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秋の夜長におすすめの本10選【前半】

こんばんは。ようやく涼しくなってきましたね。マサトです。
9月は仕事もプライベートもめちゃくちゃ忙しく、海外&国内出張&旅行で、大好きな本もランニングも集中してできない日々が続いてたので、ようやく落ち着いた今、本を読むモチベーションを取り戻すためにも、自分のおすすめ10選を語ろうと思います。

忙しいと心を失っていきがちなので、本を読む時間が自分の心と向き合える余裕があるバロメーターだと思ってます。
皆さんもゆったり落ち着くための、本選びの参考になれば嬉しいです。

★5個が最高評価
海賊と呼ばれた男/百田尚樹 ★★★★★


大学生の時に出会ってから、既に7回以上読んだんじゃないかも思う個人的なGOAT(greatest of all time)で、心あつくなる一気読み系の本。
時代は戦後復興を目指す1950年だ以降の日本。出光興産をモチーフにした石油会社を立ち上げた国岡鐵造が、理不尽な困難に直面しながらも優秀な社員と共にアメリカやイギリス、イランの巨大資本に立ち向かっていく話、優れた判断力と豪胆な行動から海賊と呼ばれるようになる。
当時の日本人の気質や国際情勢がリアルに描かれていて、臨場感のある一冊。

冷たい校舎の時は止まる/辻村深月 ★★★★


こちらも没入感マックスの一気読み系の辻村深月の処女作。
クラスに閉じ込められた高校生の男女8人が無人の校舎に閉じ込められるというありがちな設定にもかかわらず、緊迫感や登場人物の心情など緻密に描きながらエンディングまで目が離せない推理小説。若干怖さもありながら、後味は絶対悪くならない辻村深月らしい小説。

オーデュボンの祈り/伊坂幸太郎 ★★★★



伊坂幸太郎の処女作にして、最高傑作。
コンビニ強盗に失敗した憎めない主人公の伊藤が喋る案山子や江戸時代から遮断された島など童話のような世界に迷い込む、殺人が起きるなどサスペンス要素もある小説で、登場人物がみな個性的で一癖あり、かれらのバックグラウンドや思考を理解してきながら、話が進んでいく。
こちらも後味悪くなく、サクッと読めるので、軽い小説を探しているときにおすすめの伊坂幸太郎ワールドを味わえる一冊。

沈まぬ太陽/山崎豊子 ★★★★



1985年に起きた日本航空の150名近くの方が亡くなった墜落事故を起点に、話が進む。実話をベースにした社会派フィクション。
放漫な経営や独占市場が生み出した気の緩みが、事故につながる。主人公は日本航空労組代表の恩地元。腐敗した上層部と戦い続けた為に、優秀ながらアフリカなど僻地に左遷され続けた男が、事故後に本社に舞い戻り辣腕を振るう話。THE 昭和サラリーマンらしい気合と根性も垣間見える心熱くなる系。

ジェノサイド/高野和明 ★★★★



ハリウッド映画のような壮大さと破綻しないストーリーの展開で、スケールの大きさとインパクトがある。イラクで戦うアメリカの傭兵やアフリカでのジェノサイド(大虐殺)人類絶滅やアメリカ大統領など、世界規模で物語が展開されるが、主人公は創薬を専攻する日本人大学生。同時に複数のストーリーが展開してくので、ハリウッド映画やSF好きにおすすめの本。

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