「フリーランス秘書」って、そもそもなに?
こんにちは、いがらしです。
「フリーランス秘書」、これはわたしの造語です。といっても単語を2つ並べただけですが。
わたしは秘書として10年以上働き、途中で秘書検定の1級も取得しました。なので、働き方を聞かれたら「フリーランスの秘書として働いています」と答えています。でも実際の内容は、「事務」に近かったり「オンライン」と呼べるものだったり。ここでそれぞれについて、このサイトでの定義を整理していきます。
「事務」「アシスタント」「オンライン」それぞれのちがい
① 「事務」と「アシスタント」のちがい
経理事務、営業アシスタント、一般事務、ざっくり事務etc…… 「事務」だったり「アシスタント」だったり、さらには「事務アシスタント」だったり。
呼び方は様々ですが、これらに違いはないというのがわたしの認識です。
強いて言えば、大きい会社や歴史のある会社は「事務」、ITやコンサルタントなど新しい会社は「アシスタント」と呼ぶ傾向があるようです。
② 「オンライン事務(アシスタント)」とは?
2020年ころから見かけるようになった「オンライン事務」。先述の「事務」や「アシスタント」の仕事を、Web上で請け負う働き方です。
特徴としては、以下の2つ。
●受注~納品、支払いまで、オンラインで完結させる
→基本的に依頼主と直接会わない
●仕事はSNSやクラウドソーシング(ランサーズ、クラウドワークスなど)経由で、仕事を見つける
実際に「オンライン事務(アシスタント)」として働いているのは、本業が別にある方や、子どもがいる方などに多いようです。つまり家に居たい方ですね。他には旅行しながら、仕事をしている方もいるようです。
わたしは「フリーランス秘書」なので、オンラインの場合もあればオフライン(=対面)の場合もあります。③にもありますが、秘書は依頼主との距離が近いです。そのため、信頼関係を築いたり仕事をスムーズに進めるために、オンオンオンたまにオフ(=対面)くらいかちょうど良いと思っています。
③ 「事務」と「秘書」のちがい
「事務」と「秘書」。仕事内容が重複する部分も多くまた、資格が必要な仕事でもないので、これも呼び方の違いと思っている人も多いと思います。
「事務」と「秘書」の大きなちがいは、1.誰の指示にに従うか、2.仕事の範囲はどこまでか、です。
これはわたしの考えてはなく、秘書検定でそのように定義されています。そしてこの違いが腹落ちしていると、判断に迷うことが減るのでとても働きやすくなります。秘書検定の正解率も、上がります笑
具体的には、例えばあなたが部長秘書の場合。
--ケース1------------------------------
来週の会食場所を手配することになりました。社長は「A店」、部長は「B店」と同時に指示があった場合、どちらのお店を手配しますか?
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秘書なら迷わずB店を手配します。
事務なら迷いながらA店?アレB店…??となるのではないでしょうか?
秘書が迷わずB店を手配するのは、それが秘書の仕事だからです。
秘書は「社長はA店と言っているけれど部長がB店と言っているのは、部長は何か考えがあってのことだろう」と考えてB店を手配します。そして部長は、秘書がB店と動くと考えています。
--ケース2------------------------------
病院から戻った部長に、「薬を受け取ってきて欲しい」と処方箋を渡されました。どのように対応しますか?
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秘書ならそのまま、処方箋を受け取って薬局に行って、薬を受け取ってきます。お薬手帳に貼るシールも貰ってくるもしくは、薬を管理するアプリに登録まですることもあるのでは?
一方で事務なら「し、私用? それは業務外なのでは?」と思いつつ、状況によって受け取りに行くのではないでしょうか?
秘書がそのまま処方箋を受け取って薬局に行き、薬を受け取ってくるのは、それも秘書の仕事だからです。なんなら上司の持病やかかりつけ医を把握しておくことも、秘書の仕事に含まれます。そう秘書検定にも、書いてあるのです。
つまり、フリーランス秘書とは
「フリーランス秘書」は、事務(アシスタント)と似たような仕事内容を、オンオフ関係なく、秘書のスタンスで行うことです。事務より依頼者との距離が近いところが、この仕事の面白いところと思っています。
「フリーランスの秘書」について、なるほどね、と思っていただけることが一つでもあれば嬉しいです。
実際のフリーランス秘書の仕事内容は、コチラからどうぞ⬇️
依頼主の見つけ方は、コチラからどうぞ⬇️
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