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世の中に絶対はないって何?

26日、DDT後楽園大会を実況ポストするためWWEは見られなかったのだが、WWE「サバイバーシリーズ」の終盤にCMパンクが現われたのには本当に驚かされた。パンクにとってWWEは砂をかけて出ていった団体、戻れた理由はWWEの体制が変わってビンス・マクマホンの影響力がなくなったからだろうが、おそらくビンスが今でもWWEを取り仕切っていたら、パンクのWWE復帰はあり得なかったと思う。

パンクが現われた時は「NEVER. SAY. NEVER(世の中には絶対はない)」の大合唱となったが、確かに世の中に絶対という言葉はない、それはプロレスにも当てはまることで、新日本プロレスも数々の離脱者を出て、彼らがUターンして参戦してきても、寛容に受け入れた。それは決して寛容という意味だけでなく、ビジネスと割り切っている部分もある。HHHも寛容ではなく、ビジネスと割り切ってパンクを再びWWEに参戦させたと思う。

パンクが現われた時、一部スタッフに知らされなかったせいもあって、セス・ロリンズが猛反発して、パンクに襲い掛かろうとしたが、確かに面白くない選手もいるのも当たり前だが、アントニオ猪木の場合はそれをリングにぶつけろと言ってきた、それも猪木イズムの一つとなり、新日本のイズムとなって今でも残っている

一方、ジャイアント馬場さんの場合は、基本的には砂をかけて出ていった人間は戻さない主義だが、それは絶対ではなく、大木金太郎や上田馬之助、アブドーラ・ザ・ブッチャーやブルーザー・ブロディを筋さえ通せば受け入れているから、必ずと言ってもそうではない。

基本的に砂をかけて出ていった選手を受け入れなくなったのは四天王プロレス時代からで、日本テレビ側が東京ドーム大会を開催する際に、天龍源一郎を参戦させてはどうかと提案しても、馬場さん個人の考えもあっただろうが、SWSへ行かず残った連中(ジャンボ鶴田や三沢光晴ら)への配慮を考えて断り。他団体への門出を開放した際にも、全日本プロレスから出ていった選手達だけは絶対に上げなかった。

WWEがパンクという劇薬を戻して、どういうことになるかわからない。だたパンクにしても、これ以上トラブルを起こせば、自身の一存で受け入れてくれたHHHの面子を潰すことになるから、簡単にはトラブルを起こさないと思う。HHHの判断が吉と出るか凶と出るかは、これからを見ないとわからないだろう。

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