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ストーリーテリングってご存じですか?

「ストーリーテリング」「おはなし会」ってご存じですか?
昔話や創作のお話を覚えて、語ること、聞くことです。

図書館や公民館、学校や幼稚園など、とても小さな単位で行われていて、
演出もなく、あるのは語り手と聞き手だけ。
一人一人の顔を見ながら語る、聞く。
静かに、静かに、心の中深く染みこんで伝わっていくもの。

SNSのように一気に広く拡散しようとするものとは馴染まない。

だからでしょうか、「ストーリーテリング」と検索すると、Wikipediaやnoteでも別の意味のものが出てきます。

お話し会とは、語り手が、相手に伝えたい思いやコンセプトなどを、それを想起させるような印象的な体験談あるいはエピソードなどの「物語」を引用し、例示することで聞き手に聞かせ、印象付ける手法のこと。

Wikipedia

これ、私が知っているストーリーテリングと違います!

私が行っているのは、物語を覚えて、語ること。

読んで聞かせるのではなく、
物語を自分で読むように促すのではなく、
覚えて語るのはなぜ?

「覚える」というとてつもなく面倒で、大変な努力をするのはなぜ?

語りの言葉は、その人の中を通り抜けてきた言葉。
目の前の人に届けたいと、紡ぐ言葉。
あの人の「花咲じい」を聞きたい。
あのときの「願いの指輪」が心にささった。
それは、不思議な体験。

私が小学校で語った「エパミナンダス」を10年経って一緒に読み聞かせをするようになった大学生が私の口調そもままに「あたまがないねぇ」と繰り返す。
「アナンシと五」を語ると犬の散歩をしているときに「五のおばさん」と指さされる。
おはなしの言葉は、残る言葉。

この活動をずっと続けている素晴らしい方々がたくさんおられる中、
教わったこと、聞いたことを私ごときが記事にしてよいのだろうか、
とても、とても、迷ってしまう。
年数だけは20年以上経ちましたが、語れるお話はまだ数少ない。
努力が嫌いで、先生から逃げ回っていた私が語るのはおこがましいが、
あまりにSNSで認知されてなくて、他の意にとらえられると寂しい。
私の人生を救ってくれたともいうこの素晴らしい世界を、
時々は、語ってもいいでしょうか。

※ 語りだすと何時間でも次から次へとでてきてしまうので、少しずつ。

ストーリーテリングを日本に広めた第一人者で、2022年に亡くなられた東京子ども図書館の松岡享子さんの本をご紹介します。


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