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はじめてのおつかい

はじめておつかいをみて思ったけど、レベルの差はあれど、ライフステージが変わるごとに、みんなずっと「おつかい」みたいな挑戦をし続けながら生きているのだと思った。 たぶん、年上の人たちから見ると、俺たちは「はじめてのおつかい」をしているように見えるだろう。 初めてのことはどんな人も皆、「おつかい」のように本人にとっては何事もハードな仕事だ。 人生は「おつかい」の延長線上だ。

    • 今しかできないこと??

       都心の駅近くを歩いていると、明らかにパパ活だろうなという若い女性と、おじさんという君合わせを頻繁に見る。  倫理的にどうかとか、性の消費だとか、そのような問題を置いておいて、ある意味で若さを売っているとも捉えることができると思う。  その点においては、文字通り「今しかできないこと」なのかもしれない。  自分自身の若さも、お金になるのだろうか。  上記の様な顕著な例でなくても、ある意味で日々の労働などは体力を消費していたり、勢いで乗り切っていたりと、間接的に若さを売っていると

      • 2度と会わない人たちにも布団がある

         満員電車に乗っている人たちをホームからみた時、ふと思った。彼らは今まで一回もあったことがなく、これからも2度と会わないような人なんだろうけど、そんな人がこの電車という空間に偶然集まって、ぎゅうぎゅうになって移動している。その空間がとても興味深い。  このような類のことを昔からよく考える。バスや、新幹線、偶然入ったカフェのお客さん、クラブのダンスフロアーにいる人たち、道ですれ違う人…。それらの人はどんな人かも知らないし、どんな人生を送ってきたのかも想像もつかない。そして、2度

        • 秋の空はもはや女心だけではない

           家族関係、夫婦関係、恋人関係について、現代を生きる我々は、純粋なお互いを思いやる心でしか人間関係は構築することができなくなった。夫婦とはこうあるべき、家族とはこうあるべき、男はこうあるべき、女はこうあるべきといった外的な枠組みが無くなりつつある。そうすると、恋人関係において、家族関係において、それぞれの人の担う役割は無くなり、演じるモデルがなくなっいく。そうして、我々はもっと人間関係において、恋人関係において、家族関係において、形式や伝統的にしばられず自由になった。女は女ら

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          GROMというバイク

          道端で、ふと目を引くバイクが止まっていた。ママチャリよりも小さいサイズだが、戦隊モノみたいな外装のデザインで、刺さる人にはかなり刺さりそうだ。本体の全体的な小ささと、メカっぽい外装とが合わさって、まるでおもちゃ屋さんに陳列されているバイクのラジコンやプラモデルが少し大きくなったように感じる。 サイトでは、こんな感じで紹介されていた。黒い外装のものもあるみたいだ。実際に見たのは、赤と白の個体であったので、余計に目を引いたのかも知れない。レゴっぽい感じも少しあった。 ただ、可

          GROMというバイク

          彼らはどこから来てどこへ帰るのか

           クラブに来てきいる人たちは、どこから来てどこへ帰るのだろうか。  日曜の夜のパーティーだと、ライブのよくある間のトークでありがちなのは 「明日は月曜日だけど、そんなこと忘れて楽しみましょう」 みたいなトーク。  確かに、その通りかもしれない。でも、いつも思うのが、本当にここにいる人たちは平日何かをしているのだろうか。働いているのか。俺が知らないところで。もしかしたら、本当は自分が知らないだけで、彼らには日々の生活などないのかもしれない。まさに、トゥルーマン・ショーみたいな感

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          虫を怖がり過ぎている人が、怖い

           都会には、虫が苦手な人が多いと思う。アリやハエだけでも、めちゃくちゃ騒いでる人が多い気がする。個人的に、アリは忌避すべき虫だとカウントしたことがなかったので、それすら嫌がっている人をみると、びっくりする。  もちろん、自分が虫が得意ということではなく、むしろ、好きではない。  でも、アリやハエでも騒いでいる人をみると、少しひっかかる。それは、彼らがあまりにも人間中心主義的な考え方に侵されているようにみえるからだ。  そもそも、この地球は人間だけのものではなく、多様な生態系が

          虫を怖がり過ぎている人が、怖い

          万人の人生を肯定する電車

          電車のきゅうきゅういう音  全ての電車で鳴っている訳ではなく、東京では小田急線など一部の電車がその傾向にある。  電車の構造に明るくないため、電車のどこの部分が鳴っているのかはよくわからない。しかし、イヤホンで音楽を流していても、少し聞こえるくらいにかなり大きな音量でなっている。普段はあまり気にしないが、何かのタイミングで気にし出すとずっと気になってしまう。  電車からのメカニカルな音自体はいつでも一緒だが、聞こえ方が日によって違うように思う。ある時は、鼻を鳴らす犬みたいな音

          万人の人生を肯定する電車

          優しい先輩とウォータースライダーのコロンブス

           この夏、恥ずかしいことに人生で初めてウォータースライダーなるものにのってみた。最近、この手の乗り物で亡くなった方がいらっしゃったみたいで、プールの運営をされている方々はかなり神経質に順番や人それぞれの感覚を丁寧に開けていた。こういった類のプールの監視委員の人たちはかなり怖いイメージというか、無愛想なイメージだったが、監視員の人はまるで、陸上部の投擲系の種目をやっている体のも大きくて成績も良く強い女の先輩って感じの人だった。つまり、とても愛想が良くて優しい対応だった。こんがり

          優しい先輩とウォータースライダーのコロンブス

          月の効用

          今日はスーパームーンらしい。でも、そんなにスーパーを感じないというか、まあ、月だけど…という感じではある。確かに大きいし、満月だけど…。期待したドデカバリヒカリ月感が足りないきがする。 今年の中で最も月が地球に近い🌕らしい。満月の中で。なるほどねえ。 空の風が強くて、雲がどんどん月の顔を隠してしまう。人混みでごった返している駅の改札で友達を見送っている時みたいに、雲がまるで人混みのようになって、月がどんどん見えなくなって、また見えてをくりかえしている。 月にはなんらかの力

          月の効用