方もいますが、そんな空き家にも活用しようとする方がいるかもしれません。

 空き家の活用にあたっては、空き家自体の掘り起こしが大事だと思っています。「こんな物件があったら活用したいのに」、「この周辺で良い空き家があれば住みたいなぁ」なんて思ってる方がいても、放置され埋もれている家では探せませんし、機会を逃してしまっています。ですから空き家で困っているのであれば、まずは自治体に相談してみてください。
 自治体によって運営方針は違うかもしれませんが、しっかりと相談に乗ってくれると思います。空き家バンクに登録するだけでも、停滞していたものが動き出すので空き家の活用、地域の活性化に繋がっていくと思います。

 そして、糸魚川市内で空き家で困っていたなら、
「いえかつ糸魚川」までご相談ください。

 たまたま記事を読んでくださった方、興味があって読んでくれた方、ありがとうございます。そして今後の行動の一助になれば幸いです!