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虫を怖がり過ぎている人が、怖い

 都会には、虫が苦手な人が多いと思う。アリやハエだけでも、めちゃくちゃ騒いでる人が多い気がする。個人的に、アリは忌避すべき虫だとカウントしたことがなかったので、それすら嫌がっている人をみると、びっくりする。
 もちろん、自分が虫が得意ということではなく、むしろ、好きではない。
 でも、アリやハエでも騒いでいる人をみると、少しひっかかる。それは、彼らがあまりにも人間中心主義的な考え方に侵されているようにみえるからだ。
 そもそも、この地球は人間だけのものではなく、多様な生態系が存在している。地球は決して人のためだけのものではない。そう思うと、虫が存在していることはあまりにも当然なことである。
 日々、人間しか相手をせず、人間のことばかり考えて生きているからこそ、急に虫という生命体が日常に登場し、今までの人間のみの生活の秩序を一時的にでも、壊してしまう。
 だからこそ、避けてしまうような反応が突発的に出てしまうのではないか。
 地球は人間だけのものではなく、むしろ、人間は地球上に存在する生命体の1種類でしかない。この感覚を無意識のうちに忘れてしまった時、突発的な他の生物の登場に怖れ慄いてしまうのだろう。
 そう思うと、虫如きで騒いでいる人たちが多いうちは(自分も含めて)、多様性とか無理だろと思ってしまう。
 ただ、こんなに色々言っておいて、アリやハエ、カナブンなどの基本的には無害な虫はいいが、はゴキブリ、蚊、アブ、ハチなどは本当にやめてほしい。蝶々などは、勝手にしてほしい。基本そんなに得意じゃないので近寄らないでほしい。虫除けスプレーを開発してくれた人、本当にありがとう。

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