海からのお宝🛩 目を背けてはいけないこと
ここは一世代、二世代前には戦場だった。
今回、夫が行きたいといったところ「紫電改展示館」
??? それ何?
が私の第一声。
私の歴史の意識は薄っぺらで、学校で習ったことしかわからない。
近代史は3学期に駆け足で習うし、テストに出ないので覚えはうすい。
紫電改が旧日本軍の戦闘機だったことも知らなかった。
そこは昔の男の子。
夫は私よりもよっぽど戦争物に詳しい。
愛媛県宇和島近くに、引き上げられた戦闘機「紫電改」が展示されているところがあるという。
中に入ると戦闘機がありました。
海の中に長年あって、フジツボだらけになっていたものがきれいに修復されて展示されていました。
松山に航空機の基地があったのですね。
引き上げられたままの展示物もあります。
ボロボロになっています。
弾丸もあります。
こんな大きいものを撃っていたのですね。
折り紙が1枚10円で販売されていて、訪れた人が折った折り鶴が添えられています。
折ながらすすり泣いている方もいました。
戦後生まれ、東京オリンピックも知らない私は戦争のことに疎い。
こういう看板から、この地が戦場だったことを思い知ります。
よくもまあ、海から上がってきてくれたものです。
明治があって、大正があって昭和があって、平成令和がある。
携帯もSNSも知らず、自由な発信もシャワートイレが当たり前の豊かな時代も知らず、
私の子どもよりも若い子が戦争をしていた。
戦闘で海に沈んだ。
おじいちゃんの時代には戦争があった。
時代は続いている当たり前のこと。
だけど、こうやって遺物があると、知識としてしかないものに感情が宿る。
行動は知識からではなく感情から起こる。
戦争は、
怖いね。
悲しいね。
引き上げられた当時のプロペラ。
ものを引き継いでいくことは大切だと思った展示館でした。
※ 3年後に建て替えが予定されているそうです。
引き上げられたままの展示が見たい方は今のうちに。
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