『ずるい考え方』木村尚義著

ずるい考え方

論理を積み上げて「正解」を目指すロジカルシンキングに対し、自由な発想・ひらめきで問題解決を目指すラテラルシンキング

このラテラルシンキングが、著者の言う「ずるい考え方」。

・基盤として
疑う力(なぜ?本当?自分と違う世界の人との対話を)
抽象化する力(対象特定→抽象化→具体化。30通りの使い道を考える)
セレンディピティ(感性のレーダー。小さなことに感動する練習)

・物事の本質を見抜く練習。未知の生命体に物事を説明する。

・てこの原理。最小の力で最大の効果を。
努力は素晴らしいもの、楽をするのは悪いことという図式に縛られていないか?

・強者と正面から戦っても勝てない。強者に対して、いかに便乗するか、WinWinの関係を作れないかを考える。

ゴールから逆発想する



ここ数年、「ロジカルな正解探し」「愚直な努力」の限界を指摘する人が増えていると感じる。

山口周さんの『ニュータイプの時代』、ひろゆきさんの『1%の努力』などなど。
読んでないけど『サードドア』も随分話題になった。


この本では、「実際に思考の幅を広げるにはどういう練習をすればいいか」まで書かれてて面白いなと。

ラテラルシンキングの例も「天才か…」というものが多くて楽しかった。

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